※タイトル写真:昨年9月、横浜の日産パビリオンで撮影したフェアレディZプロトタイプ
ついに次期型フェアレディZの全貌が明らかにされる!
昨年、2020年9月16日の公開オンラインミーティングによって、ライブ中継されたフェアレディZ プロトのアンベールセレモニー。YouTubeを使った内田社長兼CEOや開発陣のトークショーなど、テレビや一般誌も含めて、大きなニュースになった。
あれからすでに9カ月近く経過し、今回は「プロトタイプ」ではなく「プロダクション」モデル。つまり、生産車である。型式名やスペックの詳細は明かされていないが、ニューヨークオートショーのプレスデー(2021年8月17日)には何らかのアナウンスがされるのは間違いない。
気になる発売時期だが、先行発売される北米では、2021年のクリスマス商戦頃にデリバリーされる可能性が高い。そして日本は、「年内は無理としても年度内には…」という関係者のコメントから推察すると2022年3月までには発売されると目される。
「なぜ日本ではなく、北米で先行発売されるのか?」という疑問も、過去の例を見れば当然と言える。たとえばZ32の場合、日本発売が1989年7月だったが、北米ではその数カ月前に発売されていた。なぜならZの主な市場は北米だからだ。
しかも先頃、アメリカのZコミュニティサイトでアリゾナの日産ディーラーが、「ニューZの予約を11月15日から受け開始」という告知を行ったが、すぐにこの告知は消された。これが示すように、すでに工場の生産ラインが動いているのは間違いないだろう。
同日に全米Zカーコンベンションでも同時お披露目
また、この8月17日には、アメリカのコロラド州コロラドスプリングスにて、全米Zカーコンベンション(ZCON=Z-CAR CONVENTION)コロラドが開催される。そこではニューヨークのショー会場とオンラインで繋ぎ、ニューZのアンベールをサプライズイベントとして行うと思われる。
過去を遡れば、2000年にラスベガスで行われたコンベンションでは、Z33(2002年7月発表・発売)のスケッチの一部が公開され、2020年9月15日のZCONナッシュビル(※日産のアメリカ本社が会場)では、Zのプロトモデルが日本のZカークラブとオンラインで繋ぎながらアンベールされている。このことを見ても、2021年8月17日に詳細を含めて大々的に公開されることは間違いない。
また、こうした会場の模様は昨年のZプロトの公開イベント同様、ニューヨークオートショーは日産のオウンドサイトで、ZCONコロラドはZCCA(Z Car Club Association)によって、YouTubeなどで公開されると思われる。いち早く新型フェアレディZの情報を知りたければチェックしてみよう。