まっさらのニューモデルが久々に登場予定の2021年後半のアルファロメオ。名車の血統を大切にしながらも、一歩一歩着実な革新を続けていく。(Motor Magazine2021年7月号より)
期待が高まるアルファロメオ初のPHEVクロスオーバー「トナーレ」
市販モデルに関しては、2020年はややおとなしい印象があったアルファロメオ。それでも期間限定の受注生産モデル「ジュリアGTA/GTAm」は、アルミ、カーボンなどを多用して軽量化を徹底するとともに、ベースモデル比+50psを発生するV6ツインターボなど、基本ポテンシャルの高さはしっかりアピールしていた。
一方で、2021年後半から生産開始が公表されている新型クロスオーバー「トナーレ」は、要注目の1台。人気を博したステルヴィオの弟分であり、同時にブランド初のPHEV(プラグインハイブリッド)車としても、期待値が高い。日本市場には2022年に導入することを公表している。
ステランティスとして再編されたことで、どんな変化が生じるのか・・・これからのアルファロメオは、かなり面白くなりそうだ。(文:Motor Magazine編集部 神原 久)