ペレスの存在で、メルセデス勢は思うように動けず
スタートではフェルスタッペンがリードを守り、ペレスは序盤にランド・ノリス(マクラーレン)を攻略して3番手に浮上する。
その後、ペレスの後ろにバルテリ・ボッタス(メルセデス)が迫ってきたことことから、26周目にペレスはピットインしてハードタイヤに交換するが、ここでタイムロスがあり、次の周にピットインしたボッタスに先行を許して4番手に後退してしまう。
一方のフェルスタッペンは、29周目にピットイン。その後、多くのトラフィックをかき分けながら、2番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)との差を広げ、大差をつけて2戦連続のポール・トゥ・ウインを達成した。この勝利はレッドブル・ホンダとして10勝目、ホンダとして83勝目となった。
ペレスはボッタスの後方に迫るもののオーバーテイクは難しいと判断し、残り17周でミディアムタイヤに交換、ファステストラップを記録しながら0.5秒差までボッタスに迫るが、4位のままでのフィニッシュとなった。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
「ホームであるレッドブルリンクで勝利を挙げられてものすごくうれしいですし、特別な気分です。レースをとても楽しむことができました。マシンはよく機能しましたし、このコースでのドライビングはいつも楽しいものです。自分のレースに集中し、タイヤのケアのことと、自分の望む形でエイペックスを攻めようとだけ考えていましたが、うまくやり遂げることができました。終わってみれば、とてもポジティブなレースウイークでしたが、もちろん来週も全く同じになるはずはありません。全員がこのレースから学ぶでしょうから、当然僕らもトップに立ち続けるために、向上できるようにトライして、改善し続けなければなりません。チーム全員の努力の証なので、みんなに本当に感謝しています」