新たに始まったカートの新シリーズ「EXGEL OK CHAMP」の第3戦&第4戦が2021年6月27日(日)に鈴鹿サーキット南コースで開催された。ここにはスーパーGTなどで活躍するプロドライバーも参戦。プロドライバーへステップアップを目指す現役カートドライバーと目標とされる側のプロドライバーが迫力あるバトルを繰り広げた。

現役GTドライバーたちとのコミュニュケーションの場にも

画像: 15〜17歳のプロドライバーを目指す現役カーターたちが、福住仁嶺や大津弘樹、佐藤蓮、笹原右京といった目標とするGTドライバーとバトルを繰り広げた。

15〜17歳のプロドライバーを目指す現役カーターたちが、福住仁嶺や大津弘樹、佐藤蓮、笹原右京といった目標とするGTドライバーとバトルを繰り広げた。

画像: 若きドライバーたちの中から、将来のF1ドライバーが生まれる可能性も。

若きドライバーたちの中から、将来のF1ドライバーが生まれる可能性も。

EXGEL OK CHAMPシリーズは、開催ごとにタイヤがワンメイクとなるカートのシリーズ戦である。2021年から始まり、6月27日(日)は、第3戦&第4戦(1日2戦)が開催された。場所は、鈴鹿サーキット南コース、指定タイヤはダンロップタイヤである。ちなみに開幕戦(第1戦&第2戦)は、同コースで3月に開幕されている。

そして今回、このカートイベントが高い注目を集めた。というのも今大会にはスーパーGTやスーパーフォミュラなどで活躍するプロドライバー6名が参戦したからだ。ちなみに全参戦台数は23台である。

ゲスト参戦したプロドライバーは、福住仁嶺、佐藤蓮、笹原右京、大湯都史樹、大津弘樹、ロニー・クインタレッリの6名である。モータースポーツファンでなくても誰もが一度は聞いたことがあるビッグネームばかりだ。

画像: ゲストドライバー陣は左より大津弘樹、大湯都史樹、笹原右京、福住仁嶺、ロニー・クインタレッリ、佐藤蓮。

ゲストドライバー陣は左より大津弘樹、大湯都史樹、笹原右京、福住仁嶺、ロニー・クインタレッリ、佐藤蓮。

現役カートドライバーにとっては、目標とするプロドライバーと一緒に走ることができる絶好のチャンスであり、さらに観客にとってもサーキットでしか会えないGTドライバーのカートの走りを見ることができるということで話題になったのである。

そしてこのイベントの魅力は、近い将来、GTやフォーミュラに参戦する可能性の高い若手カートドライバーの熱い走りを間近で見ることに加え、現役GTドライバーたちとコミュニュケーションがとれることだ。事実、第3戦終了後の休憩時間には、ゲスト参戦したプロドライバー6名全員が並びサインや一緒に写真を撮るなどのファンサービスしていた。

もちろん、EXGEL OK CHAMPシリーズ参戦ドライバーにとっても、カートで実績を積み、プロドライバーとなった先輩方と一緒に走ることができる、という魅力もある。

画像1: 現役GTドライバーたちとのコミュニュケーションの場にも

さて、第3戦&第4戦の結果だが、第3戦はNo.15の野村勇斗が優勝、2位にNo.81 ト部和久、3位にゲストドライバーのNo.85佐藤蓮という結果となった。これで野村選手は開幕から3連勝となった。

続く第4戦は、ゲストドライバーのNo.85佐藤蓮が優勝。だが、ゲストドライバーは賞典外となるため順位は付かず、リザルトは、1位No.22 堂園鷲となった。そして2位には第3戦と同じNo.81 ト部和久、3位はNo.17 鈴木斗輝哉となった。

画像2: 現役GTドライバーたちとのコミュニュケーションの場にも

レース後、福住仁嶺選手に話を聞くと、「久し振りのカートでした。もともとカート出身ですので今日はその恩返しの意味もあって参加しました。一緒に走った現役カート選手はとても速くリスペクトしています。いい刺激にもなりました。」と語ってくれた。

画像: スーパーフォーミュラ第4戦で念願の優勝を飾った福住仁嶺選手。若いカーターたちから多くの刺激を受けたという。

スーパーフォーミュラ第4戦で念願の優勝を飾った福住仁嶺選手。若いカーターたちから多くの刺激を受けたという。

このEXGEL OK CHAMPシリーズの次戦となる第5戦&第6戦は、8月15日(日)に鈴鹿サーキットで開催される。ここにも現役プロドライバーが参加予定である。プロドライバーたちのGTやフォーミュラとは違った一面がみられるはずだ。(文:千葉知充 Motor Magazine編集部/写真:井上雅行)

2021鈴鹿選手権シリーズ第3戦 カートレース IN SUZUKA リザルト

1位:No.15 野村勇斗(Ash)
2位:No.81 ト部和久(TEAM EMATY)
※No.85 佐藤 蓮(Drago CORSE)
3位:No.7 洞地遼大(K・SPEED・WIN)
4位:No.17 鈴木斗輝哉(K・SPEED・WIN)
※No.64 大津弘樹(COURE)
5位:No.43 皆木駿輔(Drago CORSE+LOGI)
6位:No.111 清水啓伸(Drago CORSE+LOGI)
7位:No.38 前田 樹(Team Regolith)8位:
※No.14 大湯都史樹(VITEC racing)
※No.21 RONNIE QUINTARELLI(TAKAGI PLANNING)
※No.8 福住仁嶺(VITEC racing)
8位:No.6 富田星羅(モリシタレーシング)
9位:No.34 度会太一(Drago CORSE+LOGI)
10位:No.5 野澤勇翔(Formula Blue エッフェガーラ)
11位:No.77 田中照久(HRT)
12位:No.23 竹本優月樹(TAKAGI PLANNING)
13位:No.2 樋江井琉翔(Rosa Drago CORSE)
14位:No.1 AIKO(Drago CORSE)
15位:No.12 中村 仁(Formula Blue TKC)
以上規定周回数完走
No.66 山越ヒユウ(ガレージC)
No.22 堂園 鷲(Energy Japan)
※No.16 笹原右京(TEAM EMATY)
※:ゲストドライバーは賞典外

2021鈴鹿選手権シリーズ第4戦 カートレース IN SUZUKA リザルト

※No.85 佐藤 蓮(Drago CORSE)
1位:No.22 堂園 鷲(Energy Japan)
2位:No.81 ト部和久(TEAM EMATY)
3位:No.17 鈴木斗輝哉(K・SPEED・WIN)
4位:No.15 野村勇斗(Ash)
5位:No.7 洞地遼大(K・SPEED・WIN)
※No.64 大津弘樹(COURE)
6位:No.66 山越ヒユウ(ガレージC)
※No.8 福住仁嶺(VITEC racing)
7位:No.5 野澤勇翔(Formula Blue エッフェガーラ)
8位:No.43 皆木駿輔(Drago CORSE+LOGI)
※No.14 大湯都史樹(VITEC racing)
※No.21 RONNIE QUINTARELLI(TAKAGI PLANNING)
9位:No.77 田中照久(HRT)
No.23 竹本優月樹(TAKAGI PLANNING)
No.2 樋江井琉翔(Rosa Drago CORSE)
No.1 AIKO(Drago CORSE)
以下フィニッシュライン不通過
※No.16 笹原右京(TEAM EMATY)
No.111 清水啓伸(Drago CORSE+LOGI)
以上規定周回数完走
No.12 中村 仁(Formula Blue TKC)
No.34 度会太一(Drago CORSE+LOGI)
No.38 前田 樹(Team Regolith)
No.6 富田星羅(モリシタレーシング)
※:ゲストドライバーは賞典外

   

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