クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車アルファロメオ ステルヴィオを紹介していこう。前回のレポートをまとめた後、MMステルヴィオ号に乗ろうと思ってスタートボタンを押した瞬間、電気系のエラーメッセージが表示されて始動できなくなってしまった。以前にも一度起きたトラブルゆえ、今回はできるだけ原因を究明してもらうべく、長期戦も覚悟の上で点検を依頼した。(Motor Magazine 2020年9月号より)

ガソリン車のロングツーリングでの印象は

画像: ブルカノブラックメタリックカラーのガソリンエンジンモデルのステルヴィオ2.0ターボ Q4スポーツパッケージ。大阪まで往復約1000kmのロングツーリングは想像以上に快適だった。

ブルカノブラックメタリックカラーのガソリンエンジンモデルのステルヴィオ2.0ターボ Q4スポーツパッケージ。大阪まで往復約1000kmのロングツーリングは想像以上に快適だった。

おや、MMステルヴィオ号がブルカノブラックメタリックカラーに変わった? いや、先に記したように、いつものテスト車は徹底的な点検をしてもらうべくドックインを依頼。その期間を利用して、ガソリンエンジンモデルの「2.0ターボ Q4スポーツパッケージ」がやってきてくれた。さっそく、編集部スタッフQがハンドルを握って取材に出かけたので、その印象からお届けしよう。

東京から大阪まで往復約1000km、3人乗車でのステルヴィオ 2.0ターボ Q4スポーツパッケージのロングツーリングは、想像していた以上に快適で楽しいものだった。 往路復路ともに渋滞が少なく、普通に走行して所要時間は片道5時間ほど。トイレ休憩を1度挟む以外は往路も復路も走りっぱなしだったが、とにかく疲れを感じることが少ないのに驚いた。中でも、もっとも印象的だったのは、スポーツシートの優れたフィット感だ。それは決してタイトなものではなく、適度にルーズな感触で腰まわりを支えてくれる。実に「座り」がいい。運転姿勢が常に安定しているので、気分的にもリラックスできたようだ。

座りの良さは同乗者も同じだったようで、助手席からも後席からも、一度も「休もうよ〜」という声は挙がらなかった。それどころか、乗り心地が非常にいいというお褒めの言葉までもらった。大人3人乗車でラゲッジルームには脚立、三脚を含む撮影機材一式を満載していたことで、適度な荷重がかかっていたことがプラスに働いたのかもしれない。

高速道路ではほぼACC頼みで走行。前走車が道を譲ってくれた時などには、再加速のタイミングにやや遅れを感じることがあったが、のんびりドライブにはちょうどいい塩梅だと思う。

ゆとりたっぷりの動力性能と相まって、終始ストレスフリーなドライブを満喫することができた。

画像: 2.0ターボQ4スポーツパッケージのインテリアはレッドとブラックの組み合わせで華やか。

2.0ターボQ4スポーツパッケージのインテリアはレッドとブラックの組み合わせで華やか。

担当者は、このところ短距離での走行がメインだが、基本的にはひとり乗車でも同様の好印象を受けている。ターボディーゼル搭載モデルとはまた違うスムーズな力強さと快適さに、納得至極である。(文:Motor Magazine編集部 香高和仁)

■第15回/2020年6月24日~7月22日(15カ月目)のデータ
・オドメーター:2万2301km
・走行距離:ーkm
・給油量:ーL
・実燃費:ーkm/L

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