目を奪われる深紅のナッパレザーインテリア
そのスタイリッシュさが人気のミドルサイズSUV「プジョー3008」。2021年1月には、フロント/リアデザインを中心にマイナーチェンジが行われ、中でも牙状のLEDデイタイムの凛々しさが印象的だ。これと同時に四輪駆動のPHEV「3008 GT ハイブリッド4」(1.6L 直4ターボ+2モーター/8速AT)の追加も行われた。プジョーの「パワー オブ チョイス コンセプト」が確実に実を結んできているようだ。
さて、今回追加となった特別仕様車だが、新たに加わったPHEVモデルとクリーンディーゼルモデル(2L 直4 DOHCディーゼルターボ/8速AT)をベースとした「3008 GT ハイブリッド4 レッドナッパ」と「3008 GT ブルーHDiレッドナッパ」の2車種となる。
その最大の特長は、深みのある赤いナッパレザーのシートとドアパネル、そしてオープンポア(木目を強調した塗装)仕上げのモダンな印象のウッドパネルのデコレーションが施されたインパネだ。エクスクルーシブ感あふれるインテリア仕様と言えるだろう。
ちなみに、レッドナッパレザーシートはこれまで3008には設定されていない。色合いは、プジョーのフラッグシップサルーン、508の日本デビューの記念仕様として設定された508 ファーストエディションに設定されたものと同様という。
他の装備の充実も図られている。開放感あふれる「パノラミックサンルーフ」の標準装備や、駐車時のステアリング操作を自動でおこなう「パークアシスト」、周囲のふかん映像を映し出す「360度ビジョン」などの搭載だ。
ボディカラーは、インテリアの華やかさが際立つパールホワイトとレッドのインテリアとのコントラストで精悍さをアピールするペネラネラブラックの2色から選択できる。
なお、これを機に通常モデルの3008 GTハイブリッド4に、仕様変更と車両価格の改定が行われた。従来オプションだったパノラミックサンルーフと、パークアシスト、360度ビジョンが標準装備化され、車両価格が595万円(税込・シートはテップレザー/アルカンタラ)となった。単体オプションとしてはブラックのナッパレザーシート(25万円)のみとなる。
プジョー3008特別仕様車レッドナッパ車両価格(税込)
GTブルーHDi レッドナッパ(2L 直4DOHCディーゼルターボ/8速AT):534万6500円
GTハイブリッド4 レッドナッパ(1.6L直4ターボ+2モーター/8速AT):626万0500円
プジョー 3008 GTブルーHDiレッドナッパ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4450×1840×1630mm
●ホイールベース:2675mm
●車両重量:1640kg
●エンジン:直4 DOHCディーゼルターボ
●総排気量:1997cc
●最高出力:130kW(177ps)/3750rpm
●最大トルク:400Nm/2000rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:軽油・52L
●WLTCモード燃費:16.6km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):534万6500円
プジョー 3008 GTハイブリッド4レッドナッパ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4450×1840×1630mm
●ホイールベース:2657mm
●車両重量:1880kg
●エンジン:直4 DOHCターボ+2モーター
●総排気量:1598cc
●最高出力:147kW(200ps)/6000rpm
●最大トルク:300Nm/3000rpm
●モーター最高出力:前81kW(110ps)/後83kW(112ps)
●モーター最大トルク:前320Nm/後166Nm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:電気式4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・43L
●WLTCモード燃費:15.3km/L
●タイヤサイズ:225/55R18
●車両価格(税込):626万0500円