2021年7月29日、ホンダからロボット草刈機「Grass Miimo(グラスミーモ)HRM3000K1」が登場した。ロボット芝刈機「Miimo(ミーモ)」の技術を発展させたもので、設定した範囲の草刈作業を自動で行う。

騒音や土埃を抑えて草丈をきれいに揃える

グラスミーモは、あらかじめエリアワイヤーで設定した範囲の草刈作業を、指定したプログラムに従い自動で行う電動のロボット草刈機。

2017年6月に発売したロボット芝刈機「Miimo(ミーモ)」の技術を応用し、草刈作業に適した仕様としたもので、果樹園など広範囲の敷地に生える雑草を刈り、設定した草丈を維持する。

草刈作業エリアは最大4000平方メートル 、草の高さは20mm〜60mmの間を5mm刻みで細かく設定できる。設定された草丈と作業パターンに従い、エリア内で草刈り作業と充電を自動で繰り返す。17.6Wの強力モーターにより最大登坂能力25度を実現、傾斜自律制御システムの搭載で傾斜地や起伏のある場所でも高い直進性能を発揮する。

画像: ホンダ ロボット草刈機「Grass Miimo(グラスミーモ)HRM3000K1」。電気残量が少なくなると自動で充電ステーションに戻り、充電が完了すると再び作業を開始する。お掃除ロボットの草刈りバージョン。

ホンダ ロボット草刈機「Grass Miimo(グラスミーモ)HRM3000K1」。電気残量が少なくなると自動で充電ステーションに戻り、充電が完了すると再び作業を開始する。お掃除ロボットの草刈りバージョン。

グラスミーモ本体は水洗いすることも可能で、刈刃面にも直接水をかけて草や土汚れを落とすことができるなど、メンテナンス性にも配慮された構造となっている。

草を刈る曜日や時間帯を自由に設定できるほか、スマートフォンやタブレット端末による遠隔操作・監視を可能とする専用アプリ「Mii-monitor(ミーモニター)」にも対応。スマートフォンやタブレット端末で、作業指示やリアルタイムでの作業状況の確認、さまざまな設定変更などが可能で、何らかの理由で本体が停止したり異常が発生したりした場合はスマートフォンなどを介してユーザーへエラーメッセージが通知されるので、離れた場所からでも安心して草刈作業を実施できる。

「Grass Miimo(グラスミーモ)HRM3000K1」の本体価格は64万3500円(税込み)。エリアワイヤー、ワイヤーペグ、設置費用は別途必要。

ホンダ グラスミーモ HRM3000K1 主要諸元

●全長×全幅×全高:710×550×300mm
●ホイールベース:326mm
●ホイール径:前100mm/後250mm
●重量:14.3kg (ステーション、TCUを除く)
●草刈作業最大エリア:4000平方メートル
●刈高さ:20〜60mm
●刈幅:250mm
●最大登坂能力:25度
●モーター:3相DCブラシレス
●ブレード回転数:2100プラスマイナス20rpm
●バッテリー:リチウムイオン
●容量:5700mAh

画像: グラスミーモ 作業プロセス映像 youtu.be

グラスミーモ 作業プロセス映像

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