モーターマガジン誌で連載している「クルマでゆるゆる日本回遊記」の筆者、うぬまいちろう。相棒のフォルクスワーゲン T4ウエスティとともにスローな全国自動車行脚にてうかがった、絶品グルメ紀行第2弾は北海道へ! 阿寒湖やオンネトーを背景にグゥ! と鳴くお腹をいなしつつ、赤いお屋根の素晴らしきログハウスにて、絶品カレーをガッツリと頂いた。

ビーフカレーで胃袋とハートにエナジーを頂く

やがて大きなお皿に盛られたそれが、芳醇な香りを棚引かせて運ばれてきた。

スプーンで口に運び、ぱくりとやったその刹那、スパイシーであるが、奥深く甘いという、幾つもの贅沢な味覚が口の中に広がった。十勝産であるビーフは柔らかくも肉の醍醐味があり、旨みのある肉汁がルーに溶け込んで絶妙だ。

ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ・・・!

そのような音がしたか否かは定かではないが、ボクは犬のようにがっつき、あっというまにビーフカレーを完食!

それほどまでにこのビーフカレーは美味であった。

画像: 十勝産ビーフがトロリと煮込まれ、旨みのある肉汁がルーに溶け込んで絶妙! 奥深き『クマゲラ』のビーフカレー。

十勝産ビーフがトロリと煮込まれ、旨みのある肉汁がルーに溶け込んで絶妙! 奥深き『クマゲラ』のビーフカレー。

運が良ければ食べられるサプライズグルメ!

「このヤマベ昨日、沢で釣ったんだわ」

ご主人がそういわれて、ヤマベ(北海道弁でのヤマメ)の唐揚げをサービスで振る舞って下さった。塩で頂くヤマベの唐揚げは、ほんのりと甘く、食感も良くて嬉しいサプライズだ。

食後にブレンドコーヒーを啜る。

ウッディな堂舎に抱かれるような感覚でいただくこちらのブレンドは、やわらかな甘みと豊かな香りが自慢のトラジャブレンドである。

「う〜ん、旨い!」

誰もがそう漏らしてしまうに違いない、実に見事な仕上がりだ。

こちらでの幸せなひとときは離れがたかったが、ご夫婦の笑顔に送られ、赤い屋根のログハウスを後にする。

また来ようと心胆に思いを刻み、スローに愛車を西へと走らせた。

良き食と良き出会いを。ラヴ&ピース。

画像: ご主人釣ったヤマベの唐揚げは、なんとサービス。ヤマベとは北海道弁でヤマメを指す。塩で頂くヤマベの唐揚げは、甘く繊細で抜群だ。

ご主人釣ったヤマベの唐揚げは、なんとサービス。ヤマベとは北海道弁でヤマメを指す。塩で頂くヤマベの唐揚げは、甘く繊細で抜群だ。

店名:クマゲラ
住所:北海道足寄郡足寄町茂足寄96-5
営業時間:4月〜10月は8:00〜18:00/11月〜3月は10:00〜15:00
定休日:不定休
※新型コロナウイルスの影響により、営業時間や定休日が記事と異なる場合がありますので、ご注意下さい。

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