クルマのネット査定は、クルマを売却したい人にとって非常に便利なサービスです。たくさんの買取店にアプローチしたい人、全国の買取店にアプローチしたい人、すぐに概算だけでも査定額予想が知りたい人などなど、様々なニーズに合わせて対応するサービスが存在しています。

そこで、この記事ではクルマのネット査定をニーズに合わせたジャンルに区切り、おすすめサイトを紹介します。利用時の注意点と合わせて紹介しますので、安心して利用してください。

この記事の内容を参考に、納得いくクルマ売却を実現してくださいますと幸いです。

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クルマのネット査定の主な種類4つ

そもそも、クルマのネット査定サービスにはどのような種類があるのでしょうか。基本的には以下4つのジャンルに区切られるかと思います。

1.シミュレーション査定

この記事を読んでいる大部分の方がイメージしているのは、このシミュレーション査定かと思います。車種、年式、走行距離など基本情報を入力するだけで、おおよその買取価格を弾き出してくれます。

また、ほとんどのシミュレーション査定は個人情報の入力がいらないため、気楽にシミュレーションできる点もメリットです。

ただし、実物のクルマを見ずに出されたシミュレーション査定額はあくまで概算という点に注意が必要です。また、クルマの査定額は、基本的に時間経過と共に下がっていくものですので、短期的なものでしかない点も忘れてはいけません。

実査定に臨む前の相場の把握、程度で使うのが良いかと思います。

2.一括査定

できるだけクルマを高く売りたい人におすすめなのが一括査定です。ネットから複数の買取店に簡単に査定依頼ができ、後日出張査定に来てもらえるため、簡単に査定額の比較ができます。

中古車ポータルサイトでも有名な「カーセンサー」、CMでもお馴染みの「ナビクル」、日本初のクルマ一括査定サービスである「カービュー」あたりが有名でしょうか。そのほかにもたくさんのクルマ一括査定サイトがあります。

クルマを高く売るには査定額の比較がとにかく大事なので、一括査定はかなり便利なサービスといえます。廃車専門店に出すような訳あり車以外は、基本的に一括査定を使って査定額を比較したほうがいいかと思います。

3.オークション型一括査定

クルマのネット査定を語るには、オークション型の一括査定も外せないでしょう。通常の一括査定と異なる点は、地域の枠を越えて全国の買取店にアプローチできる店です。

従来の一括査定ですと、地方部はほとんど買取店が参画しておらず、一括査定を使っても自分で回ってもほとんど変わらないような結果になっていたエリアもあったかと思いますが、オークション型の査定はそのようなデメリットが克服されています。

また、出張査定に来てもらうわけではないので、各店からの電話ラッシュの心配もいりません。基本的にはサービスのシステム上で入札額を確認できるので、買取店への対応の手間はかなり軽減されています。

最近徐々に人気が高まっているネット査定です。主なオークション型査定としては、楽天Car車買取ユーカーパックなどがあります。

4.店舗単体ネット査定

続いては買取店が単体で行っているネット査定サービスです。公式サイトなどに査定依頼フォームが設けられていますので、そこから申し込む形です。

ネット上で査定額が分かるというよりは、出張査定依頼になっていることが多く、実査定後に査定額がわかる形になっていることが多いでしょう。

一方で、店舗によっては実査定を挟まず、電話での簡単なヒアリングで査定額を出してくれる買取店もありますので、査定の必要性を感じてない人には向いているでしょう(例えばボロボロのクルマなど)。

大手買取店の場合は、ほとんどこちらの機能を実装している印象です。特定の買取店を査定先の一つに含めたいという場合は、積極的に査定依頼してみましょう。

クルマのネット査定おすすめ12選を紹介!

ここからは、実際にみなさまにおすすめしたいクルマのネット査定サービスをお伝えします。

先ほど紹介した通り、

  • 一括査定
  • オークション型査定
  • 店舗単体査定
  • シミュレーション査定

と、それぞれのジャンルに分けて紹介しますので、ご自身の気になるネット査定のところについてご覧いただければと思います。

一括査定編

まずはおすすめ一括査定のご紹介です。

1.カーセンサー

画像: 画像引用:カーセンサー kaitori.carsensor.net

画像引用:カーセンサー

kaitori.carsensor.net

中古車ポータルサイトでもお馴染みのカーセンサー。一括査定も運営しており、やはりおすすめの一つです。

最大査定社数30社は他サービスと比べても多く、またオークション型査定と一括査定を選べる形式になっています。実査定を受けたい方は一括査定、電話営業を避けたい方はオークション型査定など、自由に使い分けることも可能です。

一括査定の場合も、査定依頼を申し込む店舗を、提示された候補から絞り込みができたり、メール連絡希望を出せたりと、それなりに電話対策を行うことも可能です。

「どの一括査定を使ったらいいのかわからない」という方におすすめしたいサービスです。迷ったらまずはこちらのサービスをご利用してみてはいかがでしょうか。

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2.ズバット車買取比較

画像: 画像引用:ズバット車買取比較 zba.jp

画像引用:ズバット車買取比較

zba.jp

ズバット車買取比較はキャンペーンが魅力のネット査定です。「ズバット車買取比較を利用し車を売却すると、現金10万円を1名様、現金1万円を10名様に抽選でプレゼント」という内容のキャンペーンを行なっており、特典があるサービスを使いたい方におすすめできます。

買取相場をシミュレーションできる機能も実装しており、査定依頼後は数ヶ月後まで見据えた相場グラフで予想買取相場を見ることが可能です。

運営会社の株式会社ウェブクルーは上場会社のため、クリーンな体制で運営されていることが予想されます。

こちらも一括査定ではおすすめサイトになりますので、ご利用してみてはいかがでしょうか。

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3.カービュー

画像: 画像引用:カービュー carviewform.yahoo.co.jp

画像引用:カービュー

carviewform.yahoo.co.jp

カービューは国内初のクルマ一括査定サイトです。サービス内容に尖った特徴はないものの、一括査定サービスとして必要なものをムダなく取り込んでおり、また、歴史と実績があるのも安心ポイントです。

「シンプル・イズ・ザ・ベスト」そんな一括査定サービスと言えるのではないでしょうか。

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4.ナビクル

画像: 画像引用:ナビクル www.navikuru.jp

画像引用:ナビクル

www.navikuru.jp

続いては、ラジオCM等でお馴染みのナビクルです。わかりやすい操作感が印象的なサイトで、直感的な操作が可能かと思います。

また、キャンペーンにも力を入れている一括査定でもあり、運が良ければAmazonギフト券1万円が当たる可能性も。

提携社数は少なめではありますが、JPUC加盟の適正買取店を中心に組まれているので、逆に安心できるとの見方もできます。

運営の株式会社エイチームライフスタイルは上場企業であるため、クリーンな体制で運営されていると考えられます。

こちらもおすすめ一括査定となるので、ご利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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オークション査定編

続いてはオークション型のネット査定サービスです。一括査定のように買取店と電話対応する必要がない点、全国の買取店にアプローチできる点がメリットのサービスとなります。

1.楽天Car車買取

画像: 画像引用:楽天Car車買取 sell.car.rakuten.co.jp

画像引用:楽天Car車買取

sell.car.rakuten.co.jp

まずご紹介するのが楽天Car車買取です。全国2000店以上、様々なジャンルの買取店と提携しているため、大衆車からこだわりのクルマまで、あらゆるクルマに強みがある印象です。

また、出品に関しては楽天Car車買取の担当スタッフからサポートを受けられる(車両検査込み)ので、今までオークションを使ったことがない方、クルマに詳しくない方でも安心して出品できる点も魅力です。

入札の様子はスマホなどでリアルタイムで確認でき、どんどん価格が競り上がっていく様子が楽しめるとも評判です。

オークション型のネット査定を検討していた方は、こちらのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

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2.ユーカーパック

画像: 画像引用:ユーカーパック ucarpac.com

画像引用:ユーカーパック

ucarpac.com

ユーカーパックも国内の大手オークション型ネット査定サービスです。買取店との提携は約8000社と、他サービスと比べてもかなり多い提携社数を誇ります。

買取店との電話対応が必要ないことはもちろん、売却に関わる手続きもサポートを受けられますので、手間なく、そしてスムーズに売却手続きを行えるはずです。

全国の買取店から入札を受けてみたい方は、ユーカーパックをご利用してみてはいかがでしょうか。

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3.MOTA

画像: 画像引用:MOTA autoc-one.jp

画像引用:MOTA

autoc-one.jp

オークション型ネット査定に興味のある方は、ぜひMOTAもチェックしてみてください。なかなか面白いサービスで、一括査定とオークション査定を掛け合わせたようなサービス内容となっています。

具体的には、まずはオークションのように全国の買取店から入札を受け、そこから先は最高額をつけた1社だけでなく、上位3社(最大)とやり取りする権利がもらえ、どこに売るかはユーザー側で選択権を持てるという仕組みです。

申し込みの翌日18時には査定額をネットで見れるため、素早く査定を取りたい人にも向いているでしょう。

提携社数もどんどん伸ばしており、運営の努力や力の入れ具合が伺えます。勢いのあるサービスですので、興味のある方は公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

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単体編

次は買取店が提供しているネット査定を紹介します。出張査定に来てもらうタイプや、電話でそのまま査定額を聞けるタイプなど、店舗によって特色が異なりますので、両方ご紹介します。

1.カーセブン

画像: 画像引用:カーセブン www.carseven.co.jp

画像引用:カーセブン

www.carseven.co.jp

まずお勧めするのがカーセブンです。おすすめする理由として「JPUC認定店」であることが挙げられます。

JPUCは自動車買取業界の健全性を保つことを目的としている団体で、認定を受けるには厳しい審査をクリアしなければなりません。例えば、JPUCまたが消費者庁等から警告が入った店舗は認定が受けられないだけでなく、認定店も2年ごとに再審査を受けなければならない仕組みが設けられているため、かなりしっかりとした認定制度です。このJPUC認定店であれば、健全に運営されていると判断しても良いかと思います。

安心を求めている方にはおすすめしたい買取店です。

ネット査定申し込み後は、カーセブンスタッフから電話またはメール連絡が入るので、案内に従って査定を進めてもらえれば大丈夫です。

→【JPUC認定】カーセブンの無料査定申し込みはこちら!

2.カーネクスト

画像: 画像引用:カーネクスト carnext-haishakaitori.jp

画像引用:カーネクスト

carnext-haishakaitori.jp

カーネクストもネット査定フォームを持っている買取店の中ではおすすめの一つです。CMなども積極的に打っており、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

10万キロを越えたクルマ、年式10年以上のクルマ、なんらかの不具合を抱えたクルマなどなど、一般のクルマだけでなく、訳あり車まで扱える点が魅力の買取店です。

また、査定依頼後は電話で査定額を素早く聞けるため、手間なくスピーディーに査定を進めたい人に向いていると思います。

すぐ査定額を聞いてみたい方は、カーネクストに査定依頼を送ってみてはいかがでしょうか。

→【0円以上買取保証】カーネクストへの無料査定依頼はこちら!

簡易シミュレーション編

最後に査定額の簡易シミュレーションができるサイトを紹介します。

1.ナビクル 中古車査定相場シミュレーション

画像: 画像引用:ナビクル web.motormagazine.co.jp

画像引用:ナビクル

web.motormagazine.co.jp

入り口ページはクルマの車種一覧となっているので、調べたい車種を選び、あとは年式に相当する情報やグレード、走行距離を入力すれば概算額を出してくれます。

個人情報などの登録の必要は一切ありません。

かなり使いやすい内容になっているかと思いますので、おすすめのシミュレーションサイトです。

そのまま一括査定を依頼したい場合は、サイト内からナビクルの一括査定も利用できるので便利です。

→ナビクルの買取・査定相場 簡易シミュレーションはこちら!

2.トヨタ・下取りシミュレーション

画像: 画像引用:トヨタ toyota.jp

画像引用:トヨタ

toyota.jp

こちらはトヨタが運営する、下取り額の概算がわかりシミュレーションページです。

車種、年式、グレート、モデル等を選択できるため、ある程度正確性を持った価格を調べることが可能ですが、あくまでも下取り価格のため、買取価格よりは若干低めな設定になっている点には注意です。

また、トヨタが運営するサイトとはいえ、幅広いメーカーの車種を選択可能なので、トヨタ車以外のクルマで調査したかった方も安心してご利用ください。完全匿名で利用できます。

→トヨタ「下取り参考価格シミュレーション」はこちら

3.日産・簡単クルマ査定

画像: 画像引用:日産 ws.nissan.co.jp

画像引用:日産

ws.nissan.co.jp

名前の通り、日産が運営する査定シミュレーションページです。

査定方式は2つあり、①年式や走行距離等の基本情報を入力して査定をとるパターンと、②車体の画像・メーターパネル・車検証のQRコードの3点セットを撮影して、クルマの情報をフォームに従って入力するパターンです。

査定におけるある程度のポイントは抑えられているため、概算査定の中ではやや正確性は担保されている印象です。

トヨタの下取りシミュレーション同様、国産車・輸入車問わず、幅広いメーカーの査定に対応しています。

完全匿名で、大まかな査定額を知りたい方には便利なサイトです。

→日産「かんたんクルマ査定」はこちら

クルマのネット査定のメリット・デメリットについて

クルマのネット査定には、メリットもあればデメリットも存在します。そのため、ネット査定を利用する前に双方を把握しておくことで、思い込みや準備不足による失敗やトラブルを未然に回避して、ネット査定を最大限活用しましょう。

クルマのネット査定におけるメリット

クルマ売却をしたい人の味方でもあるネット査定には、沢山のメリットがあります。ここでは、代表的なメリットを5つにまとめて、ご紹介いたします。

主なメリット

  • 即座に買取価格の概算が判る
  • 地域の枠組みを超え全国の買取店にアプローチできる
  • 査定額を比較し最も高い価格で売却できる
  • 売却完了までサポートを受けられるサービスもある

メリット1:即座に買取価格の相場が判る

クルマのネット査定にも色々ありますが、必要項目を入力するだけで、その場で買取価格の相場が判るというのも大きな魅力です。すぐに売却する予定がなくても、相場だけを知りたいという人には、とても有効です。買取店やサイトによっては必要項目が異なり、買取価格の相場にも開きがありますが、事前に比較して相場を把握しておくことで、実際にクルマを売却する際の判断材料にもなります

メリット2:地域の枠組みを超え全国の買取店にアプローチできる

クルマのネット査定サービスの中でもオークション型査定であれば、全国の買取店にアプローチできるサービスもあります。オフラインでは回ることもできないようなお店を、ネットなら繋がることも可能です。ユーザーにとっては売却先の選択肢を広げることになるので、メリットが大きいと言えるでしょう。

メリット3:査定額を比較し最も高い価格で売却できる

クルマの一括査定を利用すれば、複数の買取店を競合させて査定額を比較することで、最も高い価格を提示してくれた買取店を自ら選択して契約することができます。この点が、クルマのネット査定における最大のメリットといっても過言ではありません。一括査定を利用せずに、買取店単独のネット査定を利用する場合でも、複数の買取店のネット査定を利用すれば同じだけの効果が得られるでしょう

メリット4:売却完了までサポートを受けられるサービスもある

先ほど紹介した、楽天Car車買取やユーカーパックは、サービス運営社が出品をサポートしており、売却完了までサポートを受けることも可能です。

クルマを売る機会は人生で数回という人の方が多いでしょうから、不慣れなことをサポートしてもらえるのは、とても心強いかと思います。

クルマのネット査定におけるデメリット

クルマのネット査定は、申し込みフォームが簡単明瞭で、とても使いやすい構造となっています。それだけに、安易に申し込んでしまって後悔したり、思わぬトラブルに発展したりするケースもあります。そのため、ネット査定におけるデメリットについても、事前にしっかり押さえてから利用するようにしましょう。

主なデメリット

  • 一括査定の利用後は電話対応が必要となる
  • シミュレーション査定はあくまで概算査定でしかない
  • ネット査定だけではクルマの良し悪しが伝わらない

デメリット1:一括査定の利用後は電話対応が必要となる

ネット査定の中でも一括査定を使う場合、どうしても買取店との電話対応が必要になります。査定依頼直後から電話が鳴ることもあり、初めて使う方の中には驚いてしまう方もいるようです。

ただし、電話はきちんと対応すればそのあとはかかってきません。本当に売る気があるなら、それほど苦にはならないはずです。

デメリット2:シミュレーション査定はあくまで概算査定でしかない

正確な査定額を確認するには、査定士による実査定が必要になります。そのため、ネット査定を利用した時に、その場で画面に表示された査定額は、あくまで参考価格として捉えておきましょう。なお、参考価格はサイトによって差があります。とりあえず、相場だけを知りたいという場合でも、複数のサイトを利用されることをお勧めいたします。

デメリット3:ネット査定だけではクルマの良し悪しが伝わらない

実際の買取額を知るには、査定士による実査定が必要である旨を解説させていただきました。ご説明するまでもありませんが、それは、ネット査定で入力する情報だけでは、外装・内装の傷や凹み・エンジンルーム内のオイル漏れ・付属するオプション品の確認など、クルマの状態の良し悪しが確認できないのが最大の理由です。

また、実際にクルマをチェックする際に、査定士が受ける心証の部分が査定額に影響する場合も少なからずあります。ご本人が、いくらクルマを大切に扱っていたとしても、実物を見ていただかないことには、その思いも伝わりません。こういった点も、ネット査定のデメリットの一つと言えるでしょう。

ネット査定を利用する際に準備しておきたいポイント

ここでは、ネット査定を利用する際、申し込み前に準備しておきたいポイントと、申し込み後から実査定を受けるまでに準備しておきたいポイントをまとめています。スムーズなクルマ売却を行うためにも、しっかり事前準備をしてからネット査定を利用しましょう。

ネット査定を申し込む前に準備しておきたいポイント

まず、ネット査定を申し込む前に準備しておきたい内容を、以下の4つにまとめてみました。

【申込前の準備】

  • (基本項目)メーカー・車種・年式・グレード・走行距離・ボディー色
  • (詳細情報)車検の時期、事故歴、修復歴の有無、クルマの状態
  • (任意記載)純正オプションや社外オプションの有無
  • (質問事項)契約後のキャンセルの可否確認など

申込前の準備1:(基本項目)メーカー・車種・年式・グレード・走行距離・ボディー色

クルマのネット査定を申し込む際の主な基本項目として、メーカー・車種・年式・グレード・走行距離が挙げられます。サイトによっては、走行距離の入力欄がない場合や、ボディー色の入力欄が必須となっているものなど、若干の違いはありますが、項目が多ければ多いほど、より精度の高い査定額を把握できるものとして認識しておきましょう。

申込前の準備2:(詳細情報)車検の時期、事故歴、修復歴の有無、クルマの状態

基本項目以外に、車検の時期や事故歴の有無、クルマの状態といった詳細な情報を入力できるネット査定のサイトもあります。車検の時期は査定額に影響を与える項目の一つで、一か月後に車検を迎えるクルマと丸々二年間も車検が残っているクルマとでは、査定額が大きく異なりますので、車検証で必ずチェックしておきましょう。また、事故歴や修復歴、クルマの状態の良し悪しを入力できるサイトもあります。より正確な査定額を知りたい場合は、基本項目はもちろん、そのほかの詳細情報も入力できるネット査定を利用しましょう

申込前の準備3:(任意記載)純正オプションや社外オプションの有無

ネット査定のサイトによっては、純正オプションや社外オプションの有無を記載できる場合があります。特に純正オプションは査定額がプラスになる可能性が高くなりますので、任意であっても、漏れなく記載してから申し込むようにしましょう。一方、社外オプションも査定額がプラスになる場合もありますが、元の純正品が残っていれば、その旨も併せて記載しておきましょう。

申込前の準備4:(質問事項)契約後のキャンセルの可否確認など

もし、質問事項を入力できる場合は、契約後のキャンセルの可否確認について質問しておくことをお勧めします。申し込んだ矢先にキャンセルの話というのも気が進まないかもしれませんが、実査定を受ける前の申し込みであれば気兼ねなく投げかけてみましょう。実際に売買契約完了後やクルマの引き渡し後に、キャンセルせざるを得ないといった場面に遭遇するケースも見受けられます。キャンセルができなかったり、キャンセル料が発生したりというトラブルに発展することも少なからずあります。ネット査定申込時に質問事項を入力できる場合は、併せて記載しておきましょう

ネット査定申し込み後、実査定までに準備しておきたいポイント

次に、ネット査定を申し込んでから実査定までに準備しておきたいポイントを、以下の3つにまとめています。

【申込後の準備】

  • ボディー洗車&室内清掃
  • 必要書類のチェック
  • 引き渡し時期や振込時期などの確認事項をチェック

申込後の準備1:ボディー洗車&室内清掃

査定士によるクルマのチェックが行われる前に、必ず準備しておきたいこととして、第一に洗車と室内の清掃が挙げられます。見た目はとても重要で、クルマを大切に扱ってきたという思いも伝わり、正確な査定がしやすくなるため、査定士の心証も良くなります。ボディーが汚れていると小さい傷や凹みの判断ができず、正確な査定ができないことを理由に評価が下がる可能性も否めません

申込後の準備2:必要書類のチェック

クルマの売却の際に必要な書類関係は、実査定前にチェックして揃えておきましょう。クルマの型式を確認するための車検証が必須になるのは当然ですが、自動車税の納税証明書も必要になります。税金が未納の場合、査定額から差し引いて対応する買取店もあるようですが、原則としては、クルマの名義変更が行えず買い取ってもらえないケースが大半を占めますので注意が必要です。ただ、クレジットカード払いやネットバンキングでの支払いなど納税証明書が発行されない場合もあり、支払いが確認できるのであれば不要とする買取店もあります。

申込後の準備3:引き渡し時期や振込時期などの確認事項をチェック

実査定後、その場でクルマを売却することが決定しても、引き渡し時期が数日先になるといったシーンも考えられます。契約の際には必ず引き渡し日の確認がありますので、その場で考えるのではなく、引き渡しができる日程をあらかじめ決めた上で実査定に臨むようにしましょう。また、クルマの引き渡し時に、必要な書類や売却代金の振込時期など契約後の流れについて不明な点があれば、事前に確認事項を整理してトラブルを未然に防ぎましょう。

まとめ

便利なネット査定には数多くのメリットがある反面、デメリットも少なからずあります。思い込みや準備不足による失敗やトラブルを回避するためにも、事前にメリットとデメリットを把握してから申し込むようにしましょう。

また、ネット査定にも様々な種類があります。売却しようとしているクルマが、どのネット査定に相応しいか、あらかじめ確認しておくことも肝要です。

そして、ネット査定を申し込む前と申し込んだ後の準備を怠らず、高値査定を引き出すと共に、申し込みから売却代金の入金までが滞りなく行われるように努めましょう。

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