追いすがるハミルトンvsここで一気に差を広げたいフェルスタッペン
前回2019年のメキシコGPで、3番手グリッドからワンストップで見事な優勝を飾ったハミルトン。フェルスタッペンは速さで勝っていたものの、ポールポジションをイエローフラッグ無視で取り消され、スタートではハミルトンと接触、さらにタイヤバーストも重なり6位に終わった。
前戦アメリカGPではポールポジションのフェルスタッペンと予選2位のハミルトンがスタートからフィニッシュまで気の抜けない一騎討ちを繰り広げ、先手先手のアグレッシブなタイヤ戦略をとったフェルスタッペンが逃げ切って優勝した。
これでふたりのポイント差は12ポイントに広がったが、グランプリごとの獲得ポイントは優勝25ポイント、2位18ポイントで、ファステストラップを記録すると1ポイントが追加されるので、優勝とファステストラップでその差は簡単に縮まる。絶対に避けなければいけないのはリタイアなどによるノーポイントで、これはチャンピオン争いにおいて致命傷になりかねない。とにかくライバルよりも前に立ち、そしてゴールすることが重要となる。
残り5戦、どちらにとっても2勝は必要で、できれば3勝を狙いたいところだろう。
2021年F1ドライバーズランキング（第17戦終了時）
1位 M.フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）287.5
2位 L.ハミルトン（メルセデス）275.5
3位 V.ボッタス（メルセデス）185
4位 S.ペレス（レッドブル・ホンダ）150
5位 L.ノリス（マクラーレン・メル セデス）149
6位 C.ルクレール（フェラーリ）128
7位 C.サインツ（フェラーリ）122.5
8位 D.リカルド（マクラーレン・メルセデス）105
9位 P.ガスリー （アルファタウリ・ホンダ）74
2021年コンストラクターズランキング（第17戦終了時）
1位 メルセデス 460.5
2位 レッドブル・ホンダ 437.5
3位 マクラーレン・メルセデス 254
4位 フェラーリ 250.5
5位 アルピーヌ・ルノー 104
6位 アルファタウリ・ホンダ 94
