ポールは今季2度目のWedsSport ADVAN GR Supra
土曜日の予選で最速タイムを叩き出したのは19号車WedsSport ADVAN GR Supra、今シーズンでは第2戦以来の2度目のポールポジションを獲得した。2番手には24号車リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rと、ヨコハマタイヤユーザーがフロントロウを占めた。
翌日曜日の午後1時過ぎ、63周の決勝レースがスタート。ポールの19号車スープラはトップを守るが、4番手スタートの12号車カルソニック IMPUL GT-Rが2位にジャンプアップ。予選3番手の8号車ARTA NSX-GTがそれに続き3メーカーがトップ3を形成する。
その後2度のFCY(フルコースイエロー)を挟んだ21周目、勢いづく12号車GT-Rは19号車スープラを捉えトップに浮上し、翌周にルーティンのピットストップ。全車がピットを終えた31周目に再び12号車GT-Rがトップへと返り咲く。
首位を走るカルソニック IMPUL GT-Rにまさかの・・・
レース後半、トップ3は12号車GT-R、8号車NSX、19号車スープラの順のまま周回を重ねファイナルラップを迎える。12号車カルソニック IMPUL GT-Rの今季2勝目かと誰もが思ったその矢先、その12号車GT-Rが突然のペースダウン。燃料不足の症状が現れ、直後を走行していた8号車NSX、20秒以上後方の19号車スープラらにパスされてしまう。
これにより8号車ARTA NSX-GTの劇的な逆転勝利、今季2勝目を前戦に続く2連勝で飾った。2位には19号車WedsSport ADVAN GR Supraが入り、12号車GT-Rは何とか走り切り3位でフィニッシュした
シリーズランキング首位の1号車STANLEY NSX-GTは12位で無得点。また17号車Astemo NSX-GTが4位入賞でポイントを重ねたため、タイトル争いでは1号車、8号車、17号車と3台のNSXが僅差ともいえる得点差で最終戦に臨むことになった。最終戦は11月27・28日に富士スピードウェイで開催される。
スーパーGT第7戦 GT500クラス決勝結果
1位 8号車 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)
2位 19号車 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)
3位 12号車 カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治)
4位 17号車 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)
5位 16号車 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)
6位 14号車 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)
7位 24号車 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(高星明誠/佐々木大樹)
8位 36号車 au TOM’S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)
9位 38号車 ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)
10位 37号車 KeePer TOM’S GR Supra(平川亮/サッシャ・フェネストラズ)
11位 39号車 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)
12位 1号車 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)
13位 64号車 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)
14位 3号車 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)
15位 23号車 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)
2021 スーパーGT GT500ドライバーランキング(タイトル獲得の可能性を残す)
1st 60pt 山本尚貴 (1号車STANLEY NSX-GT)
2nd 57pt 牧野任祐 (1号車STANLEY NSX-GT)
3rd 55pt 野尻智紀/福住仁嶺(8号車ARTA NSX-GT)
4th 52pt 塚越広大/ベルトラン・バゲット(17号車Astemo NSX-GT)
5th 44pt 関口雄飛/坪井翔(36号車au TOM’S GR Supra)
6th 43pt 平峰一貴/松下信治(12号車カルソニック IMPUL GT-R)
7th 40pt 大嶋和也/山下健太(14号車ENEOS X PRIME GR Supra)