シビックオーナーの新型の印象
── 新型シビックを見ていただきましたが、いかがでしたか?
上山 自分が乗っているワンダーシビックが、自分の中の「シビック」のイメージになっているので、ひとことで言うなら「大きいな」ですね。ワンダーシビックと比べると車格的に2つ、3つ上のクルマになったと感じました。ラインは上品ですし、普通の言葉を使えば高そうなクルマになってしまった(笑)、という印象です。
── ボンネットを開けてエンジンルームも見ていましたが?
上山 最近はエンジンを隠すようにフルカバーされたものが多いのですが、このシビックは剥き出しになっています。私はこのほうが好きですね。メカメカしいエンジンだなというイメージです。実際に着座してみると視界もすごくいいです。小さい窓もついているので斜め後方の視界も見やすいですね。その辺はすごく考えられていると感じました。この車格で、1500ccのターボエンジンでどれだけパワーを出してくれるのか運転が楽しみです。

試乗前に新型シビックをじっくりと覗き込む上山さんと岡崎さん。
岡崎 10代目と比べてしまうのですが、第一印象は落ち着いたイメージを受けました。従来型はマッスルな印象でしたが、11代目はスマートで曲線が多いですね。シートに座って感じたのはクルマの中にいるという感じではなく、リビングルームのソファに座っているようなイメージがあります。コクピットのボタン類も少なく、シンプルでスマート家電のような印象を受けました。くつろげる空間ですね。
── それではこの後に新型シビックに試乗していただきます。

ボディサイズは全長4550mm×全幅1800mm×全高1415mm、ホイールベースは2735mm。

クーペのようなスタイリングのリアビュー。テールゲートの最大開口幅は1159mmと先代よりも23mm広い。

搭載するエンジンは1.5L直4直噴VTECターボで、最高出力は134ps、最大トルクは240Nmを発生する。

リアゲートは樹脂製でヒンジ位置の工夫によりショルダーラインを抑えている。室内のヘッドクリアランスも確保している。

水平基調のインテリアデザイン。シビックとしては初の10.2インチフルグラフィックメーターを採用し、二眼表示のほかバーグラフ表示も可能。センターには9.0インチのHonda CONNECT ディスプレーを搭載する。

EXのフロントシートはウルトラスエードとプライムスムースのコンビシート。赤のステッチが入る。

ボディサイズが大きいだけあってリアの居住性も高い。リアシートは60:40分割可倒式。

リアシートもボディサイズが大きいだけに高い居住性を確保している。60:40分割可倒式。
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youtu.beホンダ シビック EX 主要諸元
●全長×全幅×全高:4550×1800×1415mm
●ホイールベース:2735mm
●車両重量:1370kg(6速MTは1340kg)
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1496cc
●最高出力:182ps/6000rpm
●最大トルク:240Nm/1700-4500rpm
●トランスミッション:CVT(7速マニュアルモード付)/6速MT
●駆動方式:FF
●タイヤサイズ:235/40R18
●車両価格(税込):353万9800円
▶︎▶︎▶︎後編へ続く(2022年1月27日公開予定)