全長が短いため、トラフィック発生の可能性も
インテル(=インター)は「間」、ラゴスは「湖」という意味で、その言葉が示すとおり、インテルラゴスはサンパウロ近郊のふたつの人工湖のほとりにある。なお、正式名称のアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェは、ブラジル出身のF1ドライバー、ホセ・カルロス・パーチェに由来する。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大のためブラジルGPは行われていないが、前回2019年にはフェルスタッペンが圧倒的な速さを見せて優勝。タイヤ戦略で抵抗するハミルトンを打ち破った。また、2位にはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが入り、ホンダのエンジン搭載車が、1991年の日本GPのマクラーレン・ホンダ以来となる1-2を達成している。
【参考】2019年F1第20戦ブラジルGP決勝 結果
優勝 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)71周
2位 10 P.ガスリー (トロロッソ・ホンダ)+6.077s
3位 55 C.サインツ(マクラーレン・ルノー)+8.896s
4位 7 K.ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ)+9.452s
5位 99 A.ジョビナッツィ(アルファロメオ・フェラーリ)+10.201s
6位 3 D.リカルド(ルノー)+10.541s
7位 44 L.ハミルトン(メルセデスAMG)+11.139s
8位 4 L.ノリス(マクラーレン・ルノー)+11.204s
9位 11 S.ペレス(レーシングポイント・メルセデス)+11.529s
10位 26 D.クビアト(トロロッソ・ホンダ)+11.931s
タイヤを供給するピレリは、ブラジルGP開幕にあたって「今年のブラジルGPでは中間のコンパウンド3つを使用します。15のコーナーはすべてそれほど長くなくそれほどタイヤへの負荷は大きくありませんが、全長が短いため、トラフィックが問題になる可能性があり、セーフティカーの可能性も高くなります。レース戦略では、それを念頭に置く必要があります。もうひとつ、ブラジルGPではスプリント予選が設定されているのもポイントとなります。レースは前回とほぼ同じ時期に行われますが、この時期のブラジルの天気は猛暑から集中豪雨までさまざまで、インテルラゴスでの初めてのスプリント予選も加味すると、予測できない週末になる可能性があります」と分析している。
F1第19戦ブラジルGPは11月12日16時(日本時間13日00時30分)からのフリー走行1回目で開幕、予選は11月12日16時(日本時間13日04時)、スプリント予選は11月13日16時30分(日本時間14日04時30分)、決勝は11月14日14時(日本時間15日02時)に開始される。
2021年F1第19戦ブラジルGP タイムスケジュール
フリー走行1回目:11月12日12時30分〜13時30分(日本時間11月13日00時30分〜01時30分)
予選:11月12日16時〜17時(日本時間11月13日04時〜05時)
フリー走行2回目:11月13日12時〜13時(日本時間11月14日00時〜01時)
スプリント予選(24周):11月13日16時30分〜17時(日本時間11月14日04時30分〜05時)
決勝(71周):11月14日14時〜(日本時間11月15日02時〜)