2021年11月30日、三菱自動車工業(以下、三菱)は、同社の「ラリーアート」ブランド復活の第1弾として、ピックアップトラックのトライトンとSUVのパジェロスポーツに特別仕様車を設定、タイ・バンコクで開催されるタイランド インターナショナル モーターエキスポ 2021に出品した。同年12月1日から販売を開始する。

ワークスカーを彷彿とさせる3色ストライプが懐かしい

「ラリーアート(RALLIART)」は三菱の子会社として1984年に設立された企業で、ラリーを中心とする世界のモータースポーツに参戦していた。1992年にはダカール・ラリーにおいて三菱パジェロ1-2-3フィニッシュで総合優勝、1998年にはWRC(世界ラリー選手権)のマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得するなど輝かしい戦績を残してきたが、2010年には業務を縮小。しかし2021年5月、「ラリーアート」ブランドの復活とアクセサリー用品の販売事業を中心に展開することが発表された。

画像: かつてWRCで活躍した「ラリーアート」カラーのランサー エボリューション。

かつてWRCで活躍した「ラリーアート」カラーのランサー エボリューション。

今回、タイで発表された特別仕様車は、三菱の世界戦略車である1トン ピックアップトラックの「トライトン」と、ミッドサイズSUVの「パジェロスポーツ」をベースに、かつてラリーに参戦していたワークスカーを彷彿とさせるレッド/シルバー/ブラックのストライプ調ボディサイドデカールや、レッドのマッドフラップをはじめ、「ラリーアート」ロゴをあしらった内外装アクセサリーを特別装備している。

標準モデルと差別化を図るべく、フロントグリルやアルミホイールをブラックで統一。インテリアでは、「ラリーアート」のロゴや、オーバーロック(縁のかがり)にレッドアクセントをあしらったフロアマットを採用している。

トライトン ラリーアート

画像: トライトンの力強くダイナミックなスタイリングをさらにスポーティに仕立てている。

トライトンの力強くダイナミックなスタイリングをさらにスポーティに仕立てている。

クラブキャブ(メガキャブ)およびダブルキャブのローライダー仕様をベースに、上記の共通装備をはじめ、レッドのアクセントカラーを加えたフロントバンパーガーニッシュ、ならびにヘッドライナーには「ラリーアート」ロゴををあしらい、ツートンカラーモデルにはブラックのドアミラー/ドアハンドル/リアバンパー(クラブキャブのみ)を装備。

トライトンの力強くダイナミックなスタイリングをさらにスポーティに仕立てている。ボディカラーは、ソリッドホワイトとブラックルーフのツートンカラーと、ジェットブラックマイカの2色を設定。

パジェロスポーツ ラリーアート

画像: エレガントなスタイリングのパジェロスポーツにアグレッシブでスポーティな印象を与えている。

エレガントなスタイリングのパジェロスポーツにアグレッシブでスポーティな印象を与えている。

レッドのアクセントカラーを加えた前後のアンダーガーニッシュには「ラリーアート」ロゴををあしらい、ツートンカラーモデルにはより引き締まった印象を与えるブラックのフェンダーアーチモールディング/ルーフレール/シャークフィンアンテナ/テールゲートスポイラーを装備。

エレガントなスタイリングのパジェロスポーツにアグレッシブでスポーティな印象を与えている。ボディカラーは、ホワイトダイヤモンドとブラックルーフのツートンカラーと、ジェットブラックマイカの2色を設定。

三菱では、このラリーアート復活第1弾となる特別仕様車2モデルに続いてラリーアート商品を順次投入、さらには「ラリーアート」ブランドのスピリットを感じられるような活動を検討しているという。日本仕様の特別仕様車など、今後の新生ラリーアートに期待したいものだ。

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