カーリースやレンタカーなどクルマを所有せずに利用する方法は過去からあったが、ここ最近ではカーシェアやサブスクなどの新たな利用形態も増えてより使いやすくなった。そんな、運転免許さえ持っていれば誰でもドライブに行ける今だからこそ、あえてクルマで行きたい場所がある。今回は神奈川県横浜市にある「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜」に行ってみた。(Motor Magazine2021年4月号より)

伝統をモダンに再定義した魅惑のアーバンリゾート

画像: シャンデリアが特徴的なエレガントなロビー。ゲストルームはデザインも「クリスタルモダン」で統一される。広々とした使いやすいつくりだ。3階には屋外にジャグジーバスを備えたインフィニティプールがある。

シャンデリアが特徴的なエレガントなロビー。ゲストルームはデザインも「クリスタルモダン」で統一される。広々とした使いやすいつくりだ。3階には屋外にジャグジーバスを備えたインフィニティプールがある。

港町の横浜は、オープンでカジュアルな雰囲気が魅力のひとつだ。一方で、かつては米軍関連の施設や国際的なクラブなど、背伸びしても届かない排他性や特別さを持つ世界があり、それが横浜のスノッブさやカッコ良さにつながっていた。近頃はそんなシーンも影を潜めてしまい、憧れもいささか半減気味だった。

ところが憧れずにはいられない新たなスポットが加わったのだ。「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜」である。ハワイ好きには説明するまでもない、あのオアフ島の「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」(以下ザ・カハラ)初の海外進出となるホテルだ。本国は、ワイキキの喧噪から離れた静かなビーチリゾートとして歴史を刻んできたが、横浜はアーバンリゾートとして新たな一歩を踏み出した。

その魅力は、都会の中の静寂と心地よきエレガンスを備えた非日常感にある。まずエントランスからして驚く。開放的なホテルの玄関とは違い、まるで閉ざされた神殿のよう。重厚な扉の向こうは、大胆で未来的ともいえる異空間が広がる。

ホテル全体のデザインコンセプトは「クリスタルモダン」だ。クリスタルの陰影やハワイの伝統的な文様を巧みに組み合わせた先鋭的なデザインで、外界や日常との違いを際立たせているのだ。14階のロビー&レセプションも艶のある非日常的な空間である。ベイエリアの景色が一望でき、モダンなシャンデリアや優美なインテリアでゲストを包み込む。

コンシェルジェが素敵なひと時を提案

画像: 横浜港に面する国際展示場パシフィコ横浜に隣接する。

横浜港に面する国際展示場パシフィコ横浜に隣接する。

シャンデリアはハワイ国王の王冠の羽を模しているという。そういえば本国ハワイのロビーを飾るのは2万8000個ものベネチアングラスを使ったシャンデリアだ。雰囲気こそ違うが、実はシャンデリアとソファの配置は本国ハワイと同じようにセットされている。名物のクリームソーダや横浜にちなんだカクテルを片手にのんびり過ごしたくなる、静かで心地良い場所だ。

ゲストルームは全146室。ルームタイプはスイートをはじめ7種、47.44平方メートルから119.46平方メートルまで7タイプが揃う。白を基調としたゆとりある空間で、窓からはこれまでとは違った横浜のパノラマが楽しめる。

ダイニングは日本料理・鉄板焼きの「濱」、イタリアンの「OZIO」、がある。いずれもプライバシー性に配慮した個室対応でこのご時世にも使いやすい。ハワイ同様、ローカルリスペクトの考えから、地元産や地元企業とコラボしており、料理もお酒も美味しく、興味深い内容だ。なお「濱」は、外観から想像もできない空間が広がっている。ぜひ、実際に出かけて、味とともに楽しまれたい。

さて、ザ・カハラの最も価値ある体験はスタッフのサービスにある。丁寧で手厚いサービスは、さすが伝統と格式を誇るザ・カハラだ。注目はコンシェルジュサービス。何も決めずに頼ってみるのがいい。きっと素敵なひと時を提案してくれるはずだ。

この優美な空間と洗練されたサービス、そして世界の要人やセレブリティが愛した本国ハワイの伝統とそのストーリーが、横浜の魅力を押し上げる力になることに期待したい。(文:小倉 修)

ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜

画像: ■ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-3 首都高速神奈川1号横羽線東神奈川出口より約6分 thekahala.jp

■ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜
神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-3
首都高速神奈川1号横羽線東神奈川出口より約6分

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