クルマは走行距離10万キロを超えると「過走行車」と呼ばれるようになりますが、買取は厳しくなる傾向が見られます。金額が低くなることはもちろん、場合によっては買取を断られるケースも少なくありません。
これは、走行距離10万キロを超えると市場での人気がガクッと落ちることや、予期せぬトラブルが発生するリスクがあるためです。
同じく、総走行距離10万キロに満たなくても、1年間に1万キロを超えるペースで走っているクルマも過走行車と位置付けられています。
このように、過走行車の売却はやや難しい傾向がありますので、売却しようと思った場合は、買取店選びに工夫が必要です。では、どのような買取店を選べばいいのでしょうか?
この記事では、過走行車でも扱ってくれる買取店を紹介するとともに、過走行車を少しでも高く売るためのポイントや、売却時の注意点についてお伝えします。
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過走行車はどこに売るべき?買取店の選び方
まず、過走行車はどこに売るべきかという点についてお伝えします。過走行車はなんとなく「売却しづらいのでは」というイメージを持っている方も多いと思いますが、以下を基準に売却活動を行うと、金額面と手間の面でバランスの取れた売却活動を行えるかと思いますので、参考にしてください。
- 不具合がない場合はまずは一般買取店で査定をとった方がお得
- 旧車やネオクラシックカーは過走行でも専門店で査定
- 手間をかけたくない場合は廃車買取店で査定
不具合がない場合はまずは一般買取店で査定をとった方がお得
まず、大きな不具合が見られず問題なく走行できる過走行車の場合です。この場合は、まずは一般中古車買取店で査定を取ってみることをおすすめします。
というのも、過走行車だからといって絶対に一般中古車買取店で扱ってくれないかというとそうでもありません。大きな不具合が見当たらず、次の買い手が見つかりそうなクルマであれば、一般中古車買取店でも買い取ってくれる場合があります。
さらに、これから紹介する廃車買取店よりも、一般中古車買取店に売った方が高く売れやすいので、そうした意味でもチャレンジする価値はあるでしょう。
ちなみに、不具合のないファミリーカーの他、軽トラや軽バン、ワンボックスカーなど、事業用で利用するクルマの場合も、過走行であっても一般中古車買取店で扱ってくれるケースは多いです。というのも、「走行距離が長くても走れば問題ない」と考える買い手が多く、市場ではファミリーカーほどシビアな目では見られないからです。
もちろん、断られた場合は別の買取先を探す手間が増えてしまいますが、クルマの価値を限界まで引き出したい方におすすめの方法です。買取価格が数万円変わる可能性もありますので、手間とのバランスを考えて挑戦してみてください。
旧車やネオクラシックカーは過走行でも専門店で査定
過走行であることが大きく問題視されないのが、旧車やネオクラシックカーのジャンルです。今では新車で買えないクルマなので(デットストックは除く)、走行距離が多くて当たり前という共通認識のもと取引されています。逆に過走行でないタマ(個体)はプレミア価格で取引されるほどです。
例えばスポーツカーや本格4WDなどに、旧車やネオクラシックカーと呼ばれるクルマが多いので、そのようなクルマを売ろうとしているのであれば、当てはまる専門店がないか一度探してみましょう。
よほど深刻な不具合を抱えていなければ、専門店の中から買取たいと言ってくれるお店は見つかるはずです。
手間をかけたくない場合は廃車買取店で査定
最後、手間をかけずに素早く買取先を見つけたい場合です。この場合は初めから廃車買取店に依頼するといいかと思います。
例えば、過走行以外にも何かしら不具合を抱えており、すでに買取額が期待できないようなクルマです。このような場合は一般中古車買取店に持ち込んでも、査定を断られるばかりか、廃車買取店に売った場合とほとんど値段が変わらない場合も多いので、手間を考えられば初めから廃車買取店で確実に買い取ってもらったほうがスムーズです。
買取額は低くなる傾向が見られますが、それでもどんな状態でもほぼ確実に引き取ってもらえることを考えると、大きなメリットを感じる方も多いでしょう。
このように、クルマの状態に応じて買取先を使い分けると、ストレスなく売却活動が進められると思います。
過走行車専門の買取店おすすめ5選!
ここからは、過走行車を専門に扱う買取店(廃車買取店)を紹介します。全国対応、ネット依頼可能な買取なので、お気軽にご利用ください。
- カーネクスト
- ユーカーパック
- ハイシャル
- ナビクル廃車買取
- カーセンサー
【おすすめ1】カーネクスト
最初におすすめしたいのが「カーネクスト」です。
カーネクストは低年式車や過走行車といった「訳あり車」の買取を得意としており、過走行車を売りたい方にニーズマッチした買取店です。
公式サイトの買取実績を見るとわかると思いますが、数多くの過走行車の買取実績があるので、査定にも期待が持てます。
また、たとえ買取が難しい場合でも、無料でクルマを引き取ってもらえ、さらに廃車手続きまで無料で行ってもらえます。クルマの処分には数万円の費用がかかるのが通常ですので、無料で引きとってもらえるだけでも嬉しい方もいるのではないでしょうか。
カーネクストは買い取ったクルマを国内で再販するだけでなく、走行距離は気にしない海外で再販したり、使えるパーツを再利用する目的で買取を行うので、一般中古車店では買取を断られるようなクルマでも買取を行えるのです。
過走行車を売りたいという方にはマッチする買取店なので、買取店選びに迷ったらカーネクストで査定を取ってみてはいかがでしょうか。
【おすすめ2】ユーカーパック
続いてはユーカーパックです。ユーカーパックはオークション型の一括査定サービスで、従来型の一括査定と違い、全国の買取店からの入札が受けられるのが特徴です(個人オークションではなく、買取店からの入札が受けられるので安心です)。また、買取店とのやり取りは全てユーカーパックを経由して行われるため、煩わしい電話営業に悩まされる心配もありません。
ユーカーパックには全国約8000店の買取店が参画しており、その中には過走行車の買取に積極的な買取店も含まれています。また、一般買取店も含まれているので「過走行以外には問題ないから、一般買取店の評価も聞いてみたい」という方にはおすすめのサービスかと思います。
出品料・成約料は無料で、さらにユーザーが設定した最低落札希望額に届かなければ、強制的に落札となることもありません。
走行距離以外に問題ないおクルマの場合は、こちらのサービスを利用し、少しでも高く売却できる買取店を見つけてみてはいかがでしょうか。
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【おすすめ3】ハイシャル
一般的に10万kmを超えるような過走行車は価格が付きにくいと言われます。しかしハイシャルは過走行であっても「廃車買取」を得意とするので価格も付くことで知られます。
過走行車の中でも年式の古いクルマは買取でかなり不利です。とはいっても過走行と年式は深い関係があるので、長い年月保有すればするほど走行距離も伸びることは致し方ありません。廃車買取のハイシャルであれば、過走行車を買い取るほか、引き取り費用から廃車手続きまですべて無料で行ってくれます。
例えば、ディーラーなどで5万円で引き取ると言われても、引き取り費用や廃車手続き代行費用が発生し、買取金額が手元に来るどころか逆に請求されてマイナスになってしまうこともあるでしょう。
しかしハイシャルならすべての手続きを無料で行ってくれるので、同じ5万円での引き取りでも必ず5万円が手元に残ります。かなりお得と言えるでしょう。
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【おすすめ4】ナビクル廃車買取
ナビクル廃車買取は一括査定でお馴染み「ナビクル」の廃車買取専門部門です。運営の株式会社エイチームライフスタイルは上場企業であるため、クリーンな運営体制であると推測できます。
2023年、大手買取店の不正が顕になり、クルマ買取店に漠然とした不信感をお持ちの方もいるかと思いますが、そのような方におすすめの買取店です。
他に紹介している廃車買取店同様、廃車手続き費用無料、レッカー移動無料で安心です。全国対応なので、安心できる廃車買取店を探している方は、こちらを利用してみてはいかがでしょうか。
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【おすすめ5】カーセンサー
最後に紹介するのが、リクルートが運営する一括査定サービス「カーセンサー」です。
提携は1000社以上あるので、過走行車でも買取してくれるお店が見つかることが期待できます。
このほかカーセンサーでは、オークション形式でも買取依頼が可能です。こちらの場合は約5000社との提携があるので、より積極的なお店を見つけやすいでしょう。
また、オークション査定の場合は最高額で入札した1社とマッチングする形なので、一括査定のように複数社との電話対応はしなくていいです。
過走行車を買い取ってもらうには、多くのお店に査定できるか聞いて回ることがポイントになりますが、こうしたサービスを使えば査定したい業者の方から声をかけてもらえるので楽です。
過走行車というクルマでの売却活動だからこそ、こうしたサービスを使ってたくさんのお店に査定依頼を出してみてはいかがでしょうか。
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過走行車を少しでも高く買取してもらうコツ3つ
過走行車とはいえ、簡単な工夫で買取価格をアップできるなら、その方法が知りたい方も多いと思います。そこで、ここからは過走行車を少しでも高く買い取ってもらうためのコツをお伝えします。
具体的には以下を意識して売却活動を進めるといいかと思います。
- 最初は一般中古車買取店で査定を取る
- 海外輸出に強い買取業者を探す
- 1店舗でも多くの買取業者で査定する
1.最初は一般中古車買取店で査定を取る
中古車買取で、過走行車は買取不可と言われる場合が多いでしょう。しかし、廃車買取であれば中古車買取で0円と言われた過走行車に値段が付く場合があります。
過走行車が一般的に中古車買取で買取価格が付かないからといって、今まで大切に乗ってきたクルマを廃車買取に出すことに抵抗がある方も多いでしょう。確かに廃車買取は廃車にすることを基本的な業務としていますが、過走行車から使えるパーツを取り外し、中古パーツとして再販しています。いわば、中古パーツとして新たに再出発していると言えるでしょう。
そして、中古パーツとして人気が高いクルマは、パーツとしての価値が高いので過走行車でも高く買取されます。これは中古車買取では難しい買取方法であり、廃車買取だけの最大の特徴です。
2.海外輸出に強い買取業者を探す
過走行車を買取に出すなら、海外輸出に強い買取業者を探してみましょう。廃車買取であれば、国内に中古パーツとして流通させる業者だけでなく、海外にクルマごとの輸出やパーツとして海外に輸出する業者があります。そういった海外輸出に強い業者であれば過走行車も買取価格に期待が持てます。
海外では、日本車は壊れにくく長持ちすると評判がよく、特に新興国では古い過走行のクルマも喜んで買い取ります。そこで多くの海外ルートを持つ廃車買取であれば、中古車買取で断られるような過走行車も買取される可能性が高いでしょう。
また、海外輸出に強い廃車買取では、パーツとしても海外に輸出していますから、過走行車も故障がない、または致命的な故障がないクルマなら買取に期待が持てるでしょう。
3.1店舗でも多くの買取業者で査定する
買取査定の基本は、1店舗でも多くの買取店で査定することです。そうすれば、一番高く買い取る業者を見つけられるからですが、過走行車の場合も1店舗でも多くの買取業者で査定をしましょう。
とくに過走行車の場合、中古車買取店ではよい金額が提示されない場合もあります。そこで、廃車買取業者にも査定依頼します。
廃車買取業者も、得意な車種や得意な状態のクルマがあるので、多くの廃車買取での査定をおすすめします。
このように、中古車買取と廃車買取といった買取でも業種の違う多くの店舗で買取依頼することで、過走行車を一番高く買い取る店舗を探せるでしょう。
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自分のクルマが過走行車に当てはまるかどうかの判断基準
10万kmを超えれば過走行車と誰もが思うでしょう。しかし実際、どの程度走行したら過走行車になるのか基準がわからない方がほとんどではないでしょうか。
過走行車は、年式によっても基準が異なるほか、年式が古くなれば過走行車となる定義が変わってきます。ただし10万kmは、国内において過走行車としての目安であることは変わりません。
高年式の過走行車は1年の平均走行距離が1万km以上
過走行車と聞けば、年式が古いクルマだけと思う方も多いでしょう。しかし、高年式のクルマでも過走行車となりうる走行距離の基準として、1年で1万km以上が当てはまります。
自動車業界では、1年間の平均走行距離は1万km程度とされています。そこで、1年間の平均走行距離が1万kmを超えている場合、新車登録から3年目であっても過走行車です。
例えば、新車登録から2年目のクルマは平均走行距離2万km以下ですが、もし3万kmも走行している場合は過走行車として査定されます。
この例では、3万kmはそれほど問題となる走行距離ではありません。しかし、たった2年間で通常より1万km多く走行しているということは、それだけ消耗している部分も多いと考えられるためマイナス査定になるのです。
新車登録から5年目を例に解説すると、まだ2回目の車検なので通常はかなり良い値段で取引されます。しかし、新車登録から5年程度で10万kmに迫る走行距離だった場合、年式が新しくても中古車市場からは敬遠されるため、買取価格が0円になることも多いでしょう。
年式が新しいのに過走行車と査定されたら廃車買取に相談してみましょう。廃車買取はどんなクルマも買取るので、過走行車も状態によってはかなり良い金額で買取されますから、今すぐチェックしてみることをおすすめします。
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低年式車は10万km以上走行していると過走行車
過走行車は、一般的に年式が古いクルマが当てはまりますが、過走行の目安は10万kmからです。ただし、中古車査定協会の査定規定は、10年経過すると走行距離9万kmから2%のマイナス査定が始まり、走行距離数によって最大58%まで基準価格からマイナスされます。
このように、10万kmは、中古車査定において大きな節目であり、年式が古くなっても基準走行距離(1年1万km)以内であっても、10万kmを超えるとマイナス査定されます。
そのため、20年以上経過しているクルマも10万kmを超えていなければ過走行車とならず、逆にプラス査定になる場合もあるでしょう。
この10万kmが一つの目安となっている理由は、昔のクルマは10万kmも走行すれば故障が多かったことが挙げられます。このほか、一時期使用されていたタイミングベルトと呼ばれるエンジン部品が10万kmで交換が必要であったことも、10万kmがクルマにとって一区切りであるとされてきました。
このように、かつて10万kmがクルマにとって寿命とされていたことが、今でも採用され続けていることと、10万kmという走行距離がクルマの価値を決める基準として一般に広がったことから、10万km以上は過走行車としての認知が高くなっています。
なぜ過走行車は一般の中古車買取店では取り扱ってくれないのか?
過走行車が中古車買取で査定額が低い理由は、中古車市場での人気がないことが大きな理由です。それ以外にも過走行車では故障のリスクが心配と感じている方が多いため、中古車買取では、故障のリスクも考えて査定が低くなっています。
このようなことから、過走行車はクルマ買取で査定が低くなりますが、その主な理由は以下の4つです。
- 過走行車は中古車市場で人気がないから
- クルマの各部の消耗が激しいから
- 予期せぬ故障の心配が高いから
- 過走行車は年式の古いクルマが多く寿命が近いから
理由1:過走行車は中古車市場で人気がないから
過走行車がクルマ買取で査定額が低い理由は、中古車市場で人気がないからです。過走行車を仮に中古車店で仕入れても値段を高くすることもできず、人気車であってもいつ売れるかわかりません。このことから、中古車店ではよほどの魅力がなければ過走行車を仕入れることがないので、人気がありません。
中古車店で過走行車を仕入れない理由は、一般ユーザーが敬遠することが大きな理由です。例えば自分が中古車店でクルマを購入することを想像した場合、全く同じクルマがあった場合、走行距離が少ないクルマと過走行車では、多少車両価格が高くても走行距離が少ないほうを選ぶはずです。
どんな物でも同じですが、中古品を購入する場合、できるだけ状態が良いものを選びます。このことから、走行距離が少ないほうが状態が良いことを多くの方は知っているため、過走行車は中古車市場で人気がなく、買取では査定が付かないことがほとんどです。
理由2:クルマの各部の消耗が激しいから
クルマは、走行すれば各部が傷み消耗します。消耗する部品は自動車メーカーにより交換時期も決められている部品が多く、ある程度の距離を走行すると使えなくなる部品が数多くあります。
クルマは、走行しなければただの鉄の塊で使い物になりません。そして走行させるための多くのパーツは、走行距離が多くなるほど傷むパーツが増えるので、結果的に費用がかさむことが予想されます。
整備費用には様々な種類がありますが、走行距離が増えると重整備と呼ばれる大変な整備作業が多くなります。このほか複数の故障が発生している場合も多いでしょう。そのため、査定時に走行距離を聞いた買取店では、走行距離から想定される故障と照らし合わせ、どのような故障が発生し、修理費用がどの程度になるか計算するので、査定額を高くできません。
理由3:予期せぬ故障の心配が高いから
過走行車は、今まで問題なく走行していても、不意に大きなトラブルに見舞われることも少なくありません。これは、定期的にメンテナンスをしていてもメンテナンスの対象外となる快適装備や安全装備などに多く発生します。
当然、走行装置もメンテナンスをしていても予期せぬトラブルの危険はあります。それは、すべての部品がすでに長い走行距離を耐えてきているので、消耗部品以外でも故障する可能性を秘めているからです。
このほか過走行では、年式が比較的に新しくても、傷みは各部に発生していますから、年式が新しいからと言って安心できません。特に走行装置やエンジンの駆動で動くエアコンやパワーステアリングなどの快適装備は要注意でしょう。
理由4:過走行車は年式の古いクルマが多く寿命が近いから
過走行車の多くは、年式が古いクルマがほとんどです。年式が古いだけでも故障リスクが高いのに、さらに過走行車となれば故障リスクはもっと高くなり、クルマの寿命も心配になります。
このほか、長い年月乗り続けた過走行車は、部品供給も心配になります。部品がメーカーから供給されなければ修理もままならなくなるので、乗り続けることは困難です。
トヨタの場合では、クルマの生産終了から10年までは部品供給がありますが、それ以後の部品供給は在庫品だけです。それより短い車種もあるとトヨタでは発表しているので、クルマの購入時期によっては部品供給に不安が出てくるでしょう。
例えば、生産終了した在庫車を購入した場合、10年で部品供給が止まる可能性があります。もしそのようなクルマが過走行となれば、多くの部品が新車登録から10年後に交換時期になることが想定されるでしょう。仮に部品が手に入らなければ寿命として廃車にするしか方法はありません。
過走行車で廃車を選択するなら廃車買取がお得です。過走行車も国内外に流通させる廃車買取であれば買取価格に期待ができますから、今すぐチェック!
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過走行車は下取りより買取で処分したほうがお得な場合が多い
クルマの買い替えでディーラーに下取りに出したら、過走行であることを指摘されることも少なくありません。そうなると、ディーラーでは廃車扱いとしてオーナーに相談してくるでしょう。
しかし、過走行車であることを教えてくれたディーラーに対して感謝するユーザーも多く、本当は買取のほうが得であることを知ることなく下取りに出している方がいます。
ディーラーが過走行車を中古車として流通できないと判断すれば廃車手続きを提案し、手数料を要求してきます。しかし買取では過走行車も現金化できるので、買取のほうが断然お得なことを理解しましょう。
下取りは廃車だが買取なら現金化されるから
過走行車を下取りに出す場合、市場で人気がなければディーラーは下取り車として新車価格に充当しません。もちろん下取りできるかどうか、業者オークションの相場を調べるほか、普段から業務提携している買取店や中古車店に問い合わせし、過走行車を買取するか確認します。そこで、買取が難しいと判断されれば廃車ですが、買取業者であれば現金化できる可能性があります。
この時点で、下取り車がディーラーにとって利益にならないと判断すると、オーナーに廃車の相談をすることもあるでしょう。
しかし買取であれば、中古車市場で過走行により人気がない車種もパーツとして販売できるほか、海外輸出に強い業者なら、海外にクルマとして輸出すれば現金化できます。
仮に、下取りする過走行車を0円で廃車処分するといった場合でも、買取であればそれを上回る金額で引き取るので、手元に現金が残る買取店のほうがお得でしょう。
下取りは廃車費用が発生するが買取は手続き無料だから
下取りの場合、過走行車を廃車にすると必ず廃車手続き費用が発生します。この費用には、引き取り費用や廃車手続き代行費用が含まれており、少なくても数万円の出費が発生します。しかし、廃車買取であれば、すべての廃車費用を原則無料としている業者がほとんどなので、過走行車を廃車にするなら廃車買取のほうがお得です。
下取りで廃車を提案された場合、ディーラーによっては廃車費用をすべて0円で行うと言ってくる場合もあります。しかし、実際には新車購入時の値引きに相殺されることもあり、損をする可能性も考えられます。
例えば、廃車費用を無料にして新車価格から15万円値引きすると言われた場合、実際は新車から20万円まで値引きが可能であることが多くあります。これは、実質5万円を廃車費用に回されていたことになり、ユーザーは得と思っていたことが実は損をしていたことになります。
しかし、廃車買取を利用すれば、新車価格から20万円の値引きを勝ち取り、さらに廃車買取で現金化できる可能性があるため、廃車買取のほうがかなりお得と言えるでしょう。
下取り査定より買取査定のほうが高いから
過走行車でも下取りで査定価格がつくこともあります。ただ、下取りしたのち業者オークションなどに転売するため中間マージンが発生します。そのため、下取査定は買取査定ほどの高額を期待できません。しかし買取であれば、自社直販をする買取店が多いので中間マージンをカットできることから、そのぶんの金額をユーザーに還元できるので高値買取ができるというわけです。
特に過走行車は、中古車市場で購入する層が限られるので、高く買い取る確率はかなり低く、下取りでは限られたユーザーへの売却はかなり難しいでしょう。
一方、中古車買取では自社直販をしている場合が多いことから、人気車のバックオーダーを抱えています。もちろんその中には、安ければ過走行でも構わないユーザーも多いので、下取りより買取のほうが転売に有利なため買取価格が高めです。
過走行車の買取でよくある質問
Q.20万km以上走行していますが、廃車買取に相談したほうが良いでしょうか。
A.今まで不便なく走行していたなら、最初から廃車買取で査定する必要はありません。しかし、中古車買取業者も販路が豊富な業者を多く選んで査定しましょう。それでだめなら廃車買取に相談します。
Q.5年落ちのクルマで修復歴があります。走行距離はもうすぐ7万kmですが、事故車で過走行車だから買い取れないと言われました。どこに相談すれば良いでしょうか。
A.修復歴があると、中古車買取では大きく評価が下がります。そこに過走行が加わると査定額は限りなく0円になると思われます。しかし、7万kmなので中古車買取でも販路が広いと買取する業者もあります。そこで、多くの業者に査定依頼しましょう。それでも無理そうなら廃車買取に売却しましょう。
まとめ
クルマは、10万kmを超えると過走行車ですが、10万km以下であっても、1年で1万km以上走行しているクルマは過走行車として扱われます。つまり、10万kmに到達していないクルマでも標準以上に走行すると、過走行車として売却時には不利になるでしょう。
過走行車は、中古車買取で査定額に期待が持てません。しかし、中古車買取以外にも廃車買取を利用することで、過走行車を現金化できます。それには中古車買取や廃車買取を問わず、多くの買取店で査定することがポイントです。