国内外のモータースポーツ参戦車両も展示
TGRは、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」に取り組んでおり、FIA世界ラリー選手権(WRC)やFIA 世界耐久選手権(WEC)などのトップカテゴリーをはじめ、国内ラリーやレースにも参戦している。そして、それらの活動で得た技術や知見を生かし、新たな市販車に繋げている。
今回、東京オートサロン2022への出展では、TGRがモータースポーツの現場で得た知見、磨いてきた技術を織り込んだレース専用車両のコンセプトカー「GR GT3コンセプト」と、GRヤリスのフルチューンモデルを世界初公開する。
現段階で公開されているのは、2台ともシルエットに近い画像のみ。GRヤリスのフルチューンモデルの公開された画像を明るく加工してみると、ボンネットのエアアウトレットやリアウイング、前後のブリスターフェンダーなどが見てとれる。迫力を増したエクステリアに見合うパワーユニットが搭載され、インテリアもカスタマイズされているのではと思われる。
GR GT3 コンセプトはファストバッククーペと思われるスタイルだが、GRスープラやGR86とは微妙に異なるシルエットだ。これも公開された画像を明るく加工してみると、大型のリアウイングが装着されているのが分かるが、ボディの下半分はまったく見えない。車名からして、GT3レース用のレギュレーションに合わせたクルマであることは間違いないだろう。
いずれにしても、両モデルの詳細は東京オートサロン2022の開幕、1月14日(業界・報道関係者公開日)まで待たなければならない。
なお、TGRでは2021年シーズンのWEC全戦勝利を達成したGR010 ハイブリッドや、スーパーGT、全日本スーパーフォーミュラ選手権、全日本ラリー選手権など国内外の参戦車両も展示する。車両以外にも、復刻部品GRヘリテージパーツの2022年販売予定品目の一部を展示したり、ドライバーを中心としたトークショーなども開催予定だ。