クルマ一括査定は複数の買取業者から査定を受ける上で便利ですが、申し込み直後からかかってくる営業電話に悩まされる方も少なくありません。
しかし、中にはしつこい営業電話なしで使えるサービスもあります。この記事を参考に、電話営業の悩みをなくしながら車査定を取ってみてはいかがでしょうか。
クルマの査定額を比較する際にはとても便利な一括査定ですが、複数の業者に査定依頼をする特性上、どうしても営業電話が多くなります。申し込み直後から何件もの電話に悩まれた経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめする、電話営業に悩まないクルマ買取・査定サービスがあります。また、一括査定サイトも使い方によっては営業電話を減らしたり、電話の回数を少なくすることも可能でです。
本記事では、一括査定を利用して高額買取を狙いながら営業電話を避けるコツをご紹介します。ぜひ参考に、電話営業に悩まない売却活動を行なってください。
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クルマ一括査定サイトを電話なしで利用することはできる?
クルマの一括査定サイトを「電話なしで利用できないか?」と考えている人は多いと思います。
多くの一括査定サイトは買取店から電話がかかってくる仕組みになっていますが、一部の一括査定サイトは、運営が買取店とのやり取りを仲介してくれるので、電話営業を受けずに済みます。
正確には一括査定サイトではなく、オークションサイトになるのですが、最終的には多くの買取店の査定額が比較されるため、一括査定と同じような効果が期待できます。
また、これから紹介するMOTAやCTNは、最高額をつけた最大3社のみからしか電話連絡がいかない仕組みを導入しており、一括査定サイトの中でもユーザーの電話負担を減らす取り組みを行なっています。
なので、「電話連絡が少なくなるようなサイトを選べれば、煩わしい電話連絡に悩まされず、クルマの一括査定サイトは使える」ということです。
次に紹介するようなサイトを上手に使い、ストレスなくクルマの一括査定を行ってみましょう、
電話営業に悩まないおすすめクルマ一括査定サイト6選!
多くの一括査定サイトではオートコールが導入されており、申し込み直後から複数社の電話がかかってくることもあります。しかし、そんな電話営業に悩まずに済むクルマ買取査定サービスもあります。
そのおすすめが以下の5つです。
1.楽天Car車買取・・・電話のやりとりは楽天1社だけ!オークション形式の車買取サービス
まず紹介したいのが楽天Car車買取です。
このサービスはオークション形式の車買取サービスで、最高額をつけた1社に売却できる仕組みになっています。電話でのやり取りは運営者である楽天Car車買取の1社のみで、複数社からの電話営業を受ける心配はありません。
入札は全国の買取店から行われるので、一括査定のようにたくさんの買い取り業者から競り合って貰いたい方にもおすすめです。
また、楽天Car車買取のスタッフから車両検査や出品サポートをしてもらえるので、クルマの知識がない方でも安心して利用できるサービスになっています。
大手をはじめとした全国2,000社以上の買取店が参画しており、その中には輸入車、スポーツカー、カスタムカーなど様々なクルマに特化した買取店が含まれています。
中間業者を通さず直接出品するので、中間コストカットした分を車買取価格に上乗せし、高額買取が狙えるのも大きなポイントです。
入札の様子はスマホからリアルタイムで確認でき、どんどん自分のクルマの価格が競り上がっていく様子を見れるのは楽しいという評判も。
こだわりのクルマを持っており少しでも高く売りたい人、クルマ売却は初めての方などなど、全ての方におすすめできるサービスですので、迷ったらこちらで車買取申込をしてみてはいかがでしょうか。
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2.MOTA・・・電話は高額査定を出した1〜3社のみ
続いて紹介するのが、MOTAです。このサービスは、一括査定とオークション査定をうまく融合させたサービスとなっており、まずは査定依頼を出すとクルマの情報が全国の業者に行き渡り、その中で入札が行われます。そして、最も高額査定をつけた上位3社(最大)から連絡がいくサービスになっています。
「最大でも3社からしか電話がかかってこない」と事前にわかっている点と、
「電話がかかってくるのは翌日(買取店同士の入札が終わった後)」と、事前にわかっているため、電話で感じるストレスは大きく軽減できるものと思われます。
オークション査定だと、最高額をつけた1社のみとマッチングになりますが、どこに売却するかの選択肢は複数持っておきたい人もいるでしょう。そんな方にピッタリのサービスとなっています。
「一括査定は使いたいけど、電話がネック・・・」と感じていた方には特にお勧めしたいクルマ一括査定サービスですので、試しにご利用してみてはいかがでしょうか。
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3.CTNクルマ一括査定・・・600社以上の中からやり取りは上位3社のみ
CTNクルマ一括査定は、高額査定をつけた上位3社(最大)からのみ電話がかかってくる一括査定サービスです。
また、提携している買取店には様々な専門店が含まれており、過走行車や廃車、事故車でも歓迎という珍しい一括査定サービスです。
CTNクルマ一括査定のように、web査定ではなく最終的にはきちんと実車の査定を挟むサービスは、査定も正確に行ってもらえるため、適正な査定額の提示が期待できます。
電話がかかってくる数が最大3社とわかっていること、実査定を挟むため適正査定が期待できることから、非常にバランスの取れた一括査定サービスです。
お勧め度はかなり高いサービスになりますので、気になる方は一度公式サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
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4.カーセンサー・・・メール連絡希望を出せる / 査定希望店を絞れる
リクルートが運営する「カーセンサー」はクルマ一括査定の代表的なサイトですが、電話営業を減らせる工夫が施してあります。
まず、カーセンサーの場合は電話連絡でなく「メール連絡希望」を出すことが可能です。これにより、電話がかかってくるリスクを減らせますが、残念ながら業者によっては電話で連絡をしてくる場合もありますので、完全に電話をシャットアウトできるわけではないようです。
また、査定希望の買取店を任意で絞れるため、不要な業者からの連絡は避けられます。
もう一つ、カーセンサーの場合はオークション査定も選択できるようになっています。こちらなら完全に電話営業を避けることが可能です。
このように、電話営業を避けられる仕組みを導入している点は、さすが大手サービスといったところでしょう。一括査定サイトの代表的なサイトとなりますので、迷ったらこちらのサイトもおすすめできる査定サービスです。
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5.ユーカーパック・・・オークション査定だから電話に悩まない
続いてお勧めするのはオークション査定の「ユーカーパック」です。
オークション査定なので、当然煩わしい電話営業に悩まされる心配は一切ありません。また、最低希望落札価格に届かない場合は必ずしもクルマを売らなくてもいいので、無理に買い叩かれるような心配もいりません。
ユーカーパックは車両チェックから売買成立後の書類関係まで全て行なってもらえるので、初心者でも安心して使えます。
また提携業者は全国8000以上あり、さまざまな専門店も参画しています。
こちらも電話を避けながら少しでも高く売りたい方におすすめできるサービスになっていますので、ご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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6.セルカ・・・7,000社登録のオークション
セルカもオークション型一括査定のため、煩わしい電話を避けたい方向けのサービスです。
全国7,000の買取店が参画しており、先に紹介したユーカーパックに次ぐ規模感です。こちらも先に紹介したいオークション査定サービス同様、買取店とのやり取りや、売却に関する書類手続きのサポートなどを受けられるため、手間の少なさという面でもおすすめです。
出品料は無料、成約料は33,000円(税込)です。他のサービスと合わせて使うことで、今まで見つからなかった買取店からオファーを受けられる可能性もあるので、複数サービスを利用する場合は候補に入れてみてはいかがでしょうか。
クルマ一括査定のしつこい営業電話を減らす方法
下取りや買取よりも高額査定が期待できるとはいえ、昼夜問わず何社からも電話がかかってくれば、仕事や日常生活に支障が出ます。
では、どうしたら高額査定を狙いながら営業電話を減らすことができるのでしょうか。クルマ一括査定サイトで営業電話を減らす方法としては次が挙げられます。
- 査定依頼をする業者を少なくする
- オートコールを採用している業者を外す
- メール連絡希望を選択できるサイトを利用する
- 連絡がつきやすい状況を作っておく
- 高額査定業者からのみ連絡が来るサイトを利用する
- 運営会社からの電話のみのオークション形式サイトを利用する
1.査定依頼をする業者を少なくする
利用するサイトや、住んでいる地域によっても異なりますが、一括査定では最大5社~30社程度に一度に査定を依頼することができます。査定依頼をする業者が多いほど、営業電話も増えると考えたほうが良いでしょう。
そのため営業電話を減らしたいのであれば、申込時に業者を選択できるサイトを利用し、査定業者数を少なくすることをおすすめします。
ただし、減らしすぎには注意が必要です。査定業社数が少なすぎると「複数業者の価格を利用する」という一括査定のメリットを受けられなくなります。3社程度に依頼することで、営業電話を減らしながら比較対象も確保しておくのがバランスがいいかと思われます。
また、提携社数が多いサイトほどオファーが多いことも予想されます。本来なら提携社数が多いサービスを選ぶのが通常ですが、電話の数を減らしたい方は、あえて提携社数の少ないサービスを選ぶのもいいかもしれません。
以下、主な一括査定サービスの提携社数をまとめたものですので、参考にしてください。
サイト名 | 提携社数 | URL |
---|---|---|
ユーカーパック | 8000社以上 | https://ucarpac.com/ |
カーセンサー(オークション式) | 5000社以上 | https://kaitori.carsensor.net/ |
楽天Car車買取 | 2000社以上 | https://sell.car.rakuten.co.jp/campaign/common-2201nl/ |
MOTA | 約450社以上 | https://autoc-one.jp/ |
ズバット車買取比較 | 約300社以上 | https://www.zba.jp/car-kaitori/ |
カービュー | 300社以上 | https://carviewform.yahoo.co.jp/kaitori/ |
ナビクル | 約50社 | https://www.navikuru.jp/ |
2.オートコールを採用している業者を外す
一括査定に登録している業者の中には、査定申し込みがあると自動的にユーザーに電話をかける「オートコール」というシステムを採用している場合があります。
オートコールを採用している業者に査定依頼をすると、メールでのやり取りを希望したとしても電話がかかってきてしまいます。またユーザーとコンタクトが取れるまで何度も自動で電話をかけるため、営業電話を避けたいならば、オートコールを採用している業者は外したほうが良いでしょう。
現在オートコールを採用している業者は、ガリバー、ビックモーター、ネクステージなどがあります。いわゆる「鬼電」を防止するのであれば、これらの業者を外すのも選択肢です。
3.メール連絡希望を選択できるサイトを利用する
営業電話を減らすためには、メールでの連絡を希望するという方法もあります。
カーセンサー一括査定では、査定申込フォームに「連絡希望時間帯」という項目があり、任意で入力が可能です。
連絡方法を指定する項目ではありませんが、ここに電話でなくメールでのやり取りを希望する旨を入力しておきましょう。
「メールでの連絡希望」と入力しても、完全に電話がなくなるわけではありません。あくまでも業者次第とはなりますが、希望を伝えたほうが電話の件数を減らすことができます。
【メール連絡希望を出せるクルマ一括査定サイト】
4.査定社数が絞られたサイトを利用する
先ほど紹介したMOTAやCTNクルマ一括査定では、高額査定を出した業者のみから連絡が入るという、他の一括査定とは異なるシステムを採用しています。
通常の一括査定サイトでは、申し込み後に業者と直接やり取りを行う必要がありますが、上記のサービスでは申し込み時に送信するクルマの写真や情報をもとに査定を行い、高額査定を出した最大3社からしか連絡が入りません。
複数業者に査定を依頼できるという一括査定のメリットを残しつつ、営業電話を減らせる嬉しいサービスです。
【最大査定社数を絞っているサイト】
- →MOTA・・・最大3社のみ(最高額順)
- →CTNクルマ一括査定・・・最大3社のみ(最高額順)
5.オークション形式サイトを利用する
オークション形式を採用している一括査定サイトを利用すれば、電話のやり取りが必要なのは、オークションを運営している会社一社のみです。
通常の一括査定サイトでは、買取が可能な業者全てにユーザーの情報が渡ります。そのため各業者から連絡が入りますが、オークション形式の一括査定では、オークションを運営する業者を通してやり取りを行うため、個人情報を買取業者に渡す必要がありません。
ただしオークション形式の一括査定は、一回の出品でクルマが売れない可能性があります。落札されなければ、再出品をするか他の売却方法を探す必要がありますので、通常の一括査定よりも売却まで時間がかかると考えたほうが良いでしょう。
現在、オークション形式を採用しているのは「楽天Car」と「ユーカーパック」です。一社からの連絡なら対応できるという方は、オークション形式の一括査定も検討してみてはいかがでしょうか。
当サイトでは、楽天Carやユーカーパックの口コミや利用方法についてもまとめています。より詳細な情報が知りたい場合はこちらも参考にしてください。
クルマ一括査定でムダな電話連絡を増やさないための方法
また、ムダな電話連絡を増やさないための方法もあります。それが以下2つです。
- 連絡がつきやすい状況を作っておく
- すぐに査定を希望しない場合ははっきりと伝える
1.連絡がつきやすい状況を作っておく
営業電話をスムーズに捌いていくためには、電話に出られる状況を作っておくことも大切です。
査定依頼を受けた買取業者は、他の業者より早くユーザーとアポイントを取ろうと、連絡がつくまで何度も電話をかけてきます。電話がつながり、査定の日程が決まれば、しつこく電話をかけてくることもなくなりますので、連絡がつきやすい曜日や時間帯を伝えるようにしましょう。
また査定申込直後は、早いと数秒で業者からの連絡が入ります。そのためネットから査定依頼をする際には、申し込み後1〜2時間程度電話に出られる時間を作っておくことをおすすめします。
2.すぐに査定を希望しない場合ははっきりと伝える
サイトによっては、車の相場を確認するために査定申込が必要なケースがあり、「買取相場を知りたかっただけなのに電話が鳴り止まない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そのような場合は、すぐに売却する意思がないことをハッキリと業者に伝えましょう。あいまいな返事をすれば、車を売ってもらえるチャンスがあると、業者側もしつこく営業をかけてきます。
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クルマ一括査定で電話を無理に避けるデメリット
面倒だと感じる人が多い一括査定の営業電話ですが、電話を避けることでデメリットが生じる場合があります。
営業電話を回避する前に、どんなことが起こる可能性があるかを把握しておきましょう。
1.比較対象が少なくなる
一括査定の魅力のひとつは、「複数業者に査定をしてもらうことで比較ができる」という点にあります。
営業電話を避けようと業者数を減らせば、比較対象が少なくなるため、高額査定額が出せる業者が見つかる確率も少なくなってしまいます。
比較対象が少ないと、売却で損してしまうことも
買取業者によって在庫として欲しい車や高く買取ができる車種は異なります。
一括査定は、いくつもの業者に査定をしてもらうことで高額査定が狙えるというサービスです。そのため依頼数を減らせば高額査定を出せる業者が見つかる可能性が低くなり、査定額に影響する可能性があります。
また査定価格を業者同士で競合させることで、査定額の上乗せも期待できますが、競合業者がいなければ上乗せは期待できないでしょう。
車を少しでも高く売りたいのであれば、多少面倒でもできるだけ多くの業者の買取価格を比較することをおすすめします。
2.適正な買取価格がわかりづらくなる
査定社数を減らせば適正価格がわからず、買取相場よりも安い価格で買い叩かれてしまっても気がつかない場合があります。
買い叩きを防ぐためには相場感を知ることが大切です。営業電話を避けるために業者を減らすとしても、3社程度には査定を依頼したほうが良いでしょう。
また一括査定の中には、過去の買取データから買取相場を算出しユーザーにお知らせするサービスを提供するサイトもあります。
査定社数を減らす場合は、このようなサービスを利用し相場感を掴んでおくことがおすすめです。
3.やり取りに時間がかかる
営業電話を減らそうとメール連絡を希望すると、通常より時間がかかることがあります。
電話であれば数分でできる査定日程調整なども、メールでは相手からの返信を待たなければいけません。そのため早くクルマを売却したいのであれば、電話でやり取りをすることをおすすめします。
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なぜクルマ一括査定サイトの電話はしつこいと感じるのか?
多くの人が面倒と感じるのにも関わらず、一括査定の営業電話が無くならないのは何故なのでしょうか。その理由には、在庫となる中古車を多く手に入れたいという買取業者側の事情があります。
1.いち早くユーザーと連絡を取りたいから
しつこく連絡がくる大きな理由は、業者が「競合他社より早くアポイントを取ることで査定や契約につなげたい」と考えているからです。
クルマの売却を決めた人の中には、新しいクルマの乗り換えが決まっていたり、転勤や引越しで「いつまでにクルマを処分しなければいけない」という期限がある人も多くいます。
時間に余裕がないユーザーは、早く連絡が来た業者に売却を決めることが多く、買取業者側は競合他社より先に連絡を取ることで契約につなげようと、営業電話の回数が増えてしまいます。
また一括査定では多いときで数十社から査定希望の連絡が入りますが、全ての業者に査定を依頼する人ばかりではありません。「もう他の業者に依頼することが決まっている」と査定を断られることもあるため、申し込みがあればすぐにコンタクトを取ろうと連絡を入れます。
2.競争率が激しい中古車業界で良質な中古車を手に入れたいから
中古車の転売をすることで利益を出している業者は、在庫となるクルマがなければ営業活動を行うことができません。
特に転売で利益が見込めるような、高年式・低走行距離のクルマや人気の高い車種は競争率が高く、多くの業者が在庫として手に入れたいと考えています。
また、ディーラーや買取店を利用してクルマを売却する場合は競合が少ないですが、一括査定の場合は初めから数社~数十社の競合業者が存在します。
高い競争率の中で、ユーザーからの連絡を待っているだけでは、他の業者にクルマを買い取られてしまうかもしれません。一括査定では、たくさんのライバル業者から自分を売却先に選んでもらおうと各業者が必死になっているため、営業電話の回数が多くなってしまいます。
3.オートコールシステムの採用で自動的に電話をかけているから
ガリバーやビックモーターでは、一括査定から申し込みがあると自動的に連絡をする「オートコール」というシステムを導入しています。このシステムを採用している業者では、備考欄などの確認を行っていませんので、メールでの連絡を希望しても電話をなくすことができません。
またオートコールはユーザーと連絡がつくまで自動的に電話を何度もかけるため、しつこいと感じる営業電話の原因となります。
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相場を知りたいだけなら匿名査定サイトも便利
「買取相場を知りたかっただけなのに、頻繁に営業電話が入り困った」という経験がある人も多いのではないでしょうか。
一部の一括査定サイトでは、買い取り相場を確認することが可能です。ただし確認には査定申し込みが必要なサイトが多く、申し込みをすれば営業電話がかかってきます。
「まだ売ると決めたわけではない」「査定までは考えていない」という人には、個人情報の入力が不要なサイトで買い取り相場を確認することをおすすめします。
下取り相場も確認可能!「ナビクル」
一括査定サイト「ナビクル」では、電話番号はもちろん、メールアドレスなどの個人情報を入力しなくても買取相場を確認することができます。
必要な情報はメーカー名と車種のみです。入力フォームも選択式になっているため、簡単に相場を確認することが可能です。
またナビクルでもグーネット買取と同じく、半年先までの買取予想が表示されるため、売却時期の検討にも役立ちます。
出回りが少ない車種はデータがない場合もありますが、メールや電話を避けて相場を知りたい方は是非利用してみてください。
写真を送信!「日産のかんたんクルマ査定」
日産の公式サイトでは、クルマの写真をもとに概算査定額をお知らせするサービスを提供しています。
価格の確認に必要なのは、車体本体・メーターパネル・車検証の写真と、クルマに関する情報だけです。写真を撮影する必要があるため多少手間はかかりますが、クルマの状態を伝えることができるので、より実際の買取価格に近い情報を得ることができます。
クルマを売却するには実際に査定をしてもらう必要がありますが、ネットで査定した金額を最低保証買取価格としている店舗もあるため、実際の査定額と大きな差はないと考えて良いでしょう。
実際の買取額に近い相場がわかる!「ガリバー」
全国で中古車販売店を展開するガリバーでも買取相場を確認することが可能です。
ガリバーの公式サイトには、個人情報の入力なしでおおまかな買取相場がわかるものと、クルマの詳しい情報や個人情報を送信することで、より実際の買取価格に近い金額がわかるものがあります。
詳しい査定相場を知ろうとすると電話番号の入力が必要で、営業電話がかかってきてしまいます。「だいたいで良いから相場観を把握したい」という場合は「ざっくりの買取相場を知る」のボタンから入力に進みましょう。
表示される価格は、ガリバーがこれまで実際に買い取ったクルマのデータをもとに算出されているため、かなり精度の良いものとなっています。
Q&A
Q.営業電話がかかってこない一括査定サイトはある?
A.現在、まったく電話がかかってこない一括査定サイトはありません。ただし希望の連絡方法を申し込み時に伝えることができるカーセンサーや、オークション形式を採用している楽天Carやユーカーパックを利用すれば、電話の回数を減らすことができます。
Q.なぜ一括査定に申し込むと電話がたくさんかかってくる?
A.しつこい営業電話の理由はどの業者も自分の店舗でクルマを売ってもらおうと必死になっているからです。クルマの一括査定は、複数の業者にまとめて査定依頼ができるというシステム上、業者同士の競争が激しくなります。競争が激しくなることは高額査定が狙えるというメリットがありますが、営業電話が多くなるというデメリットもあります。
Q.一括査定の営業電話を少なくするにはどうすれば良い?
A.査定依頼する業者数を絞り、メールでの連絡を希望することを伝えると良いでしょう。ただし査定数を減らせば、比較対象が少なくなるため高額査定が狙える確立も低くなります。損をしないためには少なくとも3社程度には依頼することをおすすめします。また運営会社1社からの電話で済むオークション形式を採用した一括査定の利用もおすすめです。
Q.一括査定以外でクルマを高く売る方法はある?
A.クルマを売る方法は一括査定以外にもディーラーでの下取りや中古車販売店の買取などがありますが、査定依頼先を1社にしてしまうと、適正買取相場がわからず買い叩かれてしまう可能性があります。クルマを高く売りたいのであれば、複数の中古車買取店へクルマを持ち込むか、一括査定でまとめて査定依頼をしたほうが良いでしょう。
Q.どの一括査定サイトを利用するのがおすすめ?
A.営業電話を減らしたいのであればMOTAがおすすめです。MOTAでは最高額を提示した最大3社からしか電話がかかってきません。クルマを高く売りたいのであれば業界大手のカーセンサー一括査定がおすすめです。カーセンサーには他サイトと比較しても多い700社以上の中古車買取業者が登録しています。比較対象が多いほど営業電話は多くなりますが、高額査定が狙いやすくなりますので高く買取をしてくれる業者が見つかるかもしれません。
まとめ
高額査定が狙えると人気の一括査定ですが、価格面でメリットがある一方で、「何十件も着信があった」「昼夜問わず連絡が来る」としつこい営業電話に困っている方も多くいます。
現在の一括査定では、営業電話を完全になくすことはできません。しかし以下の方法で連絡を減らすことは可能です。
- 査定依頼をする業者を少なくする
- オートコールを採用している業者を外す
- メール連絡希望を選択できるカーセンサーを利用する
- 連絡がつきやすい状況を作っておく
- すぐに査定を希望しない場合ははっきりと伝える
- 高額査定業者からのみ連絡が来るMOTAを利用する
- 運営会社からの電話のみのオークション形式サイトを利用する
しかし、連絡を減らすことで高額査定が狙いにくくなるというデメリットが生まれます。高額査定を狙うのであれば、査定依頼数を減らしすぎず、最低でも3社程度には査定を依頼したほうが良いでしょう。
また買取相場の確認だけであれば、個人情報の入力がいらないサイトもあります。相場の把握は、買い叩きを防ぐことにつながりますので、自分のクルマにはどれくらいの価値があるのか確認してみてはいかがでしょうか。