2022年1月26日、一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)が主催する、優れたモビリティのカラーデザインを顕彰する制度「オートカラーアウォード」がオンラインで発表された。2021年のグランプリは、レクサス LS500h/LS500と日産 アリアが同時に受賞。特別賞はマツダ MX-30/MX-30 EVモデルが選ばれた。

グランプリに2つのカラーデザインが選ばれたのは、今回が初めて

オートカラーアウォードとは、JAFCAが主催する、モビリティのカラーデザインの企画力や、形との調和を含む、内外装すべてのカラーデザインの美しさを評価する顕彰制度で、1998年からはじまり、2021年で24回目を迎えた。

対象となるのは、カラーデザイン開発に最も注力した、日本国内市場に向けて販売されるモビリティ(4輪/2輪を問わない)で、2019年12月20日〜2021年12月末までに一般消費者が購入(リース)できる旨を発表している商品であること。そして日本国内市場向けに生産、販売、輸入されたカラーデザインであること、とされている。

2020年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で審査会を中止したため、2021年度の今回は対象期間が従来よりも長くなっている。そして今回は初めてオンラインでプレゼンテーションと審査会が実施され、グランプリが決定した。

■ノミネートされたカラーデザイン(順不同)

●カワサキ ニンジャ400/Z250
●スズキ ワゴンRスマイル
●スズキ ハヤブサ
●スバル WRX S4/BRZ
●トヨタ(レクサス)LS500h/LS500
●日産 アリア
●ホンダ ヴェゼル
●ホンダ GB350S
●マツダ MX-30/MX-30 EVモデル
●三菱 アウトランダー
(ホワイトとブラックでノミネート)
●ヤマハ TMAX560/Tricity300/Tracer9GT

前回まではグランプリは1車種だったのだが、今回は審査員の票が分かれて甲乙が付けがたく、レクサス LS500h/LS500と日産 アリアの2台が受賞することになった。

画像: グランプリを受賞した、レクサス LS500h/LS500。ボディカラーは、銀影ラスター。

グランプリを受賞した、レクサス LS500h/LS500。ボディカラーは、銀影ラスター。

レクサス LS500h/LS500は、テーマが「Time in Design ー月の道ー」。エクステリアカラーは銀影ラスター、インテリアカラーはプラチナ箔&西陣(ブラック)。日本の伝統工芸とクルマの融合に取り組み、光のようなエクステリアと西陣織や箔のインテリアによるまとまりが評価された。

画像: グランプリを同時受賞した、日産 アリア。ボディカラーは、サンライズカッパー/ミッドナイトブラック 2トーン。

グランプリを同時受賞した、日産 アリア。ボディカラーは、サンライズカッパー/ミッドナイトブラック 2トーン。

日産 アリアは、テーマが「Ariya – Rise beyond the new horizon」。エクステリアカラーは暁(アカツキ)と呼ばれるサンライズカッパー/ミッドナイトブラック 2トーン、インテリアカラーはブルーグレー。禅をテーマにしながら日本ではなくグローバルな視点から生み出された非常に先進的なCMF(カラー/マテリアル/フィニッシュ)が評価された。

画像: 特別賞を受賞した、マツダ MX-30/MX-30 EVモデル。ボディカラーは、ソウルレッドクリスタルメタリック 3トーン。

特別賞を受賞した、マツダ MX-30/MX-30 EVモデル。ボディカラーは、ソウルレッドクリスタルメタリック 3トーン。

また、特別賞はマツダ MX-30/MX-30 EVモデルが受賞。テーマは「MAZDA サステイナブル CMF」。エクステリアカラーはソウルレッドクリスタルメタリック 3トーンとセラミックメタリック 3トーン(2台でノミネート)、インテリアカラーはインダストリアルクラシック。量産車では耐久性などが難しいサステイナブルな素材を使用し、しかも高レベルな仕上がりが評価された。

その年を代表するモビリティの色となる「オートカラーアウォード」、2022年は12月に開催される予定だ。以前のように、ノミネートされた美しい色のモビリティが一堂に並ぶシーンが見られることに期待したい。

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