2022年は「純粋な内燃機関モデルを讃える年」
2021年、アウトモビリ・ランボルギーニは世界52カ国で8405台という過去最高のセールスを記録した。そのうちわけは、スーパーSUVの「ウルス」が5021台、V10エンジンを搭載したウラカンがSTOの人気もあって2586台、ランボルギーニを象徴するV12モデル「アヴェンタドール」が798台となっている。
国別では日本市場は、アメリカ、中国、ドイツ、イギリスに次ぐ第5位の市場となっているが、ランボルギーニは地域間のバランス、需要と供給のバランスを注視しており、販売は計画どおり順調で、今年は日本市場での販売増が見込まれている。
日本市場は、とくにエクスクルーシブなモデルへの関心が高く、V12モデル「アヴェンタドール」は販売上位5カ国の中でもトップクラスで、パーソナライゼーションプログラム「アドペルソナム」も好評だという。
コル・タウリ(もっとも明るく輝く星)に向けて電動化を推進
2021年には、ウラカンSTO、ウラカンスーパートロフェオEVO、ウラカンスーパートロフェオOmologata、アヴェンタドール ウルティメが登場したが、2022年には4車種のニューモデルが投入されることも明らかになった。
ニューモデルについての詳細な内容は今回はアナウンスされなかったが、2021年に発表された将来のモデルおよび生産の脱炭素化を目指すロードマップ「Direzione Cor Tauri=ディレッツィオーネ・コル・タウリ(牡牛座でもっとも明るい恒星)が照らす方向」では、2020年代後半の完全電動化に向けて、2022年は「純粋な内燃機関モデルを讃える年」としている。そこでは、ランボルギーニらしいエクスクルーシブなモデルの登場を示唆していた。
このほか、ユーザーやファンとのつながりを重視し、贅沢なツーリングイベント「ジーロ」、サーキットプログラム「エスペリエンザ」、公式ワンメイクイベント「ランボルギーニデイ」を2022年も積極的に開催。さらに新たな試みとして、感動を共有するイベント「アヴェンチューラ」も企画するという。
2022年も、ランボルギーニの動きから目が離せない。