2022 年1月18日(現地時間)、マツダは米国アラバマ州ハンツビルにトヨタと合弁で建設した新工場「Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A.,Inc.」において、北米市場向け新型クロスオーバーSUV「マツダ CX-50」の量産を開始した。CX-50は今春から北米市場で販売される予定となっている。
マツダとトヨタが知見を持ち寄り、創り上げた最新鋭工場
マツダは、中期経営計画(2020年3月期~2026年3月期)に基づき重要市場である北米市場で新世代店舗展開や販売オペレーション改革などに取り組んでいる。
注目モデルとしては、米市場のニーズを取り込んだワイルドな「マツダ CX-50」を発表し、今春から販売を行う。それに向けて、米国アラバマ州ハンツビルにマツダとトヨタが合弁で建設した新工場「Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A.,Inc.」で「マツダ CX-50」の量産を開始した。
この新工場はマツダとトヨタがそれぞれの知見を持ち寄り創り上げた最新鋭の技術を擁する施設で、タイムリーに高品質な車両を生産・供給体制が整ったことになる。
地域に根付き、新たなつながりを生む最新鋭のファクトリー
新工場でのCX-50の量産開始にあたり、マツダの向井 武司(むかい たけし)専務執行役員(品質*・購買・生産・物流統括、コスト革新担当)は「CX-50は、マツダの北米ビジネスを成長させる原動力となるモデルです。現地の雇用およびサプライチェーンの構築をとおして、地域に根付き、米国における良き企業市民として、皆さまに親しみを感じていただける工場づくりを目指していきます」とコメントしている。
マツダCX-50は2021年11月に発表された北米市場向けSUVで、SUVの力強さとタフな機能性を融合させたワイルドなプロポーションが早くも大きな注目を集めている。ただし、日本での販売については今のところ明らかになっていない。