ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は、神奈川県横浜市から三浦半島を縦断する横浜横須賀道路の横須賀PA(下り)のグルメを紹介しよう。

東京都心から、わずか1時間弱という好立地にある横須賀PA

画像: 横須賀PA(下り)の施設は、緑の多い地域にマッチするログハウス風になっている。

横須賀PA(下り)の施設は、緑の多い地域にマッチするログハウス風になっている。

横須賀PA(下り)があるのは三浦半島のほぼ中央。東に向かえば横須賀の街、東南には久里浜、南は城ヶ島や三崎港、西に葉山という、観光スポットのど真ん中に位置するPAです。

この三浦半島は、東京都心から第三京浜を経て横浜横須賀道路を使えば、わずかに1時間ほど。しかも、緑の濃い山々の間を縫うように走る横浜横須賀道路は、走っていて、とても気持ちの良い道路です。都心からの日帰りドライブの目的地としては、おすすめのエリアといえます。

伝統食「鯨(クジラ)」が横須賀にある理由

画像: 千葉の千倉港で水揚げされたツチクジラの肉を使った「鯨ステーキ丼」(890円)。ワカメの味噌汁付き。

千葉の千倉港で水揚げされたツチクジラの肉を使った「鯨ステーキ丼」(890円)。ワカメの味噌汁付き。

そんな横須賀PA(下り)でイチ押しのメニューとなるのが「鯨(クジラ)」のお肉。「なんで、横須賀でクジラ?」と思う人もいるでしょう。はい、取材する前まで筆者もそう思いました。その理由は、PAを運営している会社にありました。その会社とは、東京湾フェリーグループ。

「私どものグループは、神奈川県の久里浜と千葉県の金谷を結ぶフェリーを運航しています。その一環として、フェリーサービスセンターの運営も手掛けています。そして、千葉で水揚げされるクジラを、そのフェリーを使って、こちらに運んでいるんですよ」と横須賀PA(下り)の店長さんは説明します。

クジラそのものは、千葉の南房総にある千倉港で水揚げされているもの。調査捕鯨で捕獲できる数が決められているクジラは、南房総以外で、そうそう目にすることのない食材です。とはいえ、クジラを食べる文化は日本で縄文時代からあったと言われ、特に戦後の高度経済成長期までは「代用タンパク」として学校給食にも供されるほど一般的なものでした。昭和を知る世代にとっては、とても懐かしい食材でしょう。

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