クルマを査定してもらうなら出張査定が便利です。店舗に持ち込む必要がないので複数店舗の査定が簡単に取れます。また、出張査定を利用した価格交渉テクニックもあります。ここでは出張査定に対応しているおすすめクルマ買取店や、出張査定の上手な使い方についてお伝えします。
クルマを査定に出すなら出張査定がおすすめです。買取店を自分の足で回る必要がないので、複数の買取店の査定を簡単に取れます。
クルマを少しでも高く売るにはたくさんの買取店から査定を取ったほうがいいので、出張査定を利用してできるだけ多くの買取店の評価を聞きたいものです。
出張査定依頼も一括査定サービスを使えば一度で複数店に依頼を投げられます。
この記事では無料主張査定に対応しているおすすめ買取店の紹介や、出張査定を利用した価格交渉テクニック、また契約後のトラブル防止法などについてお伝えします。
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クルマの出張査定をしているおすすめ買取店7選!
大手買取店でも「出張査定を行なっているのは一部店舗のみ」など、意外とどこが対応しているのか分かりづらいもの。そこで、出張査定に対応しているおすすめ買取店を、大手中心にまとめてみました。また出張査定依頼を一度に投げられる一括査定サービスもここでは含めています。
それでは早速みていきましょう。おすすめは以下の通りです。
- カーセンサー
- 楽天Car車買取
- CTNクルマ一括査定
- カーセブン
- アップル
- 外車王
- ラビット
【おすすめ1】カーセンサー
まずおすすめしたいのが一括査定サービスの「カーセンサー」です。カーセンサーを使えば複数の買取店に出張査定依頼を一度に投げられます。
全国700社の買取店が参画しており、大手や個人店など様々な買取店で構成されています。お近くの大手買取店への査定依頼はカーセンサーでカバーできると考えて問題ないでしょう。
また、カーセンサーは一括査定だけでなくオークション形式での買取も選べるため、こちらを選べば複数社への電話対応を行う必要がないため、安心です。
買取店選びに迷ったら真っ先におすすめできるサービスですので、一度ご利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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【おすすめ2】楽天Car車買取
次におすすめするのは「楽天Car車買取」です。このサービスでは、楽天Car車買取の専門スタッフが無料出張で車両チェックを行い、オークション出品までサポートしてくれます。
楽天Car車買取と、カーセンサーのような一括査定との違いは「電話の数」です。一括査定は査定の時間や場所の調整のため、どうしても複数店からの電話に対応する必要がありますが、楽天Car車買取は最初に楽天Carのスタッフの出張点検を受ければ、あとはwebオークションになるので煩わしい営業は一切ありません。
5000社以上が参画しており、大手の一般中古車買取店から特定のクルマに特化した専門店まで幅広く参加しています。大手買取店は大衆車に強い傾向があり、それ以外のクルマは専門店の方が買取りに強い傾向があります。こうした意味では、どんなクルマでも高額査定を引き出しやすいのは楽天Car車買取の魅力でしょう。
さらに、楽天Car車買取は希望の買取価格を設定できるため、納得いく買取金額を得やすい仕組みになっています。
入札の様子はリアルタイムで確認できるため、自分のクルマの買取価格がどんどん競り上がっていくところを観測できるの点にも人気が集まっています。
クルマを売るのは初めての方、少しでもクルマを高く売りたい方にはおすすめのサービスですので、迷ったらこちらのサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
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【おすすめ3】CTNクルマ一括査定
CTNクルマ一括査定は、上位3社(最大)のみからしか連絡が来ないというユニークな一括査定サービスです。
一括査定は、手軽に出張査定依頼を申し込める点がメリットですが、オファーが多いほど電話対応が大変というデメリットがありました。この点をケアしたのがCTNクルマ一括査定で「オファーは最大でも3社からしか来ない」と事前にわかっていることから、電話のストレスが軽減されたと好評です。
また、オークション査定のようにweb査定ではなく、きちんと出張査定で実査定が行われます。これにより、クルマを適正に評価してもらえるため、実態にあった査定額の提示が期待できます。基本的には、買取店型は不明な点があれば守りに入りますから、web査定は低めの査定額になりがちです。一方実査定を挟むCTNクルマ一括査定であれば、きちんとした査定を行なってもらえます。
さらに、CTNクルマ一括査定は様々な専門店と提携しており、中には過走行車、廃車、事故車などの訳あり車に強い買取店も。
その守備範囲の広さから、あらゆる人におすすめできる一括査定サービスです。気になる方は公式サイトから出張査定依頼をしてみてはいかがでしょうか。
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【おすすめ4】カーセブン
カーセブンでは「まかせて安心」を標語に、ユーザーから信頼される店舗を目指したフランチャイズ店舗です。そのため、新店舗オープン前には事前研修をしっかり行うほか、覆面調査を行い、サービスの低下が起きていないかチェックを行っています。
また、JPUC認定店のため、かなり信頼できる体制で運営されていることがわかります。
(※)JPUCは中古車買取業界の健全化を図る団体で、JPUC認定店になるには厳しい条件をクリアしなければなりません。少なくとも、過去3年間は不正が報告されていないという裏付けになります。
カーセブンでは、一般買取店の多くが業者オークションに出品しているのとは異なり、カーセブンのチェーン店内で流通させて買取したクルマを販売しているので、高額買取が可能です。
このほか、契約してクルマ引き渡し7日前までならいつでも電話1本でキャンセルができるほか、契約後に減額を迫る行為も一切ありません。
安心できるクルマ買取店をお探しの方におすすめの買取店です。どこに売るか迷っている人は、以下のフォームから査定依頼をしてみてはいかがでしょうか。
【おすすめ5】アップル
クルマの買取アップルはフランチャイズ展開を行う創業1989年の老舗買取店です。オリコン顧客満足度調査で長年上位を取り続けており、多くのユーザーから支持を集めています。
その理由の一つに、買取査定の問い合わせ後に、しつこい営業電話が一切ないことが挙げられるでしょう。また、買取に関すること以外に必要書類の相談など、なんでも質問に答えてくれることもユーザーにとって信頼があると捉えられていると言えるでしょう。
アップルでは、店舗買取のほかに出張買取で高額査定が期待できます。その秘密は、国内のオークション相場をリアルタイムで買取価格に反映させるだけでなく、海外にバイヤーへの流通ルートを確保しているからです。
【おすすめ6】外車王
お持ちのクルマが輸入車の場合は、輸入車専門店も査定先に含めたほうが良いです。そんな時に全国出張査定に対応しているのが「外車王」です。
輸入車の査定には国産大衆社とは違う知識が求められます。もちろん大手買取店でも輸入車の取り扱いはありますが、適正な査定を受けるためにも両者の査定額を比較したいところです。
外車王は査定後に査定額を変更する「二重査定」を一切行なっていません。これを行うには、実は査定士の力量が必要となるため、技術力の高いスタッフが揃っていることが伺えます。
輸入車専門店で、全国無料主張査定に対応している買取店をお探しだった方は、外車王を利用してみてはいかがでしょうか。
【おすすめ7】ラビット
ラビットも全国展開する大手買取店の一つです。出張査定のほか実車点検を含まないインターネット申し込みの簡易査定も行っております。「概算でいいので査定額を知りたい」という方には便利なサービスでしょう。
「プラス査定」の名目で、オプションやクルマの状態を適正に含めた査定を心がけているため、オプション装備を充実していた方や、日頃から大切にクルマを扱ってきた方は、ラビットなら適正に評価してくれるかもしれません。
クルマ出張査定のメリット・デメリットは?店舗査定との違い
実車を見て査定してもらう方法には出張査定のほか、店舗に持ち込んで査定を取ってもらう方法があります。ここからは、それぞれのメリット、デメリットを整理してみましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
出張査定 | ・時間・労力の節約になる ・複数店舗の査定に便利 ・買取後の交通手段を考える必要がない ・同時査定で査定額の吊り上げ効果を狙える ・移動中の事故で買取価格が下がることがない | ・ある程度広い場所が必要 ・断りにくさを感じることがある |
店舗査定 | ・査定場所に悩む必要がない ・当日持ち込みOKの場合もある ・契約成立後、すぐに現金を受け取れる場合がある | ・手間が大きい ・同時査定の価格吊り上げテクニックを使えない ・帰りの交通手段を確保する必要あり |
クルマ出張査定のメリット5つ
正直なところ出張査定を利用できるならそちらのほうが便利と感じる方の方が多いと思います。出張査定のメリットは以下の通りです。
- 時間・労力の節約になる
- 複数店舗の査定に便利
- 買取後の交通手段を考える必要がない
- 同時査定で価格の吊り上げ効果を狙える
- 移動中の事故で買取価格が下がることがない
【出張査定のメリット1】時間・労力の節約になる
出張査定は買取店に出向く必要がないので、時間と労力がかなり節約できます。
査定が終了し、金額に納得ができればその場で契約も完了して、引き取りの打ち合わせまで終わらせることが可能です。
【出張査定のメリット2】複数店舗の査定に便利
自分で買取店を回る形だと、1日に回る数は2〜3社程度が限界という方がほとんどかと思います。熱意があっても「これ以上手間をかけたくないからこの中から決めてしまおう」という気持ちが芽生えてしまうこともあるでしょう。このように、持ち込み査定はどうしても査定を取る数が少なくなりがちです。
一方出張査定は手間が少ないので、査定を取る数も自然と増えます。結果、多くの買取店の査定額を比べられることなり、納得いく価格での売却に繋がりやすいと言えます。
【point】複数社への出張査定依頼は一括査定が便利!
複数社へ出張査定を依頼するなら、一括査定が便利です。例えばカーセンサーなら提携している近くの買取店にまとめて査定依頼を出せます。
少しでも高くクルマを売るなら査定額の比較は必須ですので、ぜひ一括査定サービスなどを利用し、複数社から査定をとってもらいましょう。
【出張査定のメリット3】買取後の交通手段を考える必要がない
店舗査定の場合、その場で契約すると当然クルマは使えません。帰りの足を勘定する必要が出てきますが、出張査定の場合は自宅や駐車場など、歩いて帰宅できる場所で査定を取ることがほとんどかと思われますので、その必要がありません。
【出張査定のメリット4】同時査定で価格の吊り上げ効果を狙える
2〜3店舗、査定に来てもらう時間をバッティングさせることで、価格の吊り上げ効果を狙うことも可能です。目の前にあるクルマを本気で仕入れたいと考えている場合は、他店よりも高い査定額を出してくれます。
こうしたテクニックが使えるのも出張査定のメリットの一つです。
【出張査定のメリット5】移動中の事故で買取価格が下がることがない
かなり稀なケースにはなりますが、店舗に出向く最中の事故でクルマの価値が下がってしまうケースがあります。運転すれば必ず事故のリスクが付きまといますから、できるだけ買取に出すクルマは、乗らないほうが安心です。
また、移動中に不意にエンジントラブルなどの故障が発生するリスクがないとも限りません。出張買取であれば、クルマを移動しないので、あらゆる故障リスクを避けられますから、予期せぬマイナス査定にならなくて済むでしょう。
クルマ出張査定のデメリット2つ
一方で、クルマ出張査定のデメリットとしては以下が考えられます。
- ある程度広い場所が必要
- 断りにくさを感じることがある
【出張査定のデメリット1】ある程度広い場所が必要
自宅の駐車スペースがかなり狭い場合、査定が難しい場合があります。査定ではクルマの下回りなどを丁寧に見るため、ある程度広い場所のほうが査定士も正確なチェックが行いやすいです。
近くにクルマを止められる広めの場所がある場合はそちらを指定するようにしましょう。
【出張査定のデメリット2】断りにくさを感じることがある
人によっては「せっかく出向いてもらったのに売却を断るのは申し訳ない」と感じる方もいらっしゃるようです。ですが、査定額に納得いかなければ断って問題ありません。査定士も多くそういう経験をしてきているので、納得いかない価格なのであれば、キッパリ断るようにしましょう。
店舗査定のメリット3つ
ここからは、参考まで店舗査定のメリット、デメリットも紹介します。まずはメリットです。
- 定場所に悩む必要がない
- 当日持ち込みOKの場合もある
- 契約成立後、すぐに現金を受け取れる場合がある
【店舗査定のメリット1】査定場所に悩む必要がない
店舗査定は査定場所に悩む必要はありません。自宅の駐車スペースが狭く、正確な査定が難しいと考えられる場合などは店舗査定のほうが向いているケースもあります。
【店舗査定のメリット2】当日持ち込みOKの場合もある
基本的に出張査定は査定日を決めるため、後日になることが多いと思います。一方、店舗査定であれば査定士のスケジュールが合う限り、当日持ち込みもOKです。念の為持ち込み前に事前に電話しておくと安心です。
【店舗査定のメリット3】契約成立後、すぐに現金を受け取れる場合がある
店舗査定の場合、契約成立で即日現金が受け取れる場合があります(ただし、買取価格が大きな金額の場合は入金が一般的)。すぐに現金を手元に欲しい方にとっては、このスピーディーさは魅力にかじるはずです。
店舗査定のデメリット3つ
一方、店舗査定のデメリットは以下になります。
- 手間が大きい
- 同時査定の価格吊り上げテクニックを使えない
- 帰りの交通手段を確保する必要あり
【店舗査定のデメリット1】手間が大きい
店舗査定の一番大きなデメリットが、多大な手間がかかることです。クルマを店舗に持ち込んでから、さらに査定にも時間がかかりますので、時間と労力がかなりかかります。
結果、たくさんの買取店を回ろうと思っていてもモチベーションが維持できず、あまり査定額を比較せずに売却してしまうケースも考えられます。
【店舗査定のデメリット2】同時査定の価格吊り上げテクニックを使えない
先ほどお伝えした、同時査定による査定額の吊り上げ効果ですが、店舗査定の場合は使えません。価格交渉は、自分のクルマのアピールで行うことになります。
【店舗査定のデメリット3】帰りの交通手段を考える必要がある
基本的に、契約が成立するとその場でクルマは引き渡しになります。クルマで店舗まで来ている場合がほとんどかと思いますので、帰りの交通手段を考える必要がある点に注意です。
特に地方部などは、駅までとても歩ける距離でなかったり、バスの本数が限られているなど、あらかじめ予定を立てていないと痛い目を見ることもあります。
店舗での買取の場合は、このような点に注意です。
クルマ出張査定の流れ
ここからは、クルマ出張査定の流れについてお伝えします。おおよそ、以下のような流れをイメージしておけばOKです。
- webや電話での査定依頼
- 査定日時の調整
- 査定に向けた準備期間
- 出張査定
- 売買契約
- 車両引渡し
- 入金
1.webや電話での査定依頼
出張買取対応の店舗であれば、どの買取店も電話やwebでの査定依頼受付を行なっています。まずはweb申し込みや電話申し込みで査定を希望している旨をお店に伝えましょう。
この際、車種や年式、走行距離などを聞かれることもあると思いますので、車検証の用意と、年式・走行距離を整理しておくと依頼がスムーズかと思います。
2.査定日時の調整
申し込みが終われば、査定日時の調整です。次に説明しますが、査定まで準備しておいたほうがいいこともありますので、1週間〜10日ぐらい間を空けるのがよろしいかと思います。
3.査定に向けた準備
実際の査定日までに準備しておいたほうがいいことがいくつかあります。
A.必要書類の準備
一つは売買契約に関する必要書類の準備です。以下が必要になるので準備しておくと契約がスムーズに進むかと思います。
用意するもの | 普通車 | 軽自動車 |
---|---|---|
車検証 (車検が切れていないもの) | 〇 | 〇 |
自賠責保険証 | 〇 | 〇 |
リサイクル券 | 〇 | 〇 |
譲渡証明書 | 〇 基本は買取業者が用意 | - |
委任状 | 〇 基本は買取業者が用意 | - |
自動車検査証記入申請書 | - | 〇 基本は買取業者が用意 |
印鑑証明書 (発行から3か月以内) | 〇 | - |
実印 | 〇 | - |
認印 | - | 〇 |
住民票 (発行から3か月以内) | △ 車検証と住所が異なる場合 | △ 車検証と住所が異なる場合 |
戸籍の附票 (発行から3か月以内) | △ 車検証の住所から、2 回以上転居している場合 | △ 車検証の住所から、2 回以上転居している場合 |
戸籍謄本 (発行から3か月以内) | △ 車検証の姓から、 変更がある場合 | △ 車検証の姓から、 変更がある場合 |
自動車税納税証明書 (今年度分のもの) | 〇 必須ではないが、 売却時に提示を求められる | 〇 必須ではないが、 売却時に提示を求められる |
振込先口座の情報 | 〇 | 〇 |
親権者同意書 親権者の印鑑証明書 (発行から3か月以内) | △ 所有者が未成年者の場合 | △ 所有者が未成年者の場合 - |
B.査定額アップのための準備
また、査定額を少しでも上げるためにもクルマの内外装をキレイにしておきましょう。特に車内のニオイは査定にも大きく影響し、除去できるまで時間がかかる場合もあるので、車内清掃は早めにしておくことがおすすめです。芳香剤などがある場合も早めにおろしておきましょう。
整備記録簿や純正パーツの有無も査定に影響するので、これらも準備しておくようしてください。
4.出張査定
いよいよ本番の査定です。特にこだわりのない人は査定が終わるまで待っていればOKです。こだわりポイントなどをお持ちの人は、査定士に積極的にアピールしましょう。査定は30分程度あれば終わるかと思います。
なお、査定士がクルマの周りを十分に回り込めるスペースがないと正確な査定が難しい場合もあると思うので、できるだけ広い場所で査定をとってもらうようにすると安心です。
5.売買契約
査定額に納得いくお店が見つかったら、契約となります。なお、契約後のキャンセルは基本的に難しいと思っておいたほうがいいです(キャンセルOKの買取店もありますが)。二重契約にならないよう、売却先は慎重に見極めるようにしましょう。
6.車両引渡し
契約後の車両引渡しのパターンは基本的に3つあり、
- 当日その場で引き取ってもらう
- 後日引き取ってもらう
- 後日引き渡しに行く
です。できれば買取店から引き取ってもらったほうがいいです。というのも、引き渡しに行く途中に自損も含め、クルマにキズをつけてしまう可能性が僅かとはいえ残っているためです。不要なトラブルを避けることを優先したい方は、引き取ってもらう方法を選んだほうがいいかと思います。
7.入金
契約手続きや車両引き渡しが全て終われば、入金を待つ形となります。おおよそ1週間程度以内に振り込まれる場合が多いかと思います。入金のタイミングは重要事項ですので、買取店に聞いておくようにしましょう。
出張依頼するクルマ買取店の選び方
続いて「どの買取店を選べばいいかわからない」という方に向け、買取店選びの基本的指針を紹介します。買取店選びのニーズは、大きく以下2つに分かれるかと思うので、参考にしてください。
- 安心して売りたい場合・・・JPUC認定店がおすすめ
- 高額査定を狙いたい場合・・・クルマに合った買取店を選ぶ
安心して売りたい場合・・・JPUC認定店がおすすめ
クルマ買取店に対し、漠然とした不安感を感じている方もいらっしゃると思いますが、この場合はJPUC認定買取店が良いかと思います。
JPUCはクルマ買取業界の健全化を図る団体で、業界では割と有名です。
ここで大事なのが「加盟」ではなく「認定店」のほうが安心度が高いということです。JPUC認定店は厳しい審査基準をクリアした買取店にのみ与えられる称号で、加盟とは大きく意味合いが異なります。
例えば、
「申請日から過去3年以内に、当協会からの警告以上の措置、または買取行為に関して消費者庁等からそれに準ずる措置を受けていないこと。ただし、行動基準「3. 不適切な勧誘行為の禁止(5)」に関しては、文書注意以上の措置がないこと。」
があります。要するに過去3年にわたり不正を行っていないという判断基準になるということです。また、この認定制度は2年ごとに継続審査を受ける必要があるので、新鮮な状態で保たれているということです。
このようにJPUC認定店であれば一定程度の信頼性が担保できると考えられますので、お店選びの判断基準として持っておくと役立つかもしれません。
ちなみに、認定を受けている適正買取店は以下のページからチェックできます。
→JPUC適正買取店一覧|一般社団法人日本自動車購入協会(JPUC)
数は多くありませんが、全国対応のお店で言えばカーセブンがいいかと思います。また、ご自宅の近くにJPUC認定の買取店があれば、そちらを利用してもいいかと思います。
高額査定を狙いたい場合・・・クルマに合った買取店を選ぶ
クルマの買取店にもそれぞれ得意分野があります。どのようなクルマを得意としているのかは、販売展示場に並んでいるクルマを見るとおおよそわかるかと思います。
あるタイプに特化なのか、あるメーカーに特化なのか、規則性が認められる場合はそれを得意としていると判断して良いかと思います。
また大衆車であれば基本的には大手買取店ならどこでも受付可能なので、あまり悩まなくてもいいでしょう。
専門店があるようなクルマの場合は、専門店で査定を取ってもらったほうが、高額査定を狙いやすいです。
出張査定だからできる高額査定を得るためのテクニック2つ!
出張買取は自宅にいながら買取契約まで行えるので便利ですが、何も考えずに出張査定に来てもらっても高額な査定を引き出せない可能性もあります。
高額査定を引き出したいのならば、以下の5つのコツを実践することをおすすめします。
- できるだけ多くの買取店の査定を取る
- 同時査定の吊り上げ効果を利用する
1.できるだけ多くの買取店の査定を取る
せっかく出張査定を利用するのですから、できるだけ多くの買取店の査定を比べることを心がけましょう。クルマを少しでも高く売るには、査定の数は多いほど有利です。
また査定依頼は一括査定を利用すると、一度で複数社に査定依頼を投げられるのでとてもスムーズです。例えば「カーセンサー」は最大30社の査定額を比較でき、買取店には電話営業でなく、メールでの連絡希望を出すことも可能です。
また、電話が煩わしいならオークション査定も良いでしょう。大手のサービスと言えば「楽天Car車買取」などが有名です。オークション形式なので、煩わしい電話営業を受けることは一切ありません。また、ユーザーはパソコンやスマートフォンでリアルタイムに入札状況を楽しみながら確認できます。
少しでも高く売るには複数の買取店の査定額を見比べてみることが必須ですので、このようなサービスを利用しながら、手間なく査定額を見比べてみましょう。
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2.同時査定の吊り上げ効果を利用する
また、出張査定を利用するなら買取店が来る時間帯をどこかでバッティングさせたいものです。先ほど、査定時間を複数店でバッティングさせることで、価格の吊り上げ効果が期待できることはお伝えしました。
買取店によっては他の業者と査定時間が被らないようお願いされることがあるかもしれませんが、それは全く無視して問題ありません。それは業者の都合でありユーザーが業者に忖度する必要がないからです。
業者がバッティングを嫌う理由は、そこで業者間の査定額の競合が起きてしまうからです。あまりにも過熱しすぎると業者間では不利益ですが、ユーザーにとっては好都合と言えるでしょう。
ただし、同時査定でも談合されてしまう場合もあります。そこで、競合させる場合は2社までにとどめ、他の時間にも違う業者に査定依頼して査定価格を比較するようにしましょう。
出張査定の前に行っておきたい、査定を有利にするための準備
続いては、出張査定の前に行っておきたい査定を有利に進めるための準備をお伝えします。以下を行っておくと、査定を有利に進めることができるでしょう。
- クルマを綺麗にしておく
- 事前に愛車の買取相場を知っておく
- 不具合や加点ポイントできる限り把握しておく
- 整備記録簿を用意しておく
1.クルマを綺麗にしておく
出張査定に出す前には、クルマを綺麗に洗車しましょう。ただ洗車するのではなく、普段あまり綺麗にしない部分を入念に掃除するよう心がけると効果的です。
クルマの掃除は当日でも良いですが、時間に押されると焦ってしまい、思うように綺麗にできない可能性があるので、できるだけ出張査定が来る前日までに終わらせておきましょう。
【point1】特に内装掃除を重点的に行おう
洗車では外装の方を機にする方がいますが、実は内装の掃除のほうが査定時に大きく影響します。
内装には使用者が知らずに付けてしまった臭いがあります。その原因は車内の汚れであることが多いので、徹底的に車内清掃をしておきましょう。車内の臭いで多いのは「タバコ臭」「食べ物臭」「ペット臭」の3つです。これらの臭いは、オーナーの気が付かないうちに車内に付着しているので、車内を隅々まで水拭きしましょう。水拭きで汚れてタオルが黒くなるなら、その部分は重点的に掃除します。
そして、臭いを感じなくても他人には感じる臭いもあるので、消臭スプレーを使用してできるだけ無臭にしましょう。
このほか、芳香剤も臭いが強いと嫌われるので、芳香剤を長く使用していたクルマは、芳香剤の臭いを消すために、シートやカーペット、天井、ドアの内張を入念にマイクロファイバークロスで水拭きします。そして消臭スプレーをファブリック地に吹きかけて、エアコンフィルターも新品に交換すると臭いが軽減されれるため、試してみることをお勧めします。
【point2】キズはそのままにしてOK
外装についたキズは、細かいモノも含めてそのままにしておきます。塗装表面のキズは、一般の方がむやみに直そうとすると、悪化させてしまう恐れがあるので何もしないほうが良いでしょう。
確かにキズやへこみが酷い場合は、大きくマイナス査定になります。しかし、自分で修理工場に依頼して修理するよりマイナス査定のほうが安く済みます。
例えば、フロントバンパー交換が必要なほど破損しているとします。その場合の減額は日本自動車査定協会の基準では5万円となっていますが、実際に交換すると車種にもよりますが10万円近くかかる場合がほとんどです。
このように、査定の減額より実際の修理費用のほうが高額なので、キズがあっても何もしないほうがお得である場合がほとんどです。
2.事前に買取相場を把握しておく
査定士と渡り合うには、査定士がクルマのどのポイントを減額し、どの程度の査定額を提示してくるか予想しておくことです。そのためには事前に買取相場を調べることをお勧めします。
買取相場は標準的な金額なので、一般的に相場より査定は安くなることを考慮して愛車の価値を予想すると良いでしょう。
3.不具合や加点ポイントはできる限り把握しておく
査定ではキズの程度や汚れなどを細かくチェックされ、クルマの機関や装備品に不具合がないかも厳しくチェックされます。
仮に何か減額査定が行われた場合、何故その値段になるのか、どのポイントが減点されたのか詳しく聞き出すと良いでしょう。
査定士は安く買取したいので、現状の価格が精いっぱいであることを強く主張してきますが、その根拠となる理由を問い詰められるように、できる限り自分のクルマの不具合箇所を全て把握しておくことがおすすめです。
そして、中には加点される純正パーツもあるので、そういったパーツが取り付けられていないか、中古車査定協会の査定基準を確認してみるのも良いでしょう。
特に標準装備ではない、本革シート、サンルーフ、オートスライドドア、パワーバックドアは高評価となるので、確認しておきましょう。
このほか、ナビゲーションも高評価となる場合が多いので、純正品が装着されていたらプラス査定してもらったか確認します。ただし、アンテナを交換するとマイナス査定になるので注意してください。
4.整備記録簿を用意しておく
クルマの整備記録簿がある場合は、査定時に必ず提出できるよう探しておきましょう。整備記録簿はクルマのカルテのようなもので、査定士がクルマの状態を正確に把握するための重要な資料になります。
この資料がないと、クルマに不具合があっても正確な状態が分からず、多くは最悪のケースを想定した守りの査定になってしまいます(=低額な査定になってしまいます)。
こうした不要な減額査定を防ぐためにも、整備記録簿は用意しておきたいものです。
出張査定を利用する際の注意点6つ
買取店には、持ち込みで買取してもらうほか出張買取が可能と説明してきましたが、自宅に来てもらうため不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで出張買取を利用する場合に、以下の4つに注意して依頼すると安心できるでしょう。
- トラブルを避けるために業界団体加盟店で査定する
- 査定士の営業トークに惑わされない
- 希望価格は伝えない
- 女性の一人暮らしの場合は女性スタッフ対応の店舗に依頼
- 査定士を自宅に上げない
- 売買契約書は必ず目を通すこと
1.トラブルを避けるために業界団体加盟店で査定する
クルマ引き上げ後に減額要求する話をよく聞きます。これは、査定士が不具合を見抜けなかったこともありますが、もともと減額を要求しようとする業者であった可能性も少なくありません。
そこで、契約後に大きなトラブルを避けるために、「JOCU(一般社団法人日本自動車購入協会)」に加盟している買取店に依頼するようにします。
また、不幸にも買取契約後にトラブルに発展してしまうこともあるでしょう。その場合は相手の話に乗らずに、すぐに国民生活センターに連絡して相談することをお勧めします。
2.査定士の営業トークに惑わされない
査定士のトークに惑わされて売り急ぐことがないよう注意しましょう。
クルマの査定に訪れる査定士は、営業のプロですから買取契約に誘導する巧妙なトークを繰り出すひとも多くいます。特に、クルマに詳しくないと査定士の話に飲まれやすくなります。
話を聞く分には良いですが、自分の気持ちをしっかり伝え、営業トークに流されて考えを変えないようにしましょう。
営業トークで多いのが「今売却を決定すれば、この金額まで出します!」といったトークです。
この言葉に意味はありませんので、全く無視して他の買取店に出張査定に来てもらいましょう。そうすると査定士の言葉に意味がないことが他の買取店の査定額でわかるはずです。
3.希望額は伝えない
自宅に出張買取に来るので、オーナーのフィールドであることには間違いありません。しかし、それを逆手にとって、査定士はオーナーに不利となる情報の一つとして希望価格を聞き出そうとします。その質問を真に受けて希望価格を伝えると、それ以下の査定額しか提示しないので伝えないようにしましょう。
愛車の査定時に、店舗に訪問して査定した場合でも営業マンから「いくらなら売りますか」と聞かれますが、買取店という場所にいることから、希望価格を伝えることを躊躇する方は多いでしょう。しかし、自宅に出張査定の場合は、自分のエリア内なので同じ質問をされても警戒心が薄れて簡単に答えてしまうことが多く見られます。
そこで、自宅で出張買取を依頼しても、査定士に希望価格は伝えないように注意しましょう。査定士も、オーナーが希望価格を話さなければ、それ以上同じ質問をしてきません。
4.女性の一人暮らしの場合は女性スタッフ対応の店舗に依頼
一人暮らしの女性で出張査定を希望されている方もいらっしゃると思いますが、安全面に不安を感じる方は女性スタッフの派遣を依頼してみましょう。
もし、女性スタッフの派遣が難しいと言われてしまった場合に、どうしてもその買取業者に依頼したいのであれば、信頼ある男性に立ち会ってもらうことも一つの方法です。
買取店から派遣されるスタッフの全ての方がそうではありませんが、一部のスタッフの中には女性がクルマに疎いと思い込み、クルマの価値が低くなる適当な理由を作り上げ、査定額を低めに提示してくる場合もあります。
ここで知り合いの男性と一緒であれば査定士も嘘や適当な話をしてくるリスクは多少なりとも軽減できるはずです。
5.査定士を自宅に上げない
査定終了後に外での立ち話に気が引けて査定士を自宅に上げてしまうと、契約を強く迫られることも否定はできません。
また、自宅に上がって契約交渉するということは、オーナーがその店舗に売却をほとんど決めていると査定士に取られてしまう可能性もあります。基本的に査定士を自宅に上げてはいけません。
6.売買契約書は必ず目を通すこと
出張買取で売買契約書を交わす場合、外で契約書にサインすることになるので、売買契約書に深く目を通すことが不十分になる場合が少なくありません。しかし、売買契約書には重要なことが多く記載されているので、面倒でも注意深く読みましょう。
契約書は、難しい言葉遣いと小さい字で読みづらい場合が多いですが、クルマの売却ではポイントを押さえて読み進めれば、それほど大変ではありません。
クルマの売買契約書で売却時のポイントは、キャンセルについてと、売却金額の支払い、瑕疵担保責任の部分です。
キャンセルは、いつまでなら無料になるのか、そしてキャンセル料はいくらになるのか確認します。売却金額の支払い日時は口頭でも説明があるのが一般的ですから、契約書に記載されている事項と一致するか確認します。そして瑕疵担保責任は、売買契約をした時点のクルマと、クルマを引き上げた後のクルマの状態が異なる場合や、オーナーが申告していない重大な欠陥や故障がある場合の責任についてです。
これらを契約書の中から探して、内容をしっかり理解してから契約書に捺印するようにしましょう。
出張買取でよくある質問
Q.出張査定で査定している間、ずっと立ち会う必要がありますか。
A.立ち会う必要はありません。査定士が査定終了するまで、自宅で自由にしていただいて問題ありません。査定が終了すれば査定士が呼びに来ます。
Q. 出張買取でクルマを引き上げるときに代車はありますか。
A.買取業者によっては代車を用意している店舗があるので確認してみると良いでしょう。
Q. 査定士が自宅に上がることはありますか。
A.出張買取を依頼すると、自宅に上げて交渉しなければならないと思っている方も少なくありません。しかし、出張買取では基本的に自宅に上がって交渉しません。出張買取の多くの店舗では、買取店の規則により自宅に訪問しても外で交渉するよう定められています。
Q.査定士にお茶を出した方がいいですか。
A.自宅にお客さんが来るとお茶菓子を出す習慣は、日本から古くから行われてきた「おもてなし」の心です。しかし、査定士が来たからとお茶菓子を出して「もてなす」必要はありません。ただし、どうしても何か渡したいのであれば、ペットボトルのミネラルウォーターかソフトドリンク程度にしておくのが良いでしょう。
まとめ
クルマの売却は、自分で全て行うには時間と労力がかかり大変ですが、出張買取であれば自分の都合で自宅などに査定士を呼んでクルマの買取をしてもらえるので時間の節約になるでしょう。
そして出張買取であれば、一度に多くの買取店からの査定依頼が受けられる一括査定を選べるほか、1社が代行して査定してオークションに出品できる査定が受けられるなど、愛車を高く売却できる最も理にかなった方法と言えます。
もちろん、自宅に査定士が来ることに不安を覚える方も少なくありませんが、そこはコンプライアンスが守られている大手業者であれば心配ありませんので、クルマを簡単に安全に少しでも高く売りたいなら出張買取を利用してみましょう。