レース開催にあわせて専用車両の販売を開始
今回、日本で開催されることになった「M2 CS レーシングシリーズ」は、現在ヨーロッパで開催されている「M2 CS レーシングカップ」の成功を受けてスタートするもので、アジアで初の開催となる。テクニカルレギュレーションなどは「M2 CS レーシングカップ」のものと同様で、MINI チャレンジジャパンとの共催で行われる。
このレースに使われる車両「M2 CS レーシング」は、コンパクトFRスポーツの現行型2シリーズクーペをベースとしてBMW M社によって開発されたサーキット専用モデル。レースシーンで高いパフォーマンスを発揮しながらも、扱いやすいボディサイズと車両価格によってカスタマーレーシングにおけるエントリーモデルとなっている。
最大トルク550Nmを発生する3L直列6気筒ターボエンジンは、さまざまなレースの規定にあわせて最高出力を280〜365psの間に設定可能で、最高出力450psまでチューンアップすることもできる。エンジンパワーのコントロールはパワースティックと呼ばれるUSBによって調整が可能であり、レースごとに設定されるBOP(性能調整)に応じて、パフォーマンスレベルのプログラミングをできるようになっている。
トランスミッションはレース専用セッティングの7速DCTを搭載し、専用のドライブシャフトやタイヤの左右回転差を抑制するプリロード型の個別冷却システムを備えた機械式LSD(リミテッドステップディファレンシャル)も標準装備されている。
BMW M2 CS レーシングはBMWジャパンにより輸入され、BMW Mモータースポーツディーラー「株式会社モトーレン東都」で販売される。
■BMW M2 CS レーシングシリーズ 概要
■1ラウンドで、決勝レース1/決勝レース2の2戦開催する
予選:20分間
決勝レース1(20分間+1LAP)
決勝レース2(20分間+1LAP)
■BMW M2 CS レーシングシリーズ エントリーフィー(1大会2レース)
シーズンエントリー:192万5500円
スポット参戦:38万5000円(1大会)
■BMW M2 CS レーシングシリーズ 2022年レースカレンダー(暫定)
Round 1(第1/2戦):4月16〜17日(スポーツランドSUGO)
Round 2(第3/4戦):5月15日(富士スピードウェイ)
Round 3(第5/6戦):7月2〜3日(ツインリンクもてぎ)
Round 4(第7/8戦):9月24〜25日(岡山国際サーキット)
Round 5(第9/10戦):12月11日(鈴鹿サーキット)