NEXCO中日本と同社のグループ会社である箱根ターンパイクは、2022年3月28日(月)10時からアネスト岩田 ターンパイク箱根 小田原本線において、ETC多目的利用サービス「ETCX」の運用を開始すると発表した。

キャッシュレス&タッチレスで利便性向上と感染症予防を目指す

「ETCX」とは、ETCソリューションズ(株)が提供しているETC多目的利用サービスの名称。ネットワーク型ETC技術(遠隔地に設置したセキュリティ機能を有した情報処理機器と、駐車場などに設置した複数の路側機を通信ネットワークで接続し、路側機で取得した情報を集約させて一括処置する技術のことで、ETCカードを用いた決済の安全性を確保する技術)を用いた決済サービスだ。高速道路以外の施設でも、ETCカードで決済が可能になる。

画像: アネスト岩田 ターンパイク箱根の位置図。

アネスト岩田 ターンパイク箱根の位置図。

NEXCO中日本では、関係会社と協働して、駐車場、ドライブスルー、フェリー、ごみ焼却処理施設などにおいて、このETCXの試行運用を実施してきたほか、地方道路公社での本格運用に協力してきた。アネスト岩田 ターンパイク箱根では、これまでの試行運用・本格運用で得られた知見を活かし、現金決済とETCX決済が混在する料金収受業務を前提に、できる限り簡素化した機器構成を採用している。

今回の取り組みにより、NEXCO中日本ではETCX導入の条件を緩和し、ETCXの拡大につなげられるよう検討していくという。なお、ETCXを導入することで、キャッシュレス化によるユーザーの利便性向上や接触機会の低減による感染症予防なども期待される。

利用には事前登録が必要。料金所では必ず一旦停止しよう

なお、ETCXは会員登録制のETC多目的利用サービスとなる。利用するには、事前に手持ちのETCカードとクレジットカードを用いて、ETCXの会員登録が必要となる。入会金や年会費は不要。登録すれば、伊豆中央道や修善寺道路などの有料道路や今後各地で展開されるETCXを、再度の事前登録をすることなく利用できる。

画像: アネスト岩田 ターンパイク箱根の小田原料金所に設置されたETCXのアンテナ。

アネスト岩田 ターンパイク箱根の小田原料金所に設置されたETCXのアンテナ。

2022年3月28日(月)の10時から、アネスト岩田 ターンパイク箱根で利用できるのは小田原料金所で、箱根伊豆連絡道路や湯河原峠料金所は対象外となる。また、通常のETCとは異なり、通行の際は必ず一旦停止し、料金収受員にETCXでの決済と申し出る。料金収受員から決済完了の合図があったら、安全確認してからゆっくりとクルマを発進させること。

また、オートバイでも利用可能だが、並走では料金所を通行できないので、必ず一列で走行すること。登録などの詳細に関しては、ETCXのWebサイトを参照されたい。(写真と図版:箱根ターンパイク/NEXCO中日本)

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