2022年度はお盆休みと年末年始も適用除外に
今回の発表は、国土交通省からの依頼を受けたもの。上記の各高速道路会社および公社では、繁忙期などは全国を対象として休日割引を適用しないこととしているためだ。
休日割引については、社会資本整備審議会 道路分科会 国土幹線道路部会の「中間答申(2021年8月4日付け) 」において、繁忙期を中心に激しい渋滞が発生している状況や、観光需要を平準化する取組みも進められている状況を踏まえ、「繁忙期等の交通の集中が見込まれる時期等においては、渋滞の激化を避けるため、休日割引を適用しないことについて検討する必要がある」と指摘されている。この指摘の中間答申を踏まえた、国土交通省からの依頼に基づく。
そのため、2022年のゴールデンウイーク、つまり4月29日(祝)〜5月1日(日)、5月3日(祝)〜5日(祝)、そして5月7日(土)・8日(日)は、ETCを利用して上記の高速道路を利用しても、休日割引は適用されない。
なお、ゴールデンウイーク同様に渋滞の激化を避けるため、2022年度はお盆休みと年末年始もETC休日割引の適用除外となる。期間は、以下のとおりだ。
●お盆休み
8月11日(祝)
8月13日(土)・14日(日)
●年末年始
12月31日(土)
2023年1月1日(日)〜3日(火)
休日割引以外の他の割引については変更はない。また、2023年度以降の休日割引を適用しない期間に関しては、あらためて発表される予定だ。
新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」がようやく2022年3月21日に全面解除されることになり、「今年こそはゴールデンウイークに出かけよう!」と計画している人も多いと思われる。だが、高速道路各社では「お客様におかれましては、高速道路の渋滞対策にご協力いただきますよう、ご理解をお願いいたします」としている。