モータースポーツの魅力を存分に楽しめる
トヨタ自動車（以下、トヨタ）と富士スピードウェイ、東和不動産（2022年4月27日よりトヨタ不動産）がタッグを組み推進するプロジェクト「富士モータースポーツフォレスト」。国際サーキット「富士スピードウェイ」（静岡県・小山町／以下、FSW）を中心に、宿泊や温泉の施設、レーシングチームガレージ、ミュージアム、アウトドアエリアなどモータースポーツを多方面から体験できる施設群を集中させる試みだ。
コンセプトは、「モビリティとモータースポーツの魅力を知り、楽しみ、参加することで、人生をより豊かに・幸せになっていただける、大人の遊び場・社交場」だという。そのために、エリア内の各施設には、大人から子どもまで幅広い層のユーザーが楽しめるアトラクションを用意し「未来のモビリティ・モータースポーツの街」を創出していくという。
富士モータースポーツフォレストの俯瞰イメージ図。
具体的には、すでにその計画が発表されている「富士スピードウェイホテル」や、時代を象徴するレーシングカーを展示する「富士モータースポーツミュージアム」をはじめ、国内有数のレーシングチームのガレージ、温浴施設、レストランなど、モータースポーツ文化を楽しめる多彩な施設から構成される。
この他にもFSW敷地内でのバギー運転体験やドッグラン、キャンプをしながらモータースポーツを観戦できるエリアなどの検討も進んでいるという。
トヨタの社長であり東和不動産の会長でもある豊田章男氏は「モータースポーツを楽しむ人も、モータースポーツで働く人も、大人も子供も、この富士の地に来たい！と思ってもらえるような場所にしてまいります」と、その抱負を語っている。
2022年秋に「富士スピードウェイホテル」と「富士モータースポーツミュージアム」が開業予定で、レーシングチームのガレージなどは2023年以降順次ということだ。
「富士モータースポーツミュージアム 」展示イメージ。
富士モータースポーツフォレスト 各施設概要（イメージ含む）
■富士スピードウェイ
全長4563mの国際レーシングコースを中心に、カートコースからショートサーキットまで、様々なモータースポーツ関連施設を用意。自身のクルマで、世界屈指の約1.5kmのホームストレートを体感できる「レーシングコース体験走行」が目玉。
■富士スピードウェイホテル／富士モータースポーツミュージアム
日本初上陸ブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」として開業。眼前に迫るサーキットビューと富士山ビューが楽しめる。スイートルーム21室とヴィラ5室を含む全120室。客室とともに、トヨタ博物館監修の「富士モータースポーツミュージアム」（1階から3階）も併設。国内外の時代を象徴するレーシングカー約40台が展示される。
■レーシングチーム ガレージエリア
普段見ることができないプロレーシングチームのガレージ特別見学ツアーや、メーカーファクトリーなどのイベントが楽しめる。
■温浴施設・レストランなど
近隣の観光スポットからの帰りにも、気軽に立ち寄りできる温浴施設や、レストランなどを構想中。
