2022年4月7日、ホンダは新型シビック タイプRの最終的な性能評価のための走行テストを鈴鹿サーキット 国際レーシングコースで行い、FFモデルで最速となる2分23秒120のラップタイムを記録したと発表した。

これまでのレコードホルダーは、従来型のシビック タイプR

2021年8月に発表(9月に発売)された新型シビック。そのラインナップには、2022年内にハイブリッドの「e:HEV」とハイパフォーマンスモデルの「タイプR」が加わるとアナウンスされている。

2022年1月の東京オートサロン 2022でカモフラージュを施されたプロトタイプが展示されたり、その登場を心待ちにしているひとも多い新型シビック タイプRだが、今回、鈴鹿サーキット 国際レーシングコースで量産前の最終開発車両(プロトタイプ)によるテストが行われた。

画像: 歴代シビックタイプRのシルエットでカモフラージュされた、新型シビック タイプR(プロトタイプ)。

歴代シビックタイプRのシルエットでカモフラージュされた、新型シビック タイプR(プロトタイプ)。

ちなみに、従来の最速ラップタイムは、徹底した軽量化や専用装備によりピュアスポーツ性能を追求した先代のシビック タイプR リミテッドエディションが記録したもので、そのタイムは、2分23秒993。わずか0.873秒とはいえ、新型シビック タイプRはタイムを更新した。

それはつまり、新型シビック タイプRのサーキット性能が先代よりもさらに向上しているということに他ならない。なお、新型シビック タイプRは2022年夏の登場が予定されている。そのパフォーマンスを1日でも早く味わいたい人のために、まずはタイムアタックの動画をご覧あれ。

画像: 【シビック TYPE R】新型CIVIC TYPE R 鈴鹿アタック動画 Vol.1 走行テスト 車載動画 youtu.be

【シビック TYPE R】新型CIVIC TYPE R 鈴鹿アタック動画 Vol.1 走行テスト 車載動画

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なお、今回のテスト車も従来のレコードホルダーである先代と同様、ハンドル位置は左の輸出仕様だったことを付け加えておこう。

画像: 【シビック TYPE R】新型CIVIC TYPE R 鈴鹿アタック動画 Vol.2 記録動画「Beyond Yourself」 youtu.be

【シビック TYPE R】新型CIVIC TYPE R 鈴鹿アタック動画 Vol.2 記録動画「Beyond Yourself」

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ところで、シビック タイプRと長年に渡ってFF最速の座を争ってきたルノー メガーヌR.S.だが、実はホンダの地元でもあるこの鈴鹿サーキットに最強の「トロフィーR」をもって乗り込んできたことがあった。まさかの敵地殴り込みに驚きつつも、その2019年当時にシビックが持つ最速記録をおよそ3秒も短縮し、2分25秒454を記録したことで話題となっていたのだ。その後すぐに従来型シビック タイプRが記録を塗り替えたのだが、さて今回ルノー メガーヌR.S.に新たな動きはあるのだろうか。と、こちらの動向も気になってしまう。

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