ワイド&シャープなエアロフォルムが、圧巻のパフォーマンスを物語る
もともと「ただモノではない」スタイリッシュかつスポーティな存在感が光るメルセデスAMGのラインナップにあって、「エディション55」が放つオーラはひときわ強烈だ。
今回、シリーズに加わったのはサイズ的には最小クラスに当たる、ハイパフォーマンスコンパクトハッチバック「A45 4マティック」と「A45 S 4マティック」と、スタイリッシュな「CLA45 4マティック」と「CLA45 S 4マティック」の4ドアクーペ/シューティングブレーク。それでもスタンダードモデルにはない、凄みと気品を見事にアピールしている。
エディション55は全車がAMGエアロダイナミクスパッケージを標準装備。大ぶりなフロントスプリッターとワイド感を増したフロントエプロン、インパクトたっぷりのAMGリアウィングなどが、ハイスピードレンジでの優れた空力特性を見た目でも誇っている。
もちろんただ「カッコだけの速さ」を誇示しているわけではない。なにしろ搭載されるパワーユニットは、2L 直列4気筒エンジン史上最強スペックの「M139型」。最高出力:310kW(421ps)/6750rpm、最大トルク500Nm/5000-5250rpmを7速DCT×フルタイム4WDで御することで、0→100km/h加速3.7秒、最高速度270km/hを発生するモンスターなのだ。
ハイグロスブラックのコーディネートが、大人の華やかさを演出する
フロントスプリッターのエアインテーク部ルーバーのトリムエレメント、サイドエアアウトレットのデフレクターエレメント、およびリアエプロン部分のディフューザーブレードも含め、すべてのアレンジはすべてハイグロスなブラックで塗装され、類まれな上質感をまとう。
ボディカラーにはシックな中にただモノではない雰囲気を漂わせるコスモスブラックメタリックとデジタルホワイトメタリックを設定。トラディショナルなAMGエンブレムとデカールが装着される。ホイールは19インチのAMGクロススポーク(鍛造)だ。
インテリアは黒と赤のコントラストが特徴。AMGパフォーマンスシートは、ツートンのクラシックレッド/ブラックレザーコンビとなる。「エディション55」バッジとブラックの12時マークが付いたAMGパフォーマンスステアリングホイールは、ブランドの55周年を祝福する設え。DINAMICAマイクロファイバーで上質感をアピールする。
特別感に満ちたエディション55のコンパクト系ラインナップ、日本への導入もぜひ期待したい。