「EV&SDGsフェア2022 in Osaka」に展示するプジョー e-2008を自走で運ぶべし。と言われても、1000kmをただ往復するだけではつまらない。というワケで、復路ではあえて一般道路を大阪から京都まで走ってみた。飛ばさない時のEVの電費はいかがなものか。目的地でお買い物や観光を楽しみながらの「寄り道充電」は果たして可能なのか。大阪、京都の繁華街を中心に、ちょっとだけ充電事情を実体験してみた。

航続距離減はわずか。余裕があるなら一般道がやっぱりおススメ

JR大阪駅前から京都市南区にある名刹「東寺」まで、高速道路を使えば片道約50km、50分ほどで到着できる。経路の標高差はおおむねフラットだけれど、印象的にはアップダウンがけっこうある。どちらかと言えばEVの電力消費は多めになることを覚悟した方がいい。

画像: 大阪のグランフロント梅田前を出発して1時間半ほどで、京都市南区にある東寺に到着。五重塔や立体曼荼羅で有名な日本屈指の名刹だ。

大阪のグランフロント梅田前を出発して1時間半ほどで、京都市南区にある東寺に到着。五重塔や立体曼荼羅で有名な日本屈指の名刹だ。

一方、一般道で経路探索してみると走行距離が44kmほどと、高速道路よりも短い。平均速度は一気に下がるし、加減速もひんぱんに行うので回生ブレーキによる電力回復も見込める。実際、一般道を通った時の電力消費は航続距離換算でわずか18kmに過ぎなくて、なんだかとっても得をしたような気がした。

所要時間はおよそ1時間半。もちろん高速道路を使う方が速い。けれど、トコトコお散歩感覚で京阪国道1号線をのんびり走るのも、なかなかオツなものだ。もちろん高速道路代が浮く(1800円ちょい)というメリットも期待できる。浮いた分は、京都でちょっとだけ豪華なランチが食べることができた。

大阪梅田近辺は、充電スポットが比較的充実。京都中心部はやや寂しい

大阪市内でざっくりGoogle Mapでチェックしてみると、ディーラー系を含む40~50kW級の急速充電スポットがかなり発見できる。逆に京都の中心部で検索をかけても、ディーラー系列以外のスポットがあまり見当たらない。

画像: 急速充電器が設置されている施設もあるが、必ずしも使いやすいとは限らない。たとえばとある専門店の駐車場では充電場所が狭く、しかも出口スロープの途中に設定されているために、充電をが終えたらいったん駐車場を退出しなければならない、などということもあった。お店で遊ぶには、いったん精算して入りなおす必要がある。

急速充電器が設置されている施設もあるが、必ずしも使いやすいとは限らない。たとえばとある専門店の駐車場では充電場所が狭く、しかも出口スロープの途中に設定されているために、充電をが終えたらいったん駐車場を退出しなければならない、などということもあった。お店で遊ぶには、いったん精算して入りなおす必要がある。

ただしタイムズをはじめとする有料駐車場には3kW級の充電器が随所に設置されており、当初は宿泊ついでに至近のタイムズで充電しようと計画していた。そこで目的地となるビジネスホテルに到着してすぐ、充電ユニットに車載のケーブルをつないでみたのだが、通電している気配がない。

電源に付属している動作ランプは点灯しているので、どこかに不具合があるのかもしれない。だが、掲示されていた問合せ先に電話をかけても回線が混んでいて待たされるばかりだった。こういうトラブルはある程度予測の範囲ではあったものの、やっぱりあまり当てにすることはできそうにない。

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