2022年5月27日、BMWジャパンは世界的なアーティストであるジェフ・クーンズがデザインした世界限定99台の「THE 8 X JEFF KOONS(ジ エイト アンド ジェフ・クーンズ)」を六本木ヒルズのヒルズカフェでメデイアに日本初公開。5月28日には一般公開もされる。

M850i xドライブ グランクーペがベース

「THE 8 X ジェフ・クーンズ」は、BMW M850i xドライブ グランクーペをベースに、米国の世界的なアーティストであるジェフ・クーンズとBMWによって、全世界限定99台で作成された。

画像: 「THE 8 X ジェフ・クーンズ」に乗り込んだ、ジェフ・クーンズ。

「THE 8 X ジェフ・クーンズ」に乗り込んだ、ジェフ・クーンズ。

ボディカラーは、ポルティマオブルー/エレクトリックブルー/スピードイエロー/グレイシャーシルバーの純正色など11色を用いて、8シリーズ グランクーペの複雑な輪郭とシェイプに敬意を表した幾何学的な模様が組み込まれている。リアの爆発するようなカラーラインは、クーンズが2010年に制作したBMWアートカーを意識したもので、両サイドの「POP!」と蒸気推進力のイラストは、この限定車のパワーとスピードを象徴している。

インテリアでは、最高級の素材とファインレザーが使用され、カップホルダーリッドにはエディションのレタリングとクーンズのサインが入れられている。シートに印象的なレッドとブルーが用いられ、これはコミックのスーパーヒーローのカラーであると同時に、BMWの高性能モデルであるBMW Mのカラーを反映している。

画像: コミックのスーパーヒーローのカラーであり、BMW Mのカラーを反映したブルーとレッドが用いられたシート。

コミックのスーパーヒーローのカラーであり、BMW Mのカラーを反映したブルーとレッドが用いられたシート。

エクステリアの塗装だけでも、BMWグループ本社のディンゴルフィンおよびランツフート工場のプロフェッショナルが、色見本をルーペで何度も確認しながら200時間以上かけて手作業で行い、制作できる台数は1週間に4台のみとなっている。

世界限定99台だが、そのうち日本には何台が導入されるかは未発表。今回展示されているモデルは、専用のオークションサイトで2022年6月16日(木)〜27日(月)に入札を実施する。入札希望者は、専用サイトより、個人情報の登録と身分証明書の提出で、期間中何度でも入札ができる。6月27日の23時59分時点での最高価格入札者に納車され、BMWジャパンは全額を「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」に寄付する。

なお、この限定車は2022年5月28日(土)の11時〜20時に、六本木ヒルズ ヒルズカフェで一般公開もされる。ジェフ・クーンズのデザインしたポップなエクステリアとヴィヴィッドなインテリアは一見の価値あり。クルマ好きなら、ぜひ見ておきたいものだ。

画像: リアの爆発するようなカラーラインは、クーンズが2010年に制作したBMW アートカーを意識したものだ。

リアの爆発するようなカラーラインは、クーンズが2010年に制作したBMW アートカーを意識したものだ。

ちなみに、ベース車となるM850i xドライブ グランクーペの車両価格は1773万円(税込)。米国でのオークションでは日本円換算で5000万円くらいで落札されたそうだが、果たして日本では、いくらで落札されるのだろうか!?

■BMW M850i xドライブ グランクーペ(ベース車両) 主要諸元

●全長×全幅×全高:5085×1930×1405mm
●ホイールベース:3025mm
●車両重量:2040kg
●エンジン:V8 DOHCツインターボ
●総排気量:4394cc
●最高出力:390kW(530ps)/5500rpm
●最大トルク:750Nm(76.5kgm)/1800-4600rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・68L
●WLTCモード燃費:未発表
●タイヤサイズ:前245/35R20、後275/30R20
●車両価格(税込):1773万円

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