2022年6月2日から5日にかけて、世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イタリア サルディニアがサルディニア島アルゲーロを起点に開催される。ポルトガルに続いて今季2戦目となるグラベル(未舗装路)ラリーだが、気温の上昇を予想されてポルトガル以上に過酷なコンディションとなりそうだ。

全体的にハイスピードなラリー・イタリア サルディニア

ラリー・イタリア サルディニアが行われるサルディニア島のグラべルステージは、全体的にハイスピードだが、道幅が狭く道のすぐ近くに木々や大きな岩が迫るため、僅かなドライビングミスでも大きな代償を払うことになるので要注意。

また路面は砂状の目の細かいグラベルに覆われており、ラリー開始時は滑りやすい一方で、走行が進むにつれ次第に下から硬い岩盤が露出して大きな石も多く出てくるため、タイヤとサスペンションにとって厳しい路面に変化する。

さらに、この時期のサルディニア島は気温がかなり高くなることが多く、同じグラベルラリーでもポルトガルよりもさらに過酷なコンディションとなることが予想され、クルマ、タイヤ、ドライバーにとってまさに試練となりそうだ。

画像: ラリー・イタリア サルディニアが行われるグラベルステージ。開始時の路面は滑りやすく、やがて下から硬い岩盤や石が現れるのは、ラリー・ポルトガルと似ている。

ラリー・イタリア サルディニアが行われるグラベルステージ。開始時の路面は滑りやすく、やがて下から硬い岩盤や石が現れるのは、ラリー・ポルトガルと似ている。

サービスパークは北西部アルゲーロのシーフロントに置かれるが、ラリーのオープニングステージは6月2日木曜日の夜にオルビアで行われ、ターマックとグラベルの両路面が混在するミックスサーフェスのスーパーSSからラリーが始まる。

6月3日金曜日と4日土曜日はこのラリーの定番ステージが中心となり、両日とも島の北部で4本のステージを各2回走行する。土曜日については昼のサービスの設定がなく、タイヤフィッティングゾーンしか設けられないため、クルマが大きなダメージを負わないように注意して一日を走り切る必要がある。

最終日の6月5日日曜日は、アルゲーロ北側エリアの風光明媚なシーサイドステージが舞台。最終のSS21「サッサリ-アルジェンティエラ2」は、トップ5のタイムを記録した選手とチームに対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。

4日間のステージは全部で21本、合計307.91km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1303.38kmとなる。

画像: ラリーはイタリア サルディニア島北西部の街アルゲーロを起点にグラべルステージで開催される。

ラリーはイタリア サルディニア島北西部の街アルゲーロを起点にグラべルステージで開催される。

なお、昨年2021年のラリー・ポイタリア サルディニアは、初日に1-2体制を築いていたヒョンデ勢のアクシデントもあり、トヨタのセバスチャン・オジェが逆転優勝、2位にもチームメイトのエルフィン・エバンスが入り、トヨタのシーズン3度目の1-2フィニッシュを飾っている。

【参考】2021年 WRC第5戦ラリー・イタリア サルディニア 結果

1位 S.オジェ(トヨタ ヤリス WRC)3h19m26.4s
2位 E.エバンス(トヨタ ヤリス WRC)+46.0s
3位 T.ヌーヴィル(ヒョンデ i20クーペ WRC)+1m05.2s
4位 勝田貴元(トヨタ ヤリス WRC)+6m11.2s
5位 J.フッツネン(ヒョンデ i20 R5)+9m31.7s
6位 M.オストベルグ(シトロエン C3 ラリー2)+9m39.2s
7位 Y.ロッセル(シトロエン C3 ラリー2) +10m37.7s
8位 P.ロペス(シュコダ ファビア ラリー2エボ)+11m03.7s
9位 J.ソラン(シトロエン C3 ラリー2)+11m26.3s
10位 M.ブラシア(シュコダ ファビア ラリー2エボ)+11m34.6s

画像: 昨年のラリー・イタリア サルディニアを制したトヨタのセバスチャン・オジェ。今回はエントリーしていない。

昨年のラリー・イタリア サルディニアを制したトヨタのセバスチャン・オジェ。今回はエントリーしていない。

画像: 昨年のラリー・イタリア サルディニア、土曜午前ステージまで圧倒的なスピードで首位を独走していたヒョンデのオィット・タナックだったが、巨大な岩にヒットして勝利を逃した。

昨年のラリー・イタリア サルディニア、土曜午前ステージまで圧倒的なスピードで首位を独走していたヒョンデのオィット・タナックだったが、巨大な岩にヒットして勝利を逃した。

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