2022年7月26日、阿部商会はノキアン社製のスタッドレスタイヤ「ハッカペリッタ R5」を発売すると発表した。コンパクトカーからSUV、電気自動車(BEV)にまで対応した全128サイズを用意する。

第一級の氷上性能を誇るスタッドレスタイヤ

画像: 全128サイズで発売された、ノキアン ハッカペリッタR5。

全128サイズで発売された、ノキアン ハッカペリッタR5。

サンタクロースの国としておなじみのフィンランドで1898年に創業したNOKIAN(ノキアン)社は、1934年に世界初のウインタータイヤを発売したタイヤメーカーだ。通信事業会社のノキアとは母体が同じだが、現在は別法人となっている。

現在はBMW、メルセデス・ベンツ、ボルボ、テスラ、ジャガー、ランドローバーなど、多くのカーメーカー推奨タイヤになっている。ブリヂストンの北欧向けタイヤの委託生産も行っている、技術力の高いタイヤメーカーでもある。

日本ではノキアンの知名度はまだ低いかもしれないが、欧州では指標にされるタイヤメーカーであり、2017年から阿部商会を通して発売されている。ノキアンのスタッドレスタイヤはプレミアムタイヤの価格帯に位置するが、日本国内ではドライブ好きなユーザー層から強い支持を得ているという。

快適性と静粛性、コーナリング性能などすべてを向上

画像: 斜め上方に伸びるブロックは溝の配列により排水と排雪性を高め、ハンドリングの応答性を向上さえている。

斜め上方に伸びるブロックは溝の配列により排水と排雪性を高め、ハンドリングの応答性を向上さえている。

今回発表された「ハッカペリッタ R5」は、乗用車用、SUV用、そしてEV用と3タイプが設定され、それぞれのクルマ特性に合わせて、合計128サイズを用意している。「ピュア セーフティ」のコンセプトで開発された「ハッカペリッタR5」は、評判の高かった前モデルの「R3」を上回る乗り心地の良さ、静粛性、雪上や氷上でのグリップ感を誇り、ドライバーの意図する方向への回頭性能を向上させている。

3タイプとも、それぞれのクルマの特性に合わせて個々に開発され、コンパウンドの配合も変えている。もちろん、再生可能もしくはリサイクル素材も使用したサステナブルなタイヤでもある。サイドウオールには防弾チョッキにも採用されているアラミド繊維を使用しており、車両重量が重くハイパワーなSUVにも対応するよう走行性能の向上を図っている。EV用には、より静粛性を追求してタイヤ内部にフォーム(スポンジ)を注入し、タイヤ内部の共鳴音の発生を抑えている。

設定サイズは、乗用車用のハッカペリッタ R5が175/65R14から275/35R20まで52サイズ、SUV用のハッカペリッタ R5 SUVが215/60R17から285/40R22まで53サイズ、そしてEV用のハッカペリッタ R5 EVが235/45R18から275/35R21まで23サイズの、計128サイズ。価格はオープンとなっている。

画像: 発表会場に展示された、3タイプのノキアン ハッカペリッタR5。

発表会場に展示された、3タイプのノキアン ハッカペリッタR5。

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