2022年8月2日、スズキは「ワゴンR」シリーズを一部仕様変更するとともに、新バリエーションの「ワゴンR カスタムZ」を設定し、8月30日より発売する。

力強さと上質さを表現した新バリエーション

1993年に初代が登場し、ハイトワゴンという軽自動車の新しいジャンルを切り拓いた、スズキのワゴンR。現行型は2017年に発売された6代目となる。時期的にそろそろフルモデルチェンジかと思われたが、今回は装備を充実させた一部仕様変更で、新たに「カスタムZ」が設定された。

画像: ノーマルのワゴンR(左)、スティングレー(右)に加えて新バリエーションのカスタムZ(中央)が登場した。

ノーマルのワゴンR(左)、スティングレー(右)に加えて新バリエーションのカスタムZ(中央)が登場した。

カスタムZは、ノーマルのワゴンRともスティングレーとも異なる、専用意匠のヘッドランプ/フロントグリル/フロントバンパーを採用し、精悍なデザインに仕上げられている。

インテリアはブラック基調で、インパネカラーパネルやフロントドアアームレストに専用のブラウンメタリックの加飾を施すなど、質感が高められ、力強さと上質さを表現している。また、アップグレードパッケージやターボ仕様の設定など、充実した装備としている。

シリーズ全体の一部仕様変更では、まず安全装備の充実が図られた。夜間の歩行者も検知するデュアルカメラブレーキサポートを全車に標準装備したほか、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ、全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)、車線逸脱抑制機能を標準装備(FXを除く)した。

快適装備では、「スズキコネクト」対応の全方位モニター付きディスプレイオーディオをメーカーオプション設定。オートエアコン、キーレスプッシュスタートシステム、運転席シートヒーターを全車に標準装備。また、USB電源ソケット(タイプA/タイプC)も標準装備した(いずれも一部のグレードを除く)。

画像: カスタムZ ハイブリッドZTのインパネまわり。カラーパネルなどに専用のブラウンメタリックの加飾が施されている。

カスタムZ ハイブリッドZTのインパネまわり。カラーパネルなどに専用のブラウンメタリックの加飾が施されている。

外観では、ノーマルのワゴンRのフロントグリルとバンパーの意匠を変更した。また、ボディカラーに新色を設定し、ワゴンRは10色、スティングレーは6色、カスタムZは8色のラインナップとしている。

主なグレードと車両価格(税込)帯は、ワゴンRがFX(2WD=FF/5速MT)の121万7700円〜ハイブリッド FX-S(4WD/CVT)の150万9200円。ワゴンR スティングレーがハイブリッド T(2WD/CVT)の168万8500円〜同(4WD/CVT)の181万1700円。ワゴンR カスタムZがハイブリッド ZX(2WD/CVT)の147万4000円〜ハイブリッド ZT(4WD/CVT)の175万6700円となっている。

なお、カスタムZの登場に伴い、従来型のFZはフェードアウトするなど、グレードの一部整理も行われている。

画像: カスタムZはクリアタイプのテールランプを採用している。ボディカラーはピュアホワイトパール。

カスタムZはクリアタイプのテールランプを採用している。ボディカラーはピュアホワイトパール。

■スズキ ワゴンR カスタムZ ハイブリッドZT 主要諸元

●全長×全幅×全高:3395×1475×1650mm
●ホイールベース:2460mm
●車両重量:800kg
●エンジン:直3 DOHCターボ+モーター
●総排気量:658cc
●最高出力:47kW(64ps)/6000rpm
●最大トルク:98Nm(10.0kgm)/3000rpm
●モーター最高出力:2.3kW(3.1ps)/1000rpm
●モーター最大トルク:50Nm(5.1kgm)/100rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・27L
●WLTCモード燃費:22.5km/L
●タイヤサイズ:165/55R15
●車両価格(税込):163万3500円

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