中央自動車道 上りの最後にある大型SA
中央自動車道を甲府方面から笹子トンネルを抜けて東京方面に向かい、大月ICの先をさらに上ったところにあるのが談合坂SA(上り)。中央自動車道の上りでは最後の大型SAになります。談合坂SA(上り)の先、上野原ICのあたりまでは山梨県ですが、その先は神奈川県になります。つまり、山梨県の一番東端にあるSAともいえます。
そんな談合坂SA(上り)には、山梨県ならではの山の幸が楽しめるグルメがたっぷり用意されています。また、地元の農産物を販売する「やさい村」も規模が大きくて、内容も充実しており、いつも人でいっぱいの人気コーナーとなっています。
地元自慢のブランド鶏を三種類のバリエーションで
まず最初に紹介するのは「甲州信玄どり三種丼」(1200円)です。レストラン「ゆるり庵」で、5年ほど前から提供されているメニューです。「ゆるり庵」は、山梨の郷土料理である「ほうとう」などを中心に和テイストのグルメを数多く用意しており、この「甲州信玄どり三種丼」は、そうした和テイストの中でも看板メニューのひとつとなっています。
そんな人気のドンブリの特徴は、「信玄どり」を使っていること。しかも、異なる調理法で三種類の味が楽しめるようになっています。「信玄どり」は、山梨/長野/静岡の厳選された農場で飼育されている鶏。雑味がなくジューシーであることが知られています。また、「信玄どり」は鮮度が命ということで、東京へのアクセスが良い山梨県の工場で処理されて出荷されています。もちろん談合坂SA(上り)は地元ですから、鮮度の面でも非常に有利。「信玄どり」のポテンシャルをフルに味わえるお店といえるでしょう。
三種類の味のメインとなるのが、ドンブリの半分近くを占める照り焼きでしょう。タレとなるモロミしょう油の味は抑えめで、鶏本来の味が前面に出ています。柔らかくて、文句なしのおいしさ! 続いて、鶏団子を口にすると、フワフワの食感にびっくり。口の中で溶けるような柔らかさです。そして最後の蒸し鶏は、さっぱりしながらも、濃い鶏の味が堪能できます。三種類のおいしさを順に楽しんでいるうちに、あっというまに完食してしまいました。
ちなみに付け合わせの「野沢菜昆布」も、見逃せないおいしさ。談合坂SA(上り)が運営するオンラインショップでも「野沢菜昆布 安曇野わさび入り」(680円)が大人気とか。要注目です。