2022年9月8日、WRC(世界ラリー選手権)第10戦アクロポリス・ラリー・ギリシャが首都アテネのオリンピック・スタジアムのスーパーSSでスタートする。スペシャルステージは山岳地帯の未舗装路(グラベル)を舞台にして行われ、11日に最終日を迎える。今シーズンはトヨタのカッレ・ロバンペラが好調だが、ここに来て、ヒョンデのオィット・タナックが連勝。アクロポリス・ラリー・ギリシャの結果次第で流れが大きく変わるかもしれない。
ラリーはアテネからSSをこなしながら北上してラミアへ
ラリーは9月8日木曜日の夕方に首都アテネのオリンピックスタジアムで行われるスーパーSSで競技がスタート。
翌日の9日金曜日からグラベルステージでの本格的な戦いが始まり、アテネの西側に位置するビーチリゾート「ルートラキ」を起点にデイ2として6本のステージを走行する。デイ2は日中のミッドデイサービスが設定されない。また、1本のステージを2回走るのはSS2/4「ルートラキ」のみで、金曜日の出走順が一番手のロバンペラにとっては厳しい一日になることが予想される。
10日土曜日のデイ3は、ラミアのサービスパークを中心に、3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。6本のステージの合計距離は147.98kmと、4日間で最長となる。
最終日となる11日の日曜日のデイ4は、3本のステージを走行。そのうちSS14の再走で最終ステージとなるSS16「エレフテロホリ2」は、トップ5タイムを記録した選手とマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。
ステージは全部で16本、合計303.30km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1189.42km。