水戸に最も近いSAは、モビリティリゾートもてぎの最寄りでもある
友部SA(下り)は、常磐自動車道で茨城県のほぼ真ん中に位置する大型SAです。県庁所在地の水戸市に一番近いSAであり、また北関東道との分岐となる友部JCT(ジャンクション)の手前にあります。さらに言えば、モビリティリゾートもてぎ(旧・ツインリンクもてぎ)に行くときに利用する水戸ICの手前にあるため、個人的にもよく立ち寄ることが多いSAです。
茨城県のほぼ真ん中ということで、友部SA(下り)には、茨城ならではのグルメがしっかりと用意されています。その代表格が、今回紹介する茨城産のそばを提供するレストラン「手打ち蕎麦処 常陸庵(ひたちあん)」です。
挽きたて、打ちたて、茹でたての「3たて」を楽しむ
友部SA(下り)の自慢のレストランとなるのが「手打ち蕎麦処 常陸庵」です。店名に「手打ち」とあるように、麺は自家製。しかも、レジの前に石臼が置いてあり、そばの実を粉に挽いて打つのもお店で。もちろん茹でるのもお店。つまり、「挽きたて」「打ちたて」「茹でたて」という、そばをおいしくいただく3条件の「3たて」が揃っているというわけです。
そんな本格的なそばのお店で、おすすめするのが「旨辛根菜せいろ」(1310円)です。もちろん、普通の「常陸せいろ」(990円)もありますが、今回は、ちょっと変化球を紹介しましょう。「今まで辛いメニューがなかったので、昨年に開発しました。甘い汁をベースに、豆板醤や辣油、ゴマ油などを加えて、ピリ辛のつけ汁にしています」と料理人さんが説明してくれました。
実際にいただけば、香りの良いそばと、ピリリと辛いつけ汁の相性も抜群。つけ汁は辛いだけでなく、出汁がしっかりと効いており、ゴロゴロと入った根菜や鶏のつくねの旨味も楽しめます。食べ応えも十分。暑いときだけでなく、涼しくなってもおいしくいただけるメニューだといえるでしょう。