スズキ スイフトスポーツ(SUZUKI SWIFT SPORT)
現行モデル発表日:2017年9月13日
車両価格:201万7400円〜208万8900円

スポーツマインドを昂ぶらせ、世界で評価されるBセグ スポーツハッチ

スイフトの走行性能を高めたスポーツモデル。直進安定性と旋回性能を高めるためにトレッドを30mm拡幅し、全幅も拡大され1735mmとなっている。さらにボディ剛性も高められ、足まわりにはオーリンズ社製のダンパーを装備。エンジンは1.4L直4ターボで、6速MTまたは6速ATが組み合わされる。ターボエンジンの採用と3ナンバー化は歴代で初めて。

安全装備では、後退時ブレーキサポート/後方誤発進抑制機能/全車速追従機能付きACCがATモデルに採用された。リアパーキングセンサー/標識認識機能/ブラインドスポットモニター/リアクロストラフィックアラートが、ATモデルだけでなくMTモデルにも追加された。そして以前から装着されていた、車線逸脱抑制機能などの制御がきめ細やかになった。つまり、絶対的なニーズが高まっている先進安全技術系がレベルアップされた。

しかも、以前よりも全体的な挙動のスムーズさが増している。それはけっしてマイルドになったわけではなく、全体的なつなぎ目がより滑らかに磨かれたという感じだ。クルマの動きが、高次元でナチュラルになったように感じられる。たとえるなら、どこか金属と金属がこすれあっていたものが、ピカピカに研磨されてツルッと滑らかに動くようになった感じ、とでも言えば伝わるだろうか。

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画像: Rakuten Car
Rakuten Car

エンジンは気持ちよく高回転まで回り、クロスレシオの6速MTはシフトフィールも気持ち良く入る。ブレーキも完全に自分のコントロール下に置けるので、絶妙なタッチで操作できる。まさにそんな、感性に訴えるかのようなブラッシュアップが施されていた。これは、量産が進むうちに、細かいところがうまく合わさるようになっただけなのかもしれない。そうだとしても、それでもいい。より爽快感が増したなら、それで十分だから。

そう思わせてくれるような、スカッとした気持ち良さがスイスポにはある。今回、車両価格が装備の充実により200万円を少し超えてしまったが、いまなお世界中にこのプライスでこんなクルマは他にない!という事実は、間違いなく健在なのだから。

スズキ スイフトスポーツ 主要諸元

●全長:3890mm
●全幅:1735mm
●全高:1500mm
●ホイールベース:2450mm
●車両重量:970〜990kg
●エンジン:1.4L直4ターボ
●駆動方式:FF
●トランスミッション:6速MT/6速AT
●WLTCモード燃費:16.6〜17.6km/L
●乗車定員:5名

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