「自動運転が当たり前」な社会に向けて、クルマの点検・整備事業に変化の時が訪れようとしている。そんな中、注目したいのが「本当に信頼できるADASエーミング作業」はどこで受けられるのか?ということ。名実ともに「プレミアム」な安心感が今、求められているような気がする。(取材協力:(有) 山田自動車 http://yama-mobile.com/

ある意味「命を預けている」点検、整備を「価格」で判断していい??

いわゆるディーラーなどで使う「純正」エーミングツールの中にも、精度が疑わしい場合があるという話もあった。環境問題にも絡んでいるが、特定整備やADASエーミングの重要性に対する理解が浸透していないこともあって、事業者的には投資を抑えるケースがあるのだ。

画像: 静的エーミングで正確な基準点を認識させた後、動的なエーミングを実施。精度の高いキャリブレーションのためには、まず「静的」が重要になる。厳密に調整されたクルマは、ステアフィールなどが向上するケースもあるようだ。

静的エーミングで正確な基準点を認識させた後、動的なエーミングを実施。精度の高いキャリブレーションのためには、まず「静的」が重要になる。厳密に調整されたクルマは、ステアフィールなどが向上するケースもあるようだ。

それはおそらく、精度の高いADASエーミング作業の価値について、ユーザー側の理解が進んでいないことにも起因するのだと思う。山田社長によれば、日本の自動車整備における一般的な工賃水準に加えて、手間暇をかけたエーミング作業の対価を妥当だと感じてもらうためには、懇切丁寧な説明が欠かせない。

それでも一度信頼を得ることができれば「ADASエキスパート」というサイネージは、事業者としてとても強力な武器になり得る。巷では安さと手軽さを売りにする点検や車検を謳う場合も多いけれど、これからはあえて「プレミアムな点検整備」というバリューを誇るプロショップが誕生しそうな予感がする。

BCSにせよADASエキスパートサービスショップにせよ、明らかに高めの作業水準をしっかり保っていることを保証した「看板」は、なるほど、わかりやすい。「プレミアムな点検整備」に今、もっとも近い位置にあるアイコンなのかもしれない。(画像提供:ボッシュ株式会社、有限会社 山田自動車)

画像: ボッシュ認定のADASエキスパートショップ(通称:BAX)には、写真左のサイネージ(表札)が掲げられている。全国のBAXはボッシュの公式HPで検索が可能( https://ap.boschaftermarket.com/jp/ja/services-and-support/workshop-concepts/bax/ )。右がボッシュDAS3000。ナイトビジョン、サラウンドビューモニター、LiDARなど、さまざまなセンサーのエーミング作業への拡張性も考慮された設計なので、将来的にも活用の幅が広がりそうだ。

ボッシュ認定のADASエキスパートショップ(通称:BAX)には、写真左のサイネージ(表札)が掲げられている。全国のBAXはボッシュの公式HPで検索が可能( https://ap.boschaftermarket.com/jp/ja/services-and-support/workshop-concepts/bax/ )。右がボッシュDAS3000。ナイトビジョン、サラウンドビューモニター、LiDARなど、さまざまなセンサーのエーミング作業への拡張性も考慮された設計なので、将来的にも活用の幅が広がりそうだ。

画像: ボッシュの最新ADASエーミングツール!「DAS3000」デジタル画像認証技術を採用 youtu.be

ボッシュの最新ADASエーミングツール!「DAS3000」デジタル画像認証技術を採用

youtu.be

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