2022年10月7日、ヒョンデのEV「アイオニック(IONIQ)5」のパワートレーンが、2022年9月27日に米国カリフォルニア州ファウンテンバレーにおいて、2022年の「ウオーズ 10ベスト エンジンズ & プロパルジョン システムズ(Wards 10 Best Engines & Propulsion Systems)」を受賞した。

1年を代表する、先進的なパワートレーンとして受賞

画像: 日本仕様のアイオニック5(AWD)は、2モーターで最高出力305psと最大トルク605Nmを発生する。

日本仕様のアイオニック5(AWD)は、2モーターで最高出力305psと最大トルク605Nmを発生する。

この賞は、まったく新しい、もしくは大幅に改良された魅力的で先進的なパワートレーンを年1回表彰するものだ。アイオニック5は、性能、充電能力、航続距離、価格などの面で選出された。ちなみにヒョンデは、1995年のこの賞の創設以来、15回にわたって受賞している。

「Wards 10 Best Engines & Propulsion Systems」は、優れたパワートレーン技術と、パワー、トルク、効率を向上させる能力を備えたパワートレーン チームを表彰するコンテストで、2022年で28年目を迎える。2022年は、29の製品がこの栄えある賞を競った。2021年の受賞者と比較して、まったく新しい、もしくは大幅に刷新された推進システムが審査の対象となる。

この賞は、「ウオーズオート(WardsAuto)」により授与される。WardsAutoは、自動車に関する論評、インサイト、分析を行う、世界をリードするプロバイダーで、90年以上にわたって業界の情報ニーズに応えている。米国ミシガン州サウスフィールドを拠点にするインフォーマ テック(Informa Tech)の事業部門で、技術センターから工場フロア、ショールームまで、自動車ビジネスのあらゆる側面において将来を見据えた視点を提供している。

新プラットフォームが生んだ快適な室内と環境への優しさ

画像: アイオニック5は、EVゆえトランスミッショントンネルなどのない広い室内空間を創出している。

アイオニック5は、EVゆえトランスミッショントンネルなどのない広い室内空間を創出している。

WardsAutoの審査員であるドリュー・ウインター氏は、「アイオニック5は推進力の観点だけでなく、現代の自動車を再定義しています。トランスミッショントンネルなど、EVプラットフォームには不要となったあらゆるものを活用し、広々とした新しい車内空間を創出しています。アイオニック5の推進システムは、単にクルマを販売するだけでなく、クルマのあるべき姿を定義し直します」と述べた。

ヒョンデ アメリカ テクニカルセンターの電動化推進開発ディレクター、イ・ビョンホ市は、「アイオニック5は、新しいエレクトリック グローバル モジュラー プラットフォーム(E-GMP)」の導入により、急速充電とV2L(ビークル to ロード)の双方向オンボードチャージングを備えた自動車パワートレーンの世界に新しい進歩をもたらしました。私たちは、環境にやさしい技術における当社のリーダーシップが再びWardsに認められたことに感激しています」と語っている。

2022年の「Wards 10 Best Engines & Propulsion Systems」賞の授賞式は、2022年10月26-27日に米国ミシガン州デトロイトで開催される電動化会議「Auto Tech」の2日目に行われる予定だ。

画像: ヒョンデは「Wards 10 Best Engines & Propulsion Systems」を15回も受賞している。

ヒョンデは「Wards 10 Best Engines & Propulsion Systems」を15回も受賞している。

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