フェルスタッペンは無理せずレインタイヤのデータを収集
鈴鹿にやってきたレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリのマシンに「HONDA」のロゴがあしらわれている。これはホンダとレッドブル・グループとのさらなる協力関係強化を示すもので、日本GPだけではなく、2022年の最終戦アブダビGPまでつけられることになったという。
このほか、日本GP開幕前に、11月27日に開催される「ホンダ・レーシング サンクスデー2022」にレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリー、角田裕毅が参加すること、ペレスがホンダ・レーシングスクール・鈴鹿のアンバサダーに就任し、11月に開催されるドライビングアカデミーに参加することもあわせて発表された。
さて、日本GPは金曜日にいよいよ開幕。チャンピオンに王手をかけるマックス・フェルスタッペンや凱旋グランプリに挑む 角田裕毅ばかりでなく、3年ぶりの開催で大きな盛り上がりを見せているが、初日は朝から雨で、気温15度、路面温度19度と寒く、路面はフルウエットとなった。
12時から行われたフリー走行1回目は深溝のウエットタイヤで始まり、いったんインターミディエイトに交換するところまで回復したものの、各チーム、本格的なタイムアタックとはいかず、レインタイヤのデータ収集にとどまった。
朝から降り続く雨は午後になってもなかなか止まず、フリー走行2回目も1回目とほとんど変わらない状況。セッション半ばで雨がほぼ止み、路面が乾き始めたところでメルセデスの2台が新品のインターミディエイトを装着して1-2タイムを記録したが、それ以上に路面が大きく好転することはなかった。
週末の天気は、土曜日は晴れ、日曜日に再び崩れるという予報で、各チーム、天候をにらみながら、レインタイヤを温存しつつデータを収集する形で初日を終えた。
ただし、金曜日にドライタイヤのデータを収集できなかったので、土曜日の予選直前に行われるフリー走行3回目が重要なセッションとなりそうだ。
■2022年F1第18戦日本GP フリー走行1回目 結果
1位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー) 1:42.248
2位 55 C.サインツ(フェラーリ) 1:42.563
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ) 1:42.634
4位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー) 1:43.022
5位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ) 1:43.258
6位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 1:43.362
7位 47 M.シューマッハー(ハース・フェラーリ) 1:43.761
8位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) 1:43.889
9位 77 V.ボッタス(アルファロメオ・フェラーリ) 1:43.969
10位 11 S.ペレス(レッドブル) 1:44.234
******
16位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)1:44.878
19位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル) 1:46.192
■2022年F1第18戦日本GP フリー走行2回目 結果
1位 63 G.ラッセル(メルセデス) 1:41.935
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス) 1:42.170
3位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 1:42.786
4位 11 S.ペレス(レッドブル) 1:42.834
5位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ) 1:43.187
6位 55 C.サインツ(フェラーリ) 1:43.187
7位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー) 1:43.533
8位 77 V.ボッタス(アルファロメオ・フェラーリ) 1:43.733
9位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー) 1:43.884
10位 24 周冠宇(アルファロメオ・フェラーリ) 1:44.525
****
14位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル) 1:45.257
19位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)1:47.109
■2022年F1第18戦日本GP タイムスケジュール
◎10月8日土曜日
フリー走行3回目:12時〜13時
予選:15時〜16時
◎10月9日日曜日
決勝(53周):10月9日14時〜