免許を取得したばかりの人は、いよいよ自分のクルマを運転できるとワクワクしていることでしょう。しかし、免許を取って1年間は「初心者マークをつける義務」と、「交通違反のペナルティが重い」ということをお忘れなく。
初心者マークを貼らないと罰則あり
免許を取ってから1年間、初心者マークをつけないで運転してしまうと、「初心者標識表示義務違反」となり罰則があります。
反則金：4000円
違反点数：1点
「初心運転者期間」と「初心者講習」
違反点数が1点なら大丈夫だと油断していると危険です。お忘れの方がほとんどかと思いますが、免許取得後1年間は「初心運転者期間」と呼ばれ、違反点数が3点以上となった人には学科と実技の両方を行う「初心運転者講習」を受ける必要があります。
講習を受講しなかった場合は初心運転者期間終了後に再試験を受験しなくてはなりません。また、この再試験を受けなかった、もしくは不合格の場合には、免許が取り消されてしまいます。
ちなみに、講習手数料は普通免許で1万5950円、原付免許で1万700円とかなり高額です。交通ルールをきちんと守ることを心がけましょう。
初心運転期間に交通違反の点数が3点以上になると、普通車で7時間、原付で4時間の講習を受ける必要があります。
初心者をいじめる行為にも罰則がある
また、初心者マークを貼っているクルマに対して強引な割込みや幅寄せ等の危険運転をすると、「初心運転者等保護義務違反」として罰が課されます。
反則金（普通車）：6000円
違反点数：1点
誰にでも初心者の時期はあるわけですから、初心者マークのドライバーを見かけたら割り込みや幅寄せでイライラをぶつけるのではなく、安全な距離を保ち優しく見守ってあげましょう。
初心者ドライバーをいじめるのではなく、運転の「先輩」としてお手本を見せてあげましょう。
