高級、上質、贅沢、豪華など、いわゆる「良い」と言われるものの表現の仕方にはいろいろある。しかし、それを理解して自分のものにするには、そこにどういう違いがあるのかをわからなくてはいけない。価格とは、あくまでも目安だ。DSが挑戦する独自の世界観を、2台のモデルから描いてみたい。(Motor Magazine 2022年11月号より)

最先端パワートレーンとの融合でDSは進化し続ける

今回はいずれもピュアなガソリンエンジンモデルでの試乗となったが、各モデルには他に「Eテンス」と総称される電動グレード(BEVもしくはPHEV)の用意もあり、こちらも注目に値する。

画像: 1.6L直4ターボエンジンと8速ATの組み合わせ。PHEV仕様のEテンスは同エンジン+モーターとなる。(DS9 オペラ ピュアテック)

1.6L直4ターボエンジンと8速ATの組み合わせ。PHEV仕様のEテンスは同エンジン+モーターとなる。(DS9 オペラ ピュアテック)

なぜならパワートレーンテクノロジーの最先端と融合させて初めて、サヴォア フェールによって生まれたファッション性際立つ自動車=DSオートモビルが成立すると思うからだ。デザインスペシャルなポジションの確立である。

果たして、DS第2の歴史はこれからどんな物語を紡ぎ出してくれるのだろうか。

これまで以上のデザイン面における挑戦もさることながら、自動車の根幹に関わる場面(ハードウエアのみならずソフトウエアも含む)での革新にも大いに期待したい。それこそが自動車界における最新のメゾンであるDSオートモビルの果たすべき、もっとも大きな役割であると思うのだ。(文:西川 淳/写真:伊藤嘉啓、赤松 孝)

■DS4 リヴォリ ピュアテック主要諸元

●全長×全幅×全高:4415×1830×1495mm
●ホイールベース:2680mm
●車両重量:1420kg
●エンジン:直3DOHCターボ
●総排気量:1199cc
●最高出力:96kW(130ps)/5500rpm
●最大トルク:230Nm/1750rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・52L
●WLTCモード燃費:17.7km/L
●タイヤサイズ:205/55R19
●車両価格(税込):449万円

■DS9 オペラ ピュアテック主要諸元

●全長×全幅×全高:4940×1855×14605mm
●ホイールベース:2895mm
●車両重量:1640kg
●エンジン:直4DOHCターボ
●総排気量:1598cc
●最高出力:165kW(225ps)/5500rpm
●最大トルク:300Nm/1900rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・60L
●WLTCモード燃費:15.0km/L
●タイヤサイズ:235/45R19
●車両価格(税込):728万円

This article is a sponsored article by
''.