2021年のメキシコGPはフェルスタッペンが快勝
昨年2021年のメキシコGPは、予選でライバルのメルセデスに完敗を喫して3番グリッドからスタートしたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、決勝ではスタートで一気に首位を奪うと圧倒的なペースで優勝した。王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)はフェルスタッペンにまったくついていけず、後方からより速いペースで迫るセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)のアタックに防戦一方。なんとか2位のまま逃げきったという結果だった。
これにより、チャンピオンシップの行方はドライバーズ、コンストラクターズとも混沌としたものになっている。
【参考】2021年F1第18戦メキシコGP決勝 結果
1位 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)71周
2位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+16.555s
3位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダ)+17.752s
4位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)+63.845s
5位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+81.037s
6位 55 C.サインツ(フェラーリ)+1周
7位 5 S.ヴェッテル(アストンマーティン・メルセデス)+1周
8位 7 K.ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ)+1周
9位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー)+1周
10位 4 L.ノリス(マクラーレン・メル セデス)+1周
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リタイア 22 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
タイヤを供給するピレリは、メキシコGP開幕にあたって「タイヤにとって、鈴鹿(日本GP)は横方向の力が重要で、オースティン(アメリカGP)ではタイヤにあらゆる方向から力がかかっていました。そして、今週末のメキシコはトラクションとブレーキングが焦点になります。このサーキットはグリップがあまりなく、タイヤのエネルギー需要は大きくありません。ここは標高が高く、薄い空気はエンジンだけでなく空力にも影響を与え、特に低速でのダウンフォースが少なくなります。また、日中の気温の変動が大きいことも特徴で、チームは温度に注意を払う必要があるでしょう。タイヤコンパウンドは先週末と同様、ハードがC2、ミディアムがC3、ソフトがC4です」と分析している。
さて2022年のメキシコGPはどんなレースとなるのか。メキシコGPは、10月28日金曜日13時(日本時間29日土曜日3時)からのフリー走行1回目で開幕、予選は10月29日15時(日本時間29日 日曜日5時)、決勝は10月30日14時(日本時間31日月曜日早朝5時)に開始される。
2022年F1第20戦メキシコGP タイムスケジュール
フリー走行1回目:10月28日13時〜14時(日本時間10月29日03時〜04時)
フリー走行2回目:10月28日16時〜17時30分(日本時間10月29日06時〜07時30分)
フリー走行3回目:10月29日12時〜13時(日本時間10月30日02時〜03時)
予選:10月29日15時〜16時(日本時間10月30日05時〜06時)
決勝(71周):10月30日14時〜(日本時間10月31日05時〜)