アルピーヌ・ジャポンは、アルピーヌ A110をさらに軽量化し、専用シャシで走りの性能を劇的に向上させた「A110R」を2022年11月下旬から受注を開始する。詳細なスペックは未発表だが、まずはディテールを写真で紹介しよう。

「R」は「Radical(ラディカル=過激)」を意味する

1960年代にラリーなどで活躍した名車、アルピーヌA110。その名を受け継いで登場した新生アルピーヌA110は、アルピーヌがF1をはじめとするモータースポーツで培ったノウハウを活かしてエアロダイナミクスを突き詰めて2017年に登場した、ライトウエイトスポーツだ。

今回、日本デビューを果たしたA110Rは、ボンネット、エンジンカバー、ホイール、シートなどにカーボン(CFRP)を採用して軽量化を図り、その総重量は1100kgを切る。エクステリアも、新形状のディフューザー、スワンネックタイプのリアスポイラーマウント、サイドスカート、エアインテーク付きフロントボンネットなどが採用されている。

パワートレーンはA110SやA110GTと同じ、最高出力300ps、最大トルク340Nmを発生する1.8Lの直4 DOHCターボを搭載。これに7速DCTを組み合わせ、ローンチコントロールを使用すれば0→100km/h加速はわずか3.9秒という俊足を誇る。また、A110Sよりも10mm車高が低められ、ロール剛性が高められた専用シャシには、車高調整機能と減衰力調整機能付きダンパーが組み合わされている。

日本仕様のA110Rは限定車ではなく、A110シリーズのカタログモデルとして販売され、11月下旬から受注が開始される予定だが、現段階では車両価格はまだ発表されていない。外寸などの詳細なスペックも同時に発表される予定だが、まずはその発表を楽しみに待つことにしよう。

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