画像: 日産エクストレイルの買取価格を公開!高額査定を引き出すポイントと買取店の選び方

日産エクストレイルは、ウインタースポーツやキャンプといったアウトドアで人気なモデルで、中古車市場でも数多く取引されている車種です。また、国内だけでなく海外でも人気なので、低年式で過走行でも意外な高値が付きやすいと言えるでしょう。ここでは、エクストレイルの実勢買取価格を紹介し、少しでも高く買取してもらう方法をお伝えします。

国産の複数自動車メーカーが都会派スタイルで登場させているのに対し、日産のミドルサイズSUVとして登場したエクストレイルは機能性を重視したことで一躍人気車種になりました。価格も手頃で本格的な悪路走行もできることから、幅広い方々から支持を集めています。

エクストレイルに用意されたオールモード4×4は、2WDから4WDまで状況に合わせて変えられ、本格的に4WDロック機能も備えています。また、武骨過ぎないデザインが魅力的であり、中古車市場でも高い人気になっています。

様々な人気装備は初代から受け継がれ、特に濡れたものをそのまま載せられるシートやマット、取り外して洗えるラゲッジボードはユーザーから高評価を得ており、買取でもその機能が高評価されていると言ってよいでしょう。

このように、非常に多くの魅力を持ったエクストレイルは、中古車買取でも高値が期待できるモデルです。

ここでは、楽天Car車買取からの情報提供のもと、エクストレイルの実勢買取価格を紹介し、少しでも高く買取してもらう方法をお伝えします。

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エクストレイルの買取価格データを公開!

いくつもの自動車メーカーが上質さや高級感を醸し出すスタイルのSUVを登場させる中、2000年に日産からデビューしたエクストレイルは道具感を前面に打ち出して幅広いユーザーの心を掴み、日本だけでなく海外でも人気の車種となりました。

2022年7月に4代目が登場しましたが、中古車市場では3代目より以前のモデルが主力になっています。3代目では大幅にスタイル変更されたことで、逆に初代や2代目の注目度が高まったことでファンが増えたことも特徴です。

画像: 現行型、4代目エクストレイル。

現行型、4代目エクストレイル。

初代エクストレイル実勢買取データ

初代エクストレイルは、4人が快適に乗車でき、かつ200万円で購入できるSUV・クロカンとして登場しました。20代から30代の若い層をターゲットとして開発され、スタイリングがオシャレであることや、濡れたまま乗車できるなど機能性の高さが特徴です。

すでに20年以上経つ初代もいまだに根強い人気があり、中古車市場でも数多く流通しています。

画像: 初代エクストレイル。

初代エクストレイル。

気になる実勢買取価格は以下の通りです。

年式買取総額
2001年152,000円
2003年101,200円~118,000円
2004年82,000円~87,500円
2005年135,000円
2006年152,000円

※情報提供:楽天Car車買取

初代エクストレイルは、185万円から282万5000円という価格設定で登場し、上級モデルでもそれほど高額ではありませんでした。それにもかかわらず、20年以上経った今でも平均的に10万円を超える買取額が提示されることから、人気の高さを窺えます。

ここまで古いクルマになると、買取では年式よりも程度の良さが評価に影響する割合が大きいです。つまり、古くても程度が良ければ年式が新しい車種を上回る買取額が提示されます。もちろん、内外装の状態が良く、走行距離が少ないほど高額になるのは言うまでもありません。

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2代目エクストレイル実勢買取データ

初代のDNAを受け継いだ2代目エクストレイルは、アウトドアを満喫できる「タフ・ギア」をコンセプトに登場しました。最大のウリである全天候型4WDは、多くの方たちから支持され、中古車市場でも高い人気を誇ります。

画像: 2代目エクストレイル実勢買取データ

気になる実勢買取価格は以下の通りです。

年式買取総額
2007年162,000円~180,000円
2008年135,600円~400,000円
2009年265,000円~575,000円
2010年190,000円~746,300円
2011年556,500円~884,600円
2012年509,000円~814,000円
2013年472,000円~756,000円

※情報提供:楽天Car車買取

買取価格を見ると、登場当初の2007年モデルを除き、高額査定を出す個体が存在し、40万円以上で買取されていることから、2代目でも高額査定のチャンスがあることがわかります。

2008年からコモンレール式のディーゼルエンジンが登場するなどの小変更が繰り返され、性能と使い勝手が向上している他、2010年には、マイナーチェンジでフロントフェイスが大幅に刷新され、テールランプがLED化されたほか、ディーゼルエンジンに6速ATが用意されたことなどもあり、買取価格は2010年以降から高値で推移しています。

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3代目エクストレイル実勢買取データ

2013年にフルモデルチェンジされ3代目となったエクストレイルは、2代目までのオフローダー的なデザインから都会派デザインに一新され登場します。

とはいえ先代までのタフな走破性能にはさらに磨きが掛かっており、本物の4×4として人気を集めています。

画像: 3代目エクストレイル。

3代目エクストレイル。

気になる買取価格ですが、実勢買取価格は以下の通りです。

年式買取総額
2014年1,010,000円~1,516,700円
2015年688,000円~1,320,000円
2016年858,000円~1,853,200円
2017年1,068,400円~1,715,100円
2018年1,555,000円~2,479,000円
2019年2,213,400円~2,229,800円

※情報提供:楽天Car車買取

さすがに3代目になると、かなり良い金額で買取されているほか、年式が新しいほど高額査定になっています。

新車価格も300万円を切る価格帯であるにもかかわらず、6年前でも200万円にせまる買取価格には驚きます。さらに、3年前でも200万円を超える平均価格で買取されており、エクストレイルの中古車市場での人気の高さがうかがえます。

初代や2代目と違って年式の新しさが買取価格に影響する割合が大きいです。少しでも高く売るなら、年式が落ちないうちに早めの売却を行ったほうがいいでしょう。

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エクストレイルの中でも高額査定が期待できるモデルやグレードは?

国内外で高い人気を誇るエクストレイルですので、ある程度の高額査定が期待できると言えますが、中でもさらに高額査定が期待できるのは以下のようなモデルやグレードです。

  • オフロード性能を堪能できる4×4なら高額査定
  • 古いモデルでも上級グレードなら高額査定
  • ディーゼルエンジンの個体
  • オーテックグレードは高額査定
  • ブリリアントホワイトパールやダイヤモンドブラックの個体

オフロード性能を堪能できる4×4なら高額査定

エクストレイルは、本格的にオフロード走行をこなせる車種なので、その本領を発揮させるには4WDであることが絶対条件です。エクストレイルの駆動方式は、FFと4WDの2タイプがありますが、4WDであれば高値査定が期待できます。

エクストレイルの4WDは、副変速機が付いているわけでもなく、ラダーフレームでもないのでヘビーデューティなオフロード車というわけではありません。それでも2WDと4WDの切り替えが簡単で、オートコントロールスイッチやロック機能まで備わり、一般の方でも手軽に悪路走行を楽しめることが魅力です。

特に、エクストレイルの購入者層は、冬はスノボーやスキー、そして夏はサーフィンやキャンプなど、アウトドアを満喫する方も多く、タフさを求めて4WDに人気が集まっています。

古いモデルでも上級グレードなら高額査定

エクストレイルは古いモデルにもいまだに根強い人気があり、上級グレードならギリギリ買取されるどころか思いがけない高値で買取されることもあります。

例えば初代なら、当時のSUVとして国内初の280psを誇るエンジンを搭載したエクストレイルGTが高い人気を誇ります。

パワーがあると、雪道などの脱出でアクセルワークに気をつかわなければならないことも確かにありますが、4人乗車の坂道走行でも余裕の走りを実現できる魅力があります。

また、当時モータースポーツでも活躍したSRエンジンを搭載しており、その頑丈なエンジンは、タフな構造で現代においても十分その性能を発揮できるため、いまだに衰えを感じないことも人気を維持している理由のひとつでしょう。

このように、古くてもパワートレーンが問題なければ、エクストレイルの性能を発揮できるので、頑丈なSRエンジンを積んだGTが人気です。

ディーゼルエンジンの個体

現行型までエクストレイルを見ると、パワーユニットにガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、そしてハイブリッドの3タイプがありますが、中でも人気なのは燃料費が抑えられ、太いトルクでグイグイ走らせられるディーゼルエンジンモデルが人気です。

ディーゼルエンジンモデルは、ガソリンモデルの2Lエンジンや2.5Lエンジンよりパワーもトルクも上回り、しかも燃費もクリーンディーゼルなのでガソリンエンジンより優れています。さらに、昨今の燃料費高騰から軽油が維持費の面でも優れている点も見逃せません。

3代目にハイブリッドモデルはありますが、e-Powerではないことから、それほど人気が出ていない印象です。

オーテックグレードは高額査定

エクストレイルには、日産車をカスタマイズするオーテックグレードが存在し、人気が高く高額買取されます。

初代からオーテックジャパンが手掛ける特別仕様車は存在しましたが、2代目から登場したエクストリーマーXは、現行モデルでも販売されており、高い人気を誇ります。特にワイルドさを強調したスタイルは、若い世代に響くところも多いため中古車市場でも人気のあるグレードです。

オーテックグレードは、新車販売価格も標準車に比べて割高ですが、買取でも標準車よりかなり差を付けた高値を付けることも多いほか、専用色のオーテックブルーの場合、さらに高額査定が期待できます。

ブリリアントホワイトパールやダイヤモンドブラックの個体

国内のほとんどのクルマがホワイトとブラックに人気が集中するように、エクストレイルもホワイト系のブリリアントホワイトとブラック系のダイヤモンドブラックが1、2を争う人気色です。

ブリリアントホワイトパールとダイヤモンドブラックパールは、2代目から採用されたボディカラーで、現行モデルでも採用され続けています。

どちらも有償色ですが、その費用を十分回収できるプラス査定カラーなので、この2つのボディカラーなら買取価格は期待が持てます。

また、明るいカラーで汚れや小傷が目立ちにくいとしてブリリアントシルバーも人気カラーのひとつで、こちらは標準色なので新車時に追加費用が必要ありません。程度が良ければかなり買取に期待できるカラーでしょう。

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エクストレイルを少しでも高く売却するためのポイント

そもそも高額査定がで期待できるエクストレイルですが、ほんの僅かの工夫を組み合わせることでさらなる高額査定を狙うことも可能です。

ここからはエクストレイルを少しでも高く売るためのポイントについてお伝えします。具体的には以下の通りです。

  • 出来るだけ多くの買取店で査定する
  • オフロード使用の頻度が高いので内外装の汚れをキレイに
  • 付属品は全て一緒に査定する
  • 整備記録簿を用意する
  • カスタムパーツ装着車は専門業者で査定する

出来るだけ多くの買取店で査定する

エクストレイルを少しでも高く買取してもらうなら、査定をとる買取店の数はできるだけ多い方が良いでしょう。それは、すべての買取店で提示する査定額が異なるからです。

買取店は、それぞれ独自の流通ルートを持っており、卸先にエクストレイルの需要があるほど高値での買取(積極的な買取)を行うことが可能となります。つまり、得意先を抱えている買取店に当たれば、高く買取してもらえるということです。

しかし、我々一般ユーザーが買取店の事情を知ることなどできません。なので、ひとつでも多くの買取店で査定を取り、金額を比べることが重要になるのです。

ここでおすすめなのが、一括査定です。もちろん自分で買取店を回ってもいいのですが、一括査定を使えば出張査定で簡単に複数社の査定額を比較できます。また、楽天Car車買取なら地域の枠を超え、全国の買取店からの入札を受けられるので非常におすすめです(中にはSUV専門店なども含まれているため、より高値での買取がつくチャンスがあります)。

こうしたサービスを上手に使い、複数社の査定を比べ、一番高く買取額をつけた買取店に売却してみてはいかがでしょうか。

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オフロード使用の頻度が高いので内外装の汚れをキレイに

悪路走行が得意なエクストレイルですから、アウトドアで使用した人も多いでしょう。それゆえに、内外装の汚れも目立つので、買取査定前にはキレイにクリーニングしておきましょう。

多少の汚れはそれほど査定には影響しませんが、明らかに汚れが酷いと、本当にクルマを大切にしていたのか査定士も不審に感じます。

実際には問題なくても、「クルマの機能にも影響があるのではないか」と査定士は不安になり、通常よりも低い査定額を提示されることもあります。

なので、査定前には外装・内装を十分キレイにしておくことを心がけましょう。

外装の汚れだけでなくタイヤハウス内や下まわりの汚れもキレイに

SUVではタイヤハウス内や下回りの洗車も重要です。特にタイヤハウスは、タイヤとフェンダーとの隙間から汚れ具合が見えるので、丁寧な洗車が必要です。

また、アウトドアでの使用頻度が高く、藪などでクルマのボディを擦っていると、細かい擦り傷が付着しています。本来スリキズは磨き作業が必要になりますが、磨き作業はかなり大変です。そこでスリキズの中でも、爪に引っかからないごく浅いキズの場合は、半ネリワックスで磨いてみましょう。

ワックスは、浅いキズを埋めてキズを目立たなくさせるので、コキズが目立つ濃色車に有効な方法です。

このほか、コーティングを施工している方もいるかと思いますが、長く使用していると、コーティングの耐久性が弱くなっていますから、復活剤などを使用してメンテナンスすると、コーティング施工直後のような輝きに戻せるので参考にしてください。

内装汚レはキレイにしてピカピカに

内装は、掃除機を使用してゴミをキレイに吸い取り、同時に拭き掃除も入念に行いましょう。シートや荷室には、防水素材を使用しているので、汚れはほとんど見られないですが、トリム類やカーペット、そして天井などには汚れが付着していますから、拭き掃除でキレイにしましょう。

内装の汚れは車内の生活臭の原因となります。普段の洗車で拭き掃除をしていない場所があったら、硬く絞った雑巾で入念に拭き掃除しましょう。

特に、ペット同乗を頻繁にしていたクルマは、ペット臭や抜け毛が大きなマイナス査定になるので、ペット同乗の痕跡を消す必要があります。抜け毛は専用の抜け毛取りブラシを使用し、ペット臭も除去できる脱臭剤などを駆使してキレイにしましょう。

車内をくまなく拭き掃除すればほとんどの場合臭いは緩和されます。ペット臭も車内を丁寧に拭き掃除し、場合によっては中性洗剤を薄めた洗剤で拭くようにするとよいでしょう。場合によっては査定の数週間前から脱臭剤を使っておくことも効果的です。

とにかく車内臭はマイナス査定の原因になりますので、十分にケアしておくことをお勧めします。

付属品はすべて一緒に査定する

新車購入時に、オプションだけでなく標準で装備されているパーツがありますが、査定時には全て一緒に査定することがプラス査定を逃さないテクニックです。

フロアカーペットなどは、純正を取り外して社外品を使用している方もいますが、買取査定では、純正フロアカーペットのほうに価値があるので、取り換えているようなら元に戻します。ラゲージルームも専用マットを購入していたら、取り外さずにそのまま査定したほうが有利でしょう。

また、トノカバーなど、クルマから取り外しができるパーツも、全て元の位置に戻します。特にクルマにカスタムを加えていると、カバーを取り外していることもあるので、それらも元に戻しておきます。

このほか、車検証入れもビニール製ではなく、ウルトラスエードの車検証入れもあるので、純正車検証入れは、そのまま査定に出すようにした方が評価は高くなります。

整備記録簿を用意する

クルマには整備記録簿が常備されています。クルマの健康状態を知るうえで重要な書類なので、必ず査定時には提出しましょう。

整備を行うと整備記録簿にいつ、走行距離何kmの時にどのような部品を交換したのか記載されます。これは、買取後にどのような整備が必要なのかひとつの指標となるため、査定士は整備記録簿を必ず確認しているのです。そこで、整備記録簿を準備する場合は、時系列でわかりやすいように揃えておくと親切です。

車検証入れにキレイに収まっていればよいですが、中にはグローブボックスの奥で丸まっていることもあるので、査定前によく確認しましょう。

カスタムパーツ装着車は専門業者で査定する

エクストレイルをカスタムした車両も多く見られますが、通常の買取では純正が好まれます。そこで、カスタムしているなら、カスタム車を専門に扱う買取業者で査定するとよいでしょう。

カスタムは、オーナーの好みが強く反映されているので、買取に出す場合はカスタムした部分をアピールできるようにしておきましょう。それと同時に、ある程度の注意点もカスタム専門買取に伝える必要があります。

カスタムのジャンルは幅広くありますが、重要なことは保安基準に適合しているかです。カスタムが行き過ぎて、車検に受からないような状態だと、カスタム専門買取店でも買取不可になるので注意してください。

また、カスタムによっては、すぐに純正に戻せる場合もあるでしょう。そういった場合は、できるだけ純正に戻してから一般中古車買取出査定するのもアリです。もちろん、自分で交換できない場合でも、簡単に純正に戻せるのであれば、純正パーツと一緒に査定しても問題ありません。

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エクストレイル売却時の注意点

エクストレイルは高額買取に期待が持てる車種ですが、売却時には注意点もあります。売却を有利に進めるためにも、以下の5つの注意点を抑えておきましょう。

  • ①悪路走行が多いなら走行に支障がないか確認
  • ②外装のへこみなどは修理しない
  • ③下取りだけでなく買取査定も実施する
  • ④海外でも人気なので輸出業者も視野に査定する
  • ⑤専門業者だけでなく一般買取でも査定する

①悪路走行が多いなら走行に支障がないか確認

エクストレイルで悪路走行を繰り返していると、下回りに思いもよらないトラブルを抱えていることもあります。そこで、オンロードを走行してハンドルに違和感がないのか、乗り心地が不自然ではないか確認します。

悪路走行で危惧されるのが、サスペンションの不具合です。サスペンションは多くのパーツが組み合わさっていますが、どれかひとつでも不具合があると異音が発生したり、乗り心地にも影響します。

また、下まわりを強打した経験があれば、サスペンションやホイールアライメント(タイヤの整列状態)に歪みが発生していることもあります。

これらの不具合は、調整で簡単に直ることもありますが、部品交換で高額な費用が発生することもあります。そこで、なにか不自然な状態があるなら、専門工場で点検してもらい、修理が必要か判断してもらうことです。

もちろん、これから売るクルマなので、あまりにもひどく故障している場合は、修理してもその費用は回収できない場合が多いので、そのまま査定に出した方がいいですが、数千円の調整で直るようであれば、調整を依頼してから買取査定に出した方が良いでしょう。

②外装のへこみなどは修理しない

アウトドアで使用して、クルマにキズやへこみを作っていることがありますが、基本的に買取査定に出すなら、キズやへこみは修理しない方がお得です。

キズやへこみの修理は、すぐに5万円を超える修理費用になりますが、修理したからと言ってその費用を買取価格で補填できません。というのも、キズやへこみのマイナス査定額は、業者での修理原価をもとに査定されるので、一般修理費用よりかなり安いからです。

例えば、一般修理で10万円と言われても、マイナス査定では3万円や4万円で済む場合も少なくありません。

ただし、フロントバンパーなどの割れは、中古パーツで交換修理ができるので、バンパー交換やヘッドライト交換など、新品修理では高額になるパーツは、中古品で修理してからのほうがお得になるでしょう。もちろん、自分で交換できなければ、業者にお願いするので費用は高くなりますから、修理見積と査定額を比べてお得な方法を選択したほうが良いと言えます。

③下取りだけでなく買取査定も実施する

クルマを乗り換える場合、下取を選ぶ方も多くいます。もちろん、エクストレイルは人気車種なので、下取でも高額査定を出してもらえる期待値は高いですが、本当に一番高く買取してもらえるか判断するためにも買取査定と比較してみましょう。

下取と買取の違いは、いつクルマを引き上げるかが大きく異なります。つまり、引き上げる時期が早いほど、相場が下がる前に売却できますが、引き上げる時期が後ろにずれ込むほど査定額は下がっていきます。

特に最近は新車納期が遅れているので、下取査定しても1年後の引き取りなんてこともあります。つまり、下取しても現在の相場ではなく、1年後の相場になる場合もあるということです。その反面、買取ならタイムリーな買取額を提示するので、現在のもっとも高い査定額が提示されます。

クルマは、時間と共に値下がりする商品なので、出来るだけ早い方が高く売れますから、下取で引き上げる時期が何時なのか確認するとともに、買取査定をして比較することも重要です。

低年式車を売却するなら、下取りより買取が有利

低年式の古いエクストレイルを下取査定することもあるでしょう。もちろん、ディーラーでも下取りは可能ですが、買取に比べると査定額は厳しいでしょう。

ディーラーではできるだけ程度が良い新しいクルマを販売するので、買取店のように古いエクストレイルが欲しい顧客はほとんどいないと言ってよいでしょう。また、同じ日産車なら古くても下取される可能性は高いですが、他メーカーのディーラーでの下取は厳しくなる傾向にあります。

ディーラーも認定中古車を販売しますが、一般中古車販売店より程度が良くなければユーザーも納得しません。もちろん繋がりを持つ中古車の買取店や販売店から依頼を受けて業販することもあるので、下取にある程度期待を持てます。

このようなことから、低年式でもディーラーで下取りする場合もありますが、低年式を欲しい顧客を抱えている割合が少ないので、低年式であれば買取店を優先して査定したほうが良いでしょう。

④海外でも人気なので輸出業者も視野に査定する

エクストレイルは、国内だけでなく海外向けにも販売されているので、国内向けに流通する中古車買取で良い査定額が提示されない場合は、輸出専門業者で査定してみましょう。

海外でも新車販売されるエクストレイルは、安く購入できる中古車が人気です。特に日本で使用されるエクストレイルは、車検制度の影響もあって「非常に程度が良い」ことでも知られています。

国内向けでは年式や走行距離によって査定0円ということもありますが、海外向けであればそれほど影響はありません。古くても過走行でも現役で動くことがポイントであり、しかもほんの些細な故障であれば、現地の安い賃金で修理できるので思わぬ金額で買取されるでしょう。

⑤専門業者だけでなく一般買取でも査定する

エクストレイルの買取には、エクストレイルを扱う専門店や4WDを専門に扱う買取業もあります。しかし、本当に欲しくなければ、それほど高値を付けることがないので、専門店だけでなく一般中古車買取でも査定してみましょう。

エクストレイル専門店では、中古車販売やカスタムを行いながら買取をしている店舗も多数存在します。そういった店舗は、エクストレイルを欲しい顧客を多く抱えているので、意外な高値を引き出す可能性があります。

逆に、売りたいエクストレイルを欲しい顧客がないと、オークション相場での買取になるのであまり期待できないでしょう。そこで、大手買取店数社で査定すれば、欲しい顧客を抱えている業者を見つけられますから、専門業差だけでなく、一般中古車買取でも査定して比較してみるとよいでしょう。

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エクストレイルの買取でよくある質問

Q.エクストレイルのローンが残っていますが買取できますか。

A.基本的にローンが残っていても買取は可能です。まずは残債を調べて買取業者に相談してみましょう。状況に応じて買取する方法を提示してもらえます。

Q.カスタム多数ですが、純正に戻した方がよいでしょうか。

A.カスタム車の場合は、車検に通るか確認しましょう。車検に通らないようではどこでも買取してもらえません。また、カスタム専門店に買取依頼すれば純正に戻す必要はありませんが、純正パーツも一緒に査定するとプラス査定になる場合もあります。

まとめ

世界的大ヒットとなった日産エクストレイルは、年式が古く過走行でも思いがけない金額で買取されます。それは実用性が高いクルマであることが大きなポイントであることや、装備がアウトドアに向いていることが理由です。

しかし、どこでも同じ金額で買取してもらえるわけではないので、買取査定をするなら、できるだけ多くの買取店で査定すると、高額査定を提示する業者を見つけられます。

もちろん、人気車種なだけに買取店でも売ってもらうために魅力的なセールスをしてきますが、本当に高値で売るには、比較検討が一番であることを忘れないように、一社だけに捉われないようにしましょう。

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