デザインはシンプルに。エアーとスパーダの2タイプを設定
ホンダのミドルクラス ミニバン、ステップワゴンは今回の新型で6代目にあたる。正式な発表・発売は2022年春の予定だが、それに先だって「#素敵な暮らし」をグランドコンセプトに刷新された内外装のデザインが公開された。今回から標準系は「ステップワゴン エアー」という名称が与えられ、カスタム系は従来型までと同様の「ステップワゴン スパーダ」との2タイプでラインナップされる。
エクステリアは初代や2代目のステップワゴンをオマージュしたシンプルでクリーンなデザインとされ、ベルトラインを下げてボディの分厚さを表現している。エアーは細いメッキモールを使用して上質感を表現し、スパーダはワイドかつ重厚なフロントグリルなどで力強く品格ある佇まいを表現している。
インテリアは、家族のための大空間を進化させた。水平基調でノイズレスなデザインは、乗る人の視野を安定させて車酔いを起こしにくくしている。2列目がキャプテンシートのモデルでは、シートを前後左右にスライドすることができ、さまざまなアレンジが可能だ。
外寸はエアーのFFで全長4800×全幅1750×全高1840mmと、従来型よりも全体的にひとまわり大きくなっている。全長はおよそ100mm、全幅も55mm広い3ナンバーサイズになったことはトピックといえる。パワートレーンのラインナップは従来型と同じく、2L 直4(145ps/175Nm)+モーター(185ps/315Nm)のハイブリッド「e:HEV」と、1.5L直4 VTECターボ(150ps/203Nm)が用意される。
ミドルクラス ミニバンは、トヨタ ノア/ヴォクシーのフルモデルチェンジモデルがほぼ同時期に発売されたし、日産 セレナも2022年11月にフルモデルチェンジされた。この新型ステップワゴンもまじえて、ミドルクラス ミニバンの市場が活性化していくことになりそうだ。