2023年2月6日(ベルギー・現地時間)、トヨタのミッドサイズSUV「RAV4」の欧州仕様カスタムバージョン「RAV4 GRスポーツ」が、ついに市販を開始した。期待された日本への導入予定は今のところ発表されていないけれど、RAV4の世界観をさらに広げてくれる要注目の1台だ。

「GRスポーツ」ならではのGメッシュ フロントグリル

画像: 押出しのあるGメッシュのフロントグリル。それに負けじと走りもタフだ。

押出しのあるGメッシュのフロントグリル。それに負けじと走りもタフだ。

トヨタのレースシーンを支える「トヨタ ガズーレング」。そのノウハウが、ミッドサイズ「RAV4」の欧州仕様に盛り込まれ、2022年10月にデビューを果たしたのが「RAV4 GRスポーツ」だが、いよいよ欧州のマーケットに投入されることとなった。

「RAV4 GRスポーツ」は、2.5Lエンジン搭載のハイブリッドルとPHEV(プラグイハイブリッド)の2タイプが用意され、駆動はどちらも4WDだ。

ハイブリッドのエンジンスペックは、最高出力178hp/最大トルク221Nmでシステム最高出力が22hp。片やPHEVのエンジンスペックは、最高出力185hp/最大トルク227Nmでシステム最高出力が306hpとなる。

エクステリアは、Gメッシュと呼ばれる立体的な網状のフロントグリルにまず目が奪われる。「GRスポーツ」ならではのスポーティな演出だが、実際のエアロ効果も期待できるという。そして、このGメッシュはリアバンパーにも採用されている。足元は、グロスブラックの軽量化された19インチのアルミホイールで引き締められる。

走行中にフロア下をモニタリング

画像: 走行中にフロア下を可視化できる「トヨタ パノラミック ビューモニター」を装備。

走行中にフロア下を可視化できる「トヨタ パノラミック ビューモニター」を装備。

インテリアは、ブラック基調。ドライバーが運転に集中できるようにとのことだ。シートは、もちろんタフなドライビングにも対応できるよう、高いホールド性を持つものが採用され、フロントシートのヘッドレストには「GRスポーツ」のロゴがあしらわれる。

そして、注目が「トヨタ パノラミック ビューモニター」の装備だ。これは、走行中の路面の状況をフロアー下も含め的確にモニターできるというものだ。

デジタルディスプレイは、12.3インチを装備。あらゆる車両情報を提供してくれるが、ちょっと気になるオプションが用意されている。それは、カジュアル、スマート、タフ、スポーティの4つのドライブシーンに対応してメーターのディスプレイ(ベースのメーター+3パターン)が変わるというもの。その時のドライバーの気持ちに寄り添う意味があるそうだ。

さて、エクステリア、インテリアと「GRスポーツ」ならでのものを紹介してきたが、一番のキーポイントはなんといっても「走り」。

「GRスポーツ」誂えのサスペンションは、フロントとリアともに、俊敏性と応答性をアップするために、コイルスプリングが固められている。同時に、ショックアブソーバーとコイルスプリングのダンピング係数の適合化も行われてた。

「RAV4 GRスポーツ」で、タフな走りを存分に味わってもらおうという趣向だ。

トヨタ RAV4 GRスポーツ ハイブリッド主要諸元

●全長×全幅×全高:4600×1855×16850mm
●ホイールベース:2690mm
●車両重量:1655-1730kg
●エンジン:直4DOHC+モーター
●総排気量:2487cc
●最高出力:131kW(178hp)/5700rpm
●最大トルク:221Nm/3600-5200rpm
●システム最高出力:163kW(222hp)
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:4WD
●WLTPモード燃費:5.7-5.9L/100km
●タイヤサイズ:235/55R19

トヨタ RAV4 GRスポーツ PHEV(プラグインハイブリッド)主要諸元

●全長×全幅×全高:4600×1855×16850mm
●ホイールベース:2690mm
●車両重量:1930-2000kg
●エンジン:直4DOHC+モーター
●総排気量:2487cc
●最高出力:136W(185hp)/6000rpm
●最大トルク:227Nm/3200-3700rpm
●システム最高出力:225kW(306hp)
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:4WD
●WLTPモード燃費:1.0L/100km
●タイヤサイズ:235/55R19

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