日本の軽自動車造りの技術やノウハウを活かす
アジアは、2014年にミラ イース（初代）をベースに初代が発売された、Aセグメントの5人乗りコンパクト ハッチバックモデルだ。ダイハツが日本の軽自動車造りで培ってきた低燃費・低価格の技術やノウハウを応用し、マレーシアの顧客ニーズを徹底的に追求した結果、累計販売台数は約57万台に達した。
軽自動車よりはひとまわり大きく、ダイハツ ブーンに全長と全幅はほぼ同じといったサイズだ。
今回のフルモデルチェンジでは、「The Exciting City Car」をコンセプトに、DNGA Aセグメント用プラットフォームを採用。D-CVTの搭載や車両の軽量化などにより、走行性能を向上させながら従来型より約7％燃費性能を向上している。また、国民車の中でも特にエントリーユーザーに向けた商品として、日本円換算で約117万円〜150万円と、リーズナブルな価格に設定している。
また、コンパクトなボディサイズの中で、広くて使いやすい室内空間や荷室スペースを実現しながら、「パワフル & アグレッシブ」をテーマに、より存在感あるデザインに刷新した。さらに、進化した衝突回避支援システム「スマートアシスト（現地名：アドバンスド セーフティアシスト）」を採用するなど、ユーザーの安全・安心への要望に対応している。
なお、プロドゥアは1993年にダイハツとの協業により創業した、小型車を中心としたマレーシア第二の国民車メーカーであり、2006年から2022年まで17年連続でマレーシア国内販売シェアトップを獲得している。2021年3月には、ダイハツの海外事業におけるDNGA第1弾となるコンパクトSUV「アティバ（Ativa）」、2022年7月には7人乗りMPV「アルザ（ALZA）」を発 売し、今回の新型「アジア」がマレーシアにおけるDNGA第3弾商品となる。
水平基調のインパネはロッキーともデザインが似ている。
プロドゥア アジア 主要諸元
●全長×全幅×全高：3760×1665×1495mm
●エンジン：1KR-VE型／1.0L 自然吸気
●トランスミッション：CVT（D-CVT）
●駆動方式：横置きFF
●乗車定員：5名
●小売り希望価格＜マレー半島＞：3万8600リンギット〜4万9500リンギット（約117万円〜150万円）
