イタリアのレーシングカー コンストラクターであるダラーラは、インディ500での初優勝から25年を記念して、同社が初めて手がけたロードスポーツ「ストラダーレ」にスペシャルパッケージを装着した限定モデルを発表した。

超速2ペダルMTにサーキットスペックのブレーキなど、全身が特別だ

画像: ダークグレーのアルカンターラ製シートには、23個の星が付けられている。

ダークグレーのアルカンターラ製シートには、23個の星が付けられている。

また、以下のような特別装備がパッケージされている。

●光沢仕上げに塗装されたカラーリング(オプションでカーボンファイバー剥き出しも設定)
●インディ500でダラーラのマシンが優勝した数を示す23個の星
●エディ・チーバーの初優勝から25年を象徴する「XXV(ローマ数字の25)」のロゴ
●グロスブラックのシングルナット ホイール
●ダークグレーのアルカンターラ製シート
●ダッシュボードのカスタム グラフィック
●コクピット内にレーザー加工された1998年インディ500優勝車のシルエット
●黄色いパドルシフトレバー
●インディ500 ウイークエンド イベントへの参加

だが、IR8 トリビュートがスペシャルなのは、これらの装備だけではない。2023年以降に注文されたストラダーレのトランスミッションには、EXPから派生した新しいAMT(ロボタライズド マニュアルトランスミッション)、いわゆるセミATと呼ばれる2ペダルMTが装備される。これにより、シフト時間は半分に短縮され、操作性が向上した。

さらに新開発のブレーキシステムにより、公道でもサーキットでもパフォーマンスを高めている。そしてインタークーラーも新しくなり、暑い夏でもエンジン性能を存分に発揮できる。これらのアップグレードは、ダラーラ EXPでの耐久テストなどから得られた最新のデータを基に開発されたものだ。

なお、ダラーラ ストラダーレは、日本ではアトランティックカーズが正規代理店となっているが、この限定モデルが導入されるかは現段階では未定だ。

画像: サーキット走行専用モデル EXP「IR8 トリビュート」。バルケッタのみのEXPはストラダーレよりエンジンがパワーアップされ、空力デバイスも大型化している。

サーキット走行専用モデル EXP「IR8 トリビュート」。バルケッタのみのEXPはストラダーレよりエンジンがパワーアップされ、空力デバイスも大型化している。

ダラーラ ストラダーレ 主要諸元(2017年発表時のバルケッタ)

●全長×全幅×全高:4185×1875×1041mm
●ホイールベース:2475mm
●乾燥重量:855kg
●エンジン種類:直4 DOHCターボ
●排気量:2300cc
●最高出力:400ps/6200rpm
●最大トルク:500Nm/3000-5000rpm
●トランスミッション:6速MT
●タイヤ:前205/40ZR18、後255/30ZR19
●駆動方式:横置きミッドシップRWD
●車両価格(税別):2370万円〜

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